WiMAXプロバイダの選び方のコツ｜実は間違った選び方が横行しているので注意

WiMAXの契約を考えている方にとって、どのプロバイダで契約をするのか？は最も重要な課題です。

ただ、あらゆるWiMAXの情報サイトを見ていると、間違えた金額で比較をしていたり、リスクを正しく伝えられていないことが非常に目立っています。

これらの情報を鵜呑みにしてしまうと、損をする人が後を絶たないのは想像にたやすいです。

だからこそ、ネット回線アドバイザーとして、本当に良いものを選んでいただくための選び方のコツをお伝えしたいと思います。

コレはNG！WiMAXプロバイダの間違った選び方

WiMAXプロバイダを選ぶ時に最も注意するべき選び方があります。
それは「料金比較の結果だけで選ぶこと」です。

料金比較の結果から最安値となるものを選んでしまうと、以下のような失敗がよく起こります。

• 毎月の請求額が違う…
• 支払総額が比較の計算と違う…
• 契約後に面倒な手続きが多い…
• オプションを上手に外せず損をしてしまった…
• 最安値のはずが結局高くついてしまった…

安さ・お得さを求めてプロバイダを選んだはずなのに、逆の結果になっているわけです。

なぜ、このように失敗するのか？その理由は簡単なんです。

失敗理由1：料金比較の計算方法が間違えている（9割ほどコレ）

WiMAXのお得なプロバイダは3年契約がほとんどでなので、3年間利用した想定での料金で比較をするのが一般的です。

この3年間というと36ヶ月と考えるのが一般的なので、以下の計算式により実質総額か実質月額を算出されることがほとんどですが、ココがそもそも間違えているのです。

この計算式における間違いは2つあります。

• 3年契約の更新月はそもそも37ヶ月目である
• 契約初月は0ヶ月目なので初月分も費用がかかる

本来であれば、37ヶ月分の月額料金＋初月分(日割りが多い)も加味して計算しないと3年間利用した際の本来の料金が算出されていないことになるわけです。

もし、36ヶ月分で計算するなら36ヶ月目で解約することになるので、違約金がしっかりと掛かるので、本来であればその違約金も計算にいれなければいけないのです。

これがWiMAXプロバイダの料金比較が間違えているケースです。

残念なことにほとんどのWEBサイトがこの間違いに陥っています。

失敗理由2：キャンペーン条件を軽く考えてしまう見せ方

WiMAXのキャンペーンとして、キャッシュバックや他社違約金負担などがあります。

各プロバイダも利益を削ってキャッシュバックをするので、利益を少しでも増やすための努力として、キャッシュバック条件をつけていますが、ココの条件を軽視しやすくなる見せ方がされています。
※一部条件がないプロバイダもあります。

キャッシュバック条件には以下のものがあります。

等々…。

この中で、軽視されやすいのが「必須オプションに加入(2ヶ月無料)」「キャッシュバック手続き」の2つです。

例えば、こんな風に考えていると失敗しやすいです。

ちなみに、知識としては一切間違えていないのですが、ここには見落としがちな落とし穴がいくつかあるのです。

オプション解除の場合だと「オプション解除はWEBでできるといっても1ヶ月経過しないとできなかったり、契約内容の締日以降の解除だと翌月解除扱いになる」等です。

キャッシュバック手続きの場合だと「メールが送られてくるが、迷惑メールフォルダに届いて期日までに気づかないリスク。」「普段利用しないメールに届くので気づかないケース」「メールに記載の手続き方法が実はかなり面倒」等です。

どんなスケジュールで手続きを進めていき、どんな落とし穴があるのかまで詳しく調査しておかなければ、キャッシュバックを受け取れず、使ってもないオプション代金を払い続けることになり、結局高くついてしまう事になりかねないというわけです。

条件があるものは決して軽視せずに、想定外のリスクがある！ということを考えておかなければ失敗の原因となります。

失敗理由3：比較に出てこない料金が掛かるケースがある

料金比較の情報のみを鵜呑みにすると、想定外の料金がかかっている事に気づかないことがあります。

料金比較なら上記項目だけで十分だと思いがちですが、実は以下の想定外の料金が発生するポイントがあります。

初月分の費用は、無料以外なら必ず掛かるものですが、それ以外も予想より費用がかかってきやすい事に気づいたのではないでしょうか。

仕方ないと割り切ることもできますが、これらの費用もしっかりと想定しておくと、少なくとも数千円の差はでてきます。

では次で、WiMAXプロバイダを選ぶ時に、何処に気をつければ良いのかを詳しく解説します。

WiMAXプロバイダを選ぶ時のコツ

WiMAXプロバイダを選ぶ時のコツは明確です。

【大前提】WEBサイトの情報が正しく信頼できること

大前提それは「以下の要点を抑えた比較サイトしか参考にしない」ことです。

• 37ヶ月分の月額料金＋初月料金も含めた料金比較ができている
• キャッシュバック（キャンペーン）のリスクを明確に提示している
• 想定外の費用がかかるリスクを提示している

一言でいえば「正しくWiMAXプロバイダの料金比較ができていて、より具体的なデメリットを正確に提示している情報サイト」を参考にすれば良いということです。

WiMAXプロバイダの具体的な選び方の手順

正しく情報を伝えられているWEBサイトであれば、後は以下4つの手順でWiMAXプロバイダ選びを進めて大丈夫です。

1. WiMAXのエリア判定をする
2. WiMAXで利用する機種を選ぶ
3. 求める契約条件を整理する
4. WiMAXプロバイダの料金比較をする

この4つの流れで進めるだけで、アナタに最適なWiMAXプロバイダが選べ、契約後の失敗しないための流れまで明確になります。

WiMAXのエリア判定をする

WiMAXは大抵の場所であれば繋がりますが、一部電波の届きにくいエリアなどが存在します。

そのため、まず最初にエリア判定を行う事が重要です。

→WiMAXのエリア判定はこちら

エリア判定の手順は、「利用する都道府県」を選択→「マップを拡大」する→「利用する可能性のある場所を全て見る」だけです。
色がついているとエリア内なので利用できます。

また極稀にエリア内でも電波が弱い、周辺住居や住宅構造の問題で繋がりにくいなどもありますが、初期契約解除制度により8日以内なら違約金の負担なしでキャンセルできます。

WiMAXで利用する機種を選ぶ

WiMAX端末は「モバイルルーター」「ホームルーター」の2種類あり、それぞれ2機種づつでています。

モバイルルーターは持ち運びができるポケットサイズのルーターで、ホームルーターはコンセント給電が必要な据え置き型ルーターとなっています。

自宅内だけで使うならホームルーターを選ぶ方も多いですが、最近のモバイルルーターはかなり高性能なので、邪魔にならないようにモバイルルーターを選ばれる方も増えています。

ちなみにモバイルルーターを選ばれる場合は「Speed Wi-Fi 5G X12」がおすすめです。

その他の機種の情報は以下で詳しくわかります。

■モバイルルーター
＜現行機種＞
・Speed Wi-Fi 5G X12
＜旧機種＞
・Galaxy 5G Mobile Wi-Fi
・Speed Wi-Fi 5G X11

■ホームルーター
＜現行機種＞
・Speed Wi-Fi HOME 5G L13
＜旧機種＞
・Speed Wi-Fi HOME 5G L11
・Speed Wi-Fi HOME 5G L12

WiMAXに求める契約条件を整理する

契約条件というのは、アナタはどんなWiMAXを選びたいのか？といった要望を叶える詳細条件です。

• 最安値を選びたい
• 最安値でなくていいから手間がかけたくない
• 契約期間にあまり縛られたくない
• 初期費用を抑えたい
• 口座振替で支払いしたい
• 高額キャッシュバックがほしい
• サポート品質が良く、レスポンスの速いほうが良い

などなど。

最安値を選びたいなら、ある程度の要望にあう契約期間における実質月額・実質総額を選ぶのが理想です。

ただ、安いほうが良いけど手間はかけたくないなら、キャッシュバック手続きなどなく安く利用できるプロバイダを選ぶのが理想です。

しかし、最安値のプロバイダは口座振替に対応していないので、最安値かつ口座振替が良いなどの全ての条件が叶うプロバイダはありません。

あくまでも、優先度の高い要望を3つほどピックアップして、料金比較などをもとに要望にマッチするWiMAXプロバイダを見つけるようにしましょう。

WiMAXプロバイダの料金比較をする

料金比較は、アナタの要望にあう契約期間かつキャンペーン条件などをもとに、最安値となりそうなプロバイダを見つけるために利用します。

ただ単に安さだけが分かる比較をしてもマッチするものは見つからないのでご注意ください。

→WiMAXプロバイダが要望別に見つかる比較はこちら

プロのWiMAXプロバイダの選び方まとめ

WiMAXプロバイダは、どの会社も安く見せて興味を持ってもらうようにキャンペーンを行っています。

そのため、安いけど手間の掛かるプロバイダもあれば、そこそこ安いけど全く手間のかからないプロバイダ、キャンペーンは弱いけどサポートに重きをおいているプロバイダなど様々です。

アナタにとって、どのWiMAXプロバイダがおすすめできるのか？どのWiMAXプロバイダを契約するべきなのか、ぜひお伝えした要点をもとに探してみてくださいね！