応急手当普及員の更新講習体験記(労働衛生コンサルタント監修)
建設現場での安全衛生活動に同行して

2025年11月10日、厚生労働省大阪労働局と建設業労働災害防止協会(建災防)大阪府支部が合同で実施した、大阪府内13か所の建設現場を対象とする建設現場安全衛生パトロールに参加しました。私は建災防の「専門工事事業者等の安全衛生活動支援事業推進員」として、現場の安全衛生活動を支援する立場での参加となりました。
当日は大阪合同庁舎に集合し、大阪労働局労働基準部長および建災防副支部長から挨拶を受けました。報道各社による写真撮影も行われ、開会の場は緊張感のある雰囲気に包まれていました。
その後、参加者は2名または3名の班に分かれて、各建設現場へ移動しました。私は大阪府南部の現場を担当することになり、建設会社の経験豊富な方々2名とともに現場へ向かいました。
現場で感じた安全衛生の課題と工夫
現場では、安全衛生の観点からパトロールを実施し、書類の確認も行いました。私は労働衛生コンサルタントとしての専門性を活かし、熱中症対策や塗料などの化学物質管理に関する相談を受け、現場の方々に助言を行いました。
現場の状況や作業環境に応じた対応が求められる中で、現場の方々との対話を通じて、実務に即した安全衛生の取り組みを共有することができました。
現場経験を今後の支援活動に活かす
今回の安全衛生パトロールへの参加は、私にとって昨年に引続き2回目の経験となりました。普段の業務では建設現場に足を運ぶ機会は少ないものの、「専門工事事業者等の安全衛生活動支援事業推進員」として現場に立ち会うことができたことは、非常に貴重な経験となりました。
この経験を通じて得た知見を、今後の労働安全衛生に関する指導や助言に活かしていきたいと考えています。現場の声に耳を傾けながら、より実効性のある支援を目指して取り組んでいきます。
今回は、建設現場安全衛生パトロールへの参加のイベントレポートでした。




