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排水管工事のポイントについて

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テーマ:排水管工事のポイント



排水管工事のポイントは「勾配・通気・支持固定・接着・清掃性」の5つを外さないことです。特に勾配不良は詰まり・逆流・悪臭の主要因で、現場管理では最重要ポイントになります。
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■ 排水管工事の重要ポイント(現場・理事会説明の両方で使える)
1. ■ 適切な勾配の確保(最重要)
排水は自然流下が基本のため、勾配が命です。
•勾配不足 → 水が滞留し、詰まり・悪臭の原因
•勾配過多 → 水だけ先に流れ、固形物が残り詰まりやすい
•一般的な目安:1/100〜1/50(管径により異なる)
•長距離配管では“途中で逆勾配になっていないか”が要チェック
理事会向け説明例
「排水が自然に流れるように、1mで1cm程度の傾斜を確保する必要があります。」
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2. ■ 通気計画(サイフォン現象・ボコボコ音防止)
排水時の負圧で水封が切れると、悪臭が室内に逆流します。
•通気管の配置
•器具排水トラップの水封高さ
•長い横引き管では特に通気不足が起きやすい
チェックポイント
•トイレ・洗面・キッチンの“ボコボコ音”は通気不良の典型症状
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3. ■ 支持・固定(たわみ・逆勾配防止)
排水管は水の重さで“たわむ”ため、支持金物のピッチが重要。
•支持間隔が広い → 中間が沈み逆勾配に
•天井内・床下は特に要注意
•施工後の“通水試験”で流れを確認するのがベスト
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4. ■ 接着・継手施工(漏水防止)
塩ビ管(VP/VU)の接着不良は漏水の大きな原因。
•面取り・差し込み深さの確認
•接着剤の塗りムラ防止
•乾燥時間の確保
•継手の向き(45°・90°)の選定
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5. ■ 清掃性・点検性の確保
詰まり対策として、清掃しやすい設計が重要。
•清掃口(掃除口)の配置
•曲がりは45°を基本にし、90°は極力避ける
•長距離配管は途中に点検口を設置
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6. ■ 材料選定(VP/VU/HTなど)
排水管の種類は用途で使い分けます。
種類特徴主な用途
VP管厚肉・耐圧立て管・圧力がかかる部分
VU管薄肉・軽量横引き管・一般排水
HT管耐熱キッチン・高温排水
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7. ■ 法規・基準の確認
•建築基準法
•下水道条例
•各自治体の排水設備基準
•マンションでは“管理組合の仕様書”も重要
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■ 理事会説明に使える「一枚スライド構成案」
タイトル:排水管工事の重要ポイント(理事会向け)
1.排水の基本:自然流下の仕組み
2.勾配の基準と不具合例(写真枠つき)
3.通気の役割とボコボコ音の原因
4.支持・固定の重要性(逆勾配のリスク)
5.清掃性・点検性の確保
6.工事後の確認(通水試験・写真記録)
A4縦のシンプルなレイアウトで、色分け(青=給水、緑=排水)を使うと理解しやすくなります。
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