「師走の空気と、職場の“見えない疲れ”に気づくデザイン」(トトロエコンサルティングの労働衛生×快適職場デザイン通信 Vol.001 2025年12月号(創刊号))

松井正義

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はじめに

12月は「ハラスメント撲滅月間」として、厚生労働省も職場環境の見直しを呼びかけています。
年末の慌ただしさの中で、知らず知らずのうちに職場の空気がピリついていませんか?
労働衛生の視点から、“見えない疲れ”や“無意識の圧力”に気づくことが、快適な職場づくりの
第一歩だと考えます。

今月の快適職場デザインポイント

1. 温熱環境の見直し

暖房の効きすぎや乾燥による不快感は、集中力や対人ストレスに影響します。湿度40〜60%を保つ加湿器の設置や、個人の寒暖感覚に配慮した服装ルールの見直しを。

2. 照明と音環境の調整

年末は残業や早朝出勤が増える時期です。照度不足や騒音が疲労感を増幅させるため、作業場所ごとの照明チェックやBGMの一工夫を。

3. “言葉の温度”にも気づく

忙しさからくる語気の強さや無意識の圧力は、ハラスメントの温床になります。
「ありがとう」「お疲れさま」の一言が、職場の空気を変えますよ。

衛生工学の視点からひとこと

“快適さ”は、空気や温度だけじゃなく、関係性にも宿ります。
師走こそ、職場の空気を整えるチャンスです。

来月予告(2026年1月号)

テーマ:「年始の健康管理と感染症対策」 冬季うつやインフルエンザ、生活リズムの立て直しについて、快適職場づくりのヒントをお届けしますね。

ではでは!!

引用:厚労省HP:https://www.mhlw.go.jp/content/11910000/001599003.pdf

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松井正義
専門家

松井正義(CIH労働衛生コンサルタント)

株式会社トトロエコンサルティング

労働安全衛生を専門に、現場の実情に即した環境改善をサポート。労働災害対策だけでなく、企業のイメージアップにも貢献します。大手化学メーカーでの有害性評価の研究などの経験から化学物質管理にも精通。

松井正義プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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