施術について

自己紹介
ご覧いただきありがとうございます。
鍼灸なかだ治療院の院長、なかだです。
1987年に明治鍼灸大学（現明治国際医療大学）の一期生として卒業。金沢市の財団法人東洋医学臨床研究所・はりきゅう治療室に鍼灸師として入所、隣接の医療法人社団映寿会病院（現映寿会みらい病院）の院長だった内科医、故多留淳文先生に師事。東洋医学の勉強と治療をし、2003年に鍼灸なかだ治療院を開業しました。
勤務時代から現在に至るまで業界の仕事を行いながら石川県内の鍼灸師の研修や学会活動を行ってきています。
詳しい経歴はプロフィールランをご覧ください。
現代医学と東洋医学の両方の知識と経験をもとに、はりとお灸だけでなくいろんな方法で困っている人を助けたいと思っています。

目指す治療家の姿
中国4000年の歴史を持つ東洋医学は現代医学と違って気候や体質などを考えて病気と病人を見ていきます。痛みや症状を軽くするチカラにたけていますが病気の原因を治すチカラが足りないことがあります。例えばがんで背中が痛いときにはりをすると痛みは軽くなりなおったかのようにみえますが、がんは治っていないのです。ですからしっかりと病院で検査を受けて痛みや症状の原因が何から起きているのかを見極めたうえで東洋医学を利用しなければなりません。長年病院併設のはりきゅう治療室で働いてきたことが私の治療の基本となっています。病院での検査で異常が見つからない場合にははりきゅうは素晴らしい効果を上げることも経験しています。
私のモットーは「スペシャリストよりもジェネラリストたれ」です。ゴッドハンドや一つの疾患に特化した治療家はスペシャリストとして素晴らしいものですが、幅広い知識や技能、経験を持ったジェネラリストとしてより多くの悩める人たちのお役に立てる治療家になりたいと思っています。

初回施術のこだわり
もしもあなたが今の症状で詳しい検査を受けていないのなら、まず初回の施術の前にその症状がレッドフラグ（危険な病気のサイン）かどうかを問診と検査で確認します。
不幸にして怪しい兆候が見えた場合には紹介状をお渡ししますので専門の病院へ行っていただきます。
幸いにもすでに病院で詳しい検査が終わっていて問題ないのなら施術を行います。
一番大事なことはあなたの健康が不利益をこうむらないことです。

1回では治らない
当院の施術は1回で治すことを目指していません。例えばぎっくり腰。早期に施術を開始すると1～2回で痛みはほぼなくなります。これで治ったと思ってはいけないのです。ぎっくり腰を起こすには気付かない体の不調が積もり積もってある日何かのきっかけでぎっくり腰を起こします。いったん治ったと思っても体の不調は残っていますので必ず再発します。2回目、3回目の再発は1回目よりもひどいものですし経過もよくありません。
治療方針はまず、症状の改善を目指します。そして体のゆがみともいうべきバランスの崩れを是正します。そうすることで再発を防ぐと同時に健康で健やかな日常を送れるようになります。
当院では10回の治療計画をご提案しています。痛みだけでなく体のバランスが取れた時点でいったん略治といたします。しかし仕事や生活上の習慣で体のバランスは崩れていき、疲れとして現れついには痛みとなって表出します。ですので月一回のメンテナンスの施術をご提案しています。
施術の目的はしたいことが出来るからだとこころを作ることです。

痛くないはり、熱くないお灸
当院で使用している鍼は直径が0.14mm。刺す深さは1～5mmと軽い刺激です。痛みは感じません。お灸は糸のように細くひねったもぐさを使います。火をつけて周りを指で押さえるので熱さはほとんど感じずやけどにもなりません。また台座灸という音感タイプのお灸も使用します。熱く感じたら取り除きます。
必要な刺激はこれで十分です。

計画的な施術を提案
施術は計画的に行います。施術後ご説明すると同時に施術計画書をお渡しします。そこには現在のカラダの状態とどんな施術をするのか、ご自宅でしていただくこと（ストレッチなどのセルフケア）と当初の施術期間が書かれてあります。
急性・慢性かかわらず体には今までの無理が高じてバランスの崩れが起きています。そのため現在の症状が出ています。楽になったから施術を終了するのではなく、定期的に体のバランスを回復させてあげないといけません。その必要性についても計画書に書いてあります。