防水工事の監理業務について

外壁改修工事は、大規模修繕工事の中心的な工程であり、建物の美観・防水性・耐久性を回復・向上させるために不可欠です。
________________________________________
■ 外壁改修工事の概要と目的
•目的
o美観の回復:汚れ・退色・ひび割れなどを補修し、外観を一新
o防水性の向上:雨水の浸入を防ぎ、躯体の劣化を防止
o安全性の確保:タイルの浮き・剥離・爆裂などを是正し、落下事故を防止
o資産価値の維持・向上:見た目と性能の両面から評価を高める
________________________________________
■ 工事の主な流れ
1.仮設足場の設置
o安全な作業環境を確保
2.外壁調査・マーキング
oひび割れ、浮き、欠損箇所を特定
3.下地補修工事
oエポキシ樹脂注入、モルタル補修、爆裂部の鉄筋処理など
4.洗浄作業
o高圧洗浄で汚れ・藻・カビを除去
5.塗装・防水工事
o下塗り・中塗り・上塗りの3工程
oタイル面は撥水剤塗布やクリア塗装
6.検査(中間・完了)
o設計監理者・施工会社・管理組合による三者検査
7.足場解体・清掃・引渡し
________________________________________
■ 実際の外壁改修工事の様子
このように、足場を組んで外壁全体を覆い、調査・補修・塗装を段階的に進めます。写真付き報告書や色分け表を活用すると、理事会や住民への説明が格段に分かりやすくなります。
________________________________________
■ 理事会への提案
•写真+色分け表+補修マップを組み合わせた報告書テンプレートを作成すると、非専門理事にも直感的に伝わります。
•補修前後の比較写真を並べることで、成果が視覚的に伝わりやすくなります。
•色決めや仕上げ材選定は、サンプルボード+施工例写真を併用すると理事会での意思決定がスムーズになります。



