テーブル製作
とある方より神社に奉納するぼんぼりをぜひオリジナルで造ってほしいと依頼され
製作しました。これを造るのに関わった匠は、工程段取り順に
松田木地師 -台座、柄を丸くロクロで削っていただきました。
滝沢建具工 -燈台部分の骨組み加工組み立て (当社の社員です)
藤原塗師 -朱色の漆を塗っていただきました。天候湿気をみながら一か月かかりました。
表具 -燈台部分の障子紙貼り、滝沢君がシボリのある曲線に見事に貼りました。
錺金具 -真鍮(本金鍍金) 伊勢より取り寄せました。
木彫師 -文字を名入れしていただきました。
この雪洞を製作するのにいろいろな匠の技をもって、やっと組み立て完成させました。
私もいい勉強をさせていただきましたが、ここにたずさわったおおくの方は、伝統工芸士ですが、
かなり大先輩です。
今ではコンピューターにより3次元で製作も可能でしょうが、技能を継いでいくむずかしさが、
みえました。いろいろと考えさせられます。