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タイル補修工事について

宇野俊明

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テーマ:タイル補修工事

タイル補修工事

大規模修繕工事におけるタイル補修は、建物の安全性・美観・資産価値を守るために欠かせない重要工事です。特に「浮き」「剥離」「ひび割れ」などの劣化症状を放置すると、落下事故や雨漏りにつながるため、定期的な調査と適切な補修が必須です。
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■ タイル補修工事の必要性
•安全性確保:タイルの浮きや剥離は落下事故の危険があり、住民や通行人に直接影響します。
•防水性能維持:劣化したタイルから雨水が浸入すると、躯体の腐食や内部仕上げの劣化を招きます。
•美観・資産価値:外壁タイルはマンションの「顔」。色褪せや汚れを放置すると資産価値が低下します。
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■ 劣化症状の代表例
•タイルの浮き:叩くと空洞音がする。見た目では分かりにくく、専門業者の打診調査が必要。
•剥離・欠損:タイルが脱落している状態。地震や接着不良が原因。
•ひび割れ:気温変化や経年劣化による表面亀裂。
•目地劣化:ひび割れや欠損で防水性が低下。
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■ 補修工法
•打診調査:外壁全面を調査し、浮きや剥離を確認。
•アンカーピンニング工法:浮いたタイルをアンカーで固定する部分補修。
•タイル張替え工法:剥離や欠損が大きい場合に全面または部分張替え。
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■ 費用相場と注意点
•築10~15年が補修目安:長期修繕計画に組み込むのが一般的。
•費用相場:劣化範囲や工法によって大きく変動。特注タイルは納期・費用が増加。
•見積もりの透明性:複数業者の比較が必須。実数精算方式や予備費設定も重要。
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■ 管理組合・理事会でのポイント
•定期点検の義務:マンション完成から10年経過すると「外壁全面打診調査」が法的に義務化。
•業者選び:調査力・診断力・施工実績・保証体制を重視。
•住民説明:安全性や資産価値維持の観点から、写真や図解を用いた分かりやすい報告が効果的。
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理事会向け報告書作成では、打診調査結果を色分け図や写真で示し、補修工法の違いを簡潔に説明する資料が特に有効です。非専門の理事にも「なぜ補修が必要か」が直感的に伝わり、合意形成がスムーズになります。
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宇野俊明(マンション管理士)

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国交省のガイドラインに沿った長期修繕計画の作成や修正ができるシステムを開発。工事時期の変更、物価変動指数を反映した工事費や月々の修繕積立金額による収支バランスなどの、シミュレーションが簡単にできます。

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