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給水システム変更について

宇野俊明

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テーマ:給水システム変更





給水システムの変更は、マンション大規模修繕でも“住民生活に直結する”重要テーマなので、押さえるべきポイントを体系的にまとめておくと理事会説明にも使いやすくなります。「非専門の理事にもわかりやすく伝える」スタイルに合わせて、構造化して整理します。
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■ 給水システム変更の主要ポイント
1. 現状方式の把握(まずここが出発点)
•受水槽+高架水槽方式か
•受水槽+加圧給水方式か
•直結増圧方式か
•ポンプ・配管・槽の劣化状況
•水質検査の状況と課題
→ 現状の“課題”を明確にすると、変更の必要性が説明しやすくなります。
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2. 変更候補方式の比較(理事会が最も迷う部分)
主な選択肢
方式メリットデメリット
直結増圧方式水質が良い、槽の維持管理不要、停電時も一部給水可能水圧条件により不可の地域あり、ポンプ更新は必要
受水槽+加圧給水方式安定供給、既存設備を活かしやすい槽の維持管理コスト、スペースが必要
高架水槽方式(旧来型)停電時も重力で給水可能老朽化が多い、耐震性・衛生面の課題
→ 資料では、ここを色分け表にすると理事会の理解が一気に進みます。
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3. 水圧条件・行政指導の確認
•直結増圧方式は自治体の水圧条件を満たす必要
•大阪市の場合、直結化の基準が明確なので、事前確認が重要
•給水方式変更には水道局への申請が必要なケースが多い
→ 行政手続きの流れを図解すると、住民説明会で安心感が出ます。
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4. 設備スペース・動線の検討
•受水槽撤去後のスペース活用(駐輪場・倉庫など)
•ポンプ室の配置とメンテナンス動線
•工事中の断水時間の最小化計画
→ 住民への影響を“見える化”するのがポイント。
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5. ランニングコスト比較
•電気代(ポンプ方式は増える傾向)
•清掃・点検費(受水槽があると高い)
•更新周期(ポンプは10〜15年、槽は20〜30年)
→ 10〜20年スパンのライフサイクルコスト表を作ると説得力が強い。
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6. 工事時の住民対応
•断水スケジュールの事前周知
•工事動線の確保
•騒音・振動の説明
•高齢者・店舗への個別配慮
→ 住民に寄り添う説明”が最も活きる部分。
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7. 将来の維持管理計画
•ポンプ更新計画
•配管更新とのタイミング調整
•遠隔監視システムの導入可否
•省エネ型ポンプの採用検討
→ 長期修繕計画との整合性が重要。
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■ 理事会説明資料に入れると効果的な3点
1.現状課題 → 変更後の改善点を1枚で比較
2.工事中の住民影響を“色分けタイムライン”で可視化
3.ランニングコストの10年比較グラフ
これだけで、非専門の理事でも判断しやすくなります。

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宇野俊明(マンション管理士)

宇野俊明マンション管理士事務所

国交省のガイドラインに沿った長期修繕計画の作成や修正ができるシステムを開発。工事時期の変更、物価変動指数を反映した工事費や月々の修繕積立金額による収支バランスなどの、シミュレーションが簡単にできます。

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