口臭・歯周病に新提案!話題の“ブルーラジカル歯周病治療”とは?
歯周病や口臭の原因菌を特定する「PCR検査」
~見えないリスクを数値化し、根本からの治療へ~
目次
「歯ぐきが腫れる」「最近、口臭が気になる」「治療しても改善しない」――
そんなお悩みはありませんか?
その原因、実は“歯周病菌”による感染かもしれません。
くに歯科クリニックでは、歯周病や口臭の根本原因となる細菌を特定できる「PCR検査」を導入しています。
従来は目に見えなかったリスクを、科学的な検査で“見える化”することで、より的確な治療と予防が可能になります。
■ 歯周病の正体は「細菌による感染症」
「歯周病=加齢や磨き残しのせい」と思われがちですが、実は細菌感染によって起こる慢性疾患です。
中でも重度の歯周病は、特定の歯周病原菌が長期間、歯ぐきの奥深くで悪さをすることで進行していきます。
しかも、初期段階ではほとんど自覚症状がないため、
知らず知らずのうちに悪化してしまうことも少なくありません。
■ 検査では、5種類の歯周病菌を高精度に検出
くに歯科クリニックでは、PCR法(遺伝子増幅法)を用いた歯周病菌検査を行っています。
この検査では、歯と歯ぐきの境目にあるプラーク(歯垢)を専用器具で採取し、
検査機関で以下の5種類の菌の有無や量を調べます:
- P. gingivalis(ポルフィロモナス・ジンジバリス)
- T. forsythia(タネレラ・フォーサイシア)
- T. denticola(トレポネーマ・デンティコーラ)
- A. actinomycetemcomitans(アグリゲイティバクター・アクチノミセテムコミタンス)
- F. nucleatum(フソバクテリウム・ヌクレアタム)
これらの菌は、強い毒性や炎症性を持ち、歯周組織を破壊する原因となるものです。
検査によって、どの菌がどれくらい存在しているかを明確に数値で把握できます。
■ 口臭の原因も、実は歯周病菌かもしれません
「毎日歯を磨いているのに、口臭が気になる」
「自分ではわからないけど、他人に気づかれているかも…」
そんな不安を抱えて来院される方も少なくありません。
口臭の原因にはさまざまありますが、実は歯周病菌が大きく関係しているケースも多いのです。
とくに、P. gingivalisやF. nucleatumといった菌は、硫化水素などの揮発性ガスを生み出し、口臭の原因となります。
PCR検査でこれらの菌を特定することで、口臭の根本原因にアプローチすることが可能です。
■ 検査の流れと治療への活用
検査は以下の流れで行います:
1.歯周ポケット内からプラークを専用器具で採取(痛みはありません)
2.外部の検査機関でPCR解析
3.約1週間後、LINEもしくはご来院により結果をご説明し、
細菌の状態に応じたオーダーメイド治療をご提案します
菌の種類や量を把握することで、
「ブルーラジカル治療の必要性」や「クリーニングの間隔」「ホームケアの重点ポイント」などが明確になります。
■ 歯周病治療は、検査から始める時代へ
これまでの治療では、見た目の炎症や出血に基づいた対処が中心でした。
しかし、これでは**“本当に必要なケア”が見逃されることも**あります。
PCR検査を行うことで、症状が出る前の段階からリスクを察知し、適切な治療・予防へとつなげることができます。
■ まとめ:気になる方は、まずはご相談ください
歯ぐきの腫れや出血、口臭の悩みは、「原因がわからないから不安」という方が多くいらっしゃいます。
その不安を解消する第一歩が、原因菌を特定すること。
くに歯科クリニックでは、患者さん一人ひとりの状態に合わせた検査・説明・治療を心がけています。
安心してご相談いただけるよう、丁寧なカウンセリングとアフターケアも大切にしています。
検査をご希望の方へ
PCR検査は、保険適用外の自費検査となりますが、
「今の状態を詳しく知りたい」「口臭の原因を調べたい」という方には特におすすめです。



