口の中からあなたの健康にアプローチ（2/3）

歯磨きに対する意識を高めてほしい

　金子先生がまず皆さんに気をつけてもらいたいのが「歯磨きの仕方」です。毎日歯磨きをしているから安心ということはありません。きちんと汚れを落とす磨き方ができているかが重要です。「歯磨き粉を使うことで、口の中が泡だらけになり、磨いている感覚になってしまいます。磨けていないところがあると、磨き足りない状態が続くわけです。きっちり磨くときは、歯磨き粉をつけないで、自分の舌で確認しながら、ザラザラする感覚がなくなるまでやる。歯ブラシの動かし方も1本1本意識して磨くと大きくは動かせない。そうすると黙っていても10分以上はかかります」と金子先生は教えてくれました。

　とはいえ、日々の生活サイクルの中で毎回の歯磨きに10分間行うことは難しいのが現実。まずは、汚れを落とす磨き方を意識し、1日1回でいいので、じっくり磨く時間を取ると良いそうです。そして“磨いた気にならない”こと。1本1本を綺麗にするという認識を持って歯ブラシを動かすことが大切です。

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