防虫対策でウッドチップを使う際の注意点について
ウッドチップはガーデニングにもお使いいただけます。その使い方を見てみましょう。
ガーデナーは1年中忙しい
ガーデニングがお好きな方、ガーデナーは1年中忙しいと言いますね。春、夏、秋、季節ごとに咲く花々を見るのは嬉しいものです。そして、折々の種まき、球根の植え付け、剪定などさまざまな作業があります。もちろん冬も作業はたくさんあります。
本格的な方は、土づくりをなさいますし、寒い冬、暖かい部屋で方眼紙に向かって花壇の設計をするのもガーデナーならではの楽しみです。
しかし、そのためにはいろいろなことをしなければなりません。なかでも大変なのは草とりですね。ちょっとでも手を抜くと、あっちにもこっちにも芽を出してきます。そして、水やり、肥料、冬の霜よけ。やはり1年中忙しいということになります。
そこでご紹介したいのがウッドチップです。実はガーデニングとウッドチップは相性がいいのです。
ウッドチップの使い方
では、ウッドチップの使い方を見ていきましょう。
(1)雑草対策
まず、おすすめしたいのは雑草対策です。雑草は抜いても、次から次へと出てきます。「もう草とりはたくさん!」と、どなたもお思いになるのではないでしょうか。
草とりが終わった後がチャンスです。ウッドチップを厚めに(5㎝程度以上)敷いて雑草対策を施しましょう。土の表面を覆うことで雑草の発芽をおさえます。
(2)泥跳ね防止
雨が降った後、あるいは、水やりをした後、大事にしていた草花が枯れてしまった。そんな経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
水はけが悪いのか、水をかけすぎたのか、いろいろお考えになるとおもいますが、泥はねが原因かもしれません。雨や水やりによって泥がはねかえり、土の中の菌が葉や茎についたことが考えられます。ウッドチップを敷くことでこの泥はねをおさえることができます。
また、家の壁際に花壇を設けていると強い雨の後、壁が泥はねで汚れることがあります。この問題もウッドチップを敷くことで解消できます。
(3)土を守る
ガーデナーにとって土はとても大切なものです。用土の流出は草花にとって致命的です。ウッドチップを敷くことで、この用土の流出をある程度防ぐことができます。とくに傾斜がある場所には、用土流出対策としてウッドチップがおすすめです。
反対に土が硬くなってしまうのも困ります。硬くなるというのは、つまり、土の中の水分が少ないということです。土の中の水分が不足していれば、草花の根が十分に発育しません。土中の水分は土の表面からも蒸散します。ウッドチップでマルチング(地表をビニールなどで覆うこと)を行うことで、蒸散をおさえることができます。
さらに、地植えでもコンテナでも用土の急激な温度の上昇・下降は草花の根にダメージを与えます。ウッドチップを敷くと温度の上昇・低下を緩和する効果を期待できます。
(4)庭を美しく
ガーデニングの楽しみは四季折々に咲く花々、庭の中にすっと立つ樹木の姿だけではなく、庭全体の姿を作るところにあります。ウッドチップはその点でもおすすめしたい素材です。
木陰を作る樹木の下に明るい色合いのウッドチップが敷いてあると、その明暗も楽しいですし、コンテナの寄せ植えの根元にウッドチップが敷いてあると風情を添えます。また、雨にぬれたウッドチップは土とは違った情感を醸し出します。
ウッドチップは庭の美観という点でもさまざまな使い方ができる素材です。
(5)霜対策
そして、霜よけ。冬越しには欠かせませんね。
霜柱は地中の水分が凍ってできるものです。まず、地表が凍り、凍っていない地中の水分が吸い上げられ、その水分が凍り氷の柱を作ります。霜柱ができると草花の根が押し上げられダメージを受けます。その対策として昔からあるのはワラを敷く方法ですがウッドチップも効果があります。
ウッドチップを敷くことで、ワラを敷くのと同じように土の凍結や乾燥、そして、霜柱の発生をおさえる効果があるのです。
当社もガーデニングを・・・
当社にも花壇があり「社長花壇」と言います。
ささやかな花壇ですが、それでも、作業着を着込み、足元は長靴で固め、手には軍手、手ぬぐいの頬かむりに麦ワラ帽子、いでたちを万全に整え年中手入れをしています。花壇の土には堆肥や消石灰を入れ、マメトラ(手押しの小さいトラクターです)で耕し、草とりをし、季節ごとに好きな花を植えています。
また、大木の切り株に草花を植えたプランターを配し、これも会社の前に置いています。木を愛する当社ならではのオブジェと自負しております。巨大な切り株ですが、この巨大な切り株をご覧になるにだけでも損はありません。
花壇は当社で製造した天然素材のウッドチップ販売所の前にあります。花の咲く季節、一度、ご覧になってみて下さい。
当社製ウッドチップ共々よろしくお願いいたします。