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報告と情報開示について

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テーマ:報告と情報開示

大規模修繕工事の報告と情報開示は、管理組合の信頼性と住民の安心感を高める重要な取り組みです。
特に、工事の透明性・履歴の整備・第三者への開示体制が求められています。
以下に、マンション管理組合が行うべき報告・情報開示のポイントを整理します。

★ 大規模修繕工事に関する報告の基本
- 工事の進捗報告
理事会や住民向けに、週次・月次で写真付きの進捗報告書を作成。施工内容、工程の遅延、変更点などを明記。
- 工事完了報告書の作成
工事内容、使用材料、施工会社、費用、保証内容などを記載した完了報告書を理事会・総会で共有。
- 長期修繕計画との整合性
実施した工事が長期修繕計画に基づいているか、または計画の見直しが必要かを明示。

★ 情報開示の対象と方法
- 開示すべき情報項目(国交省指針より)
- 建物の概況・構造図書
- 共用部分の維持管理履歴
- 長期修繕計画・修繕積立金の状況
- 管理規約・総会議事録
- 管理委託契約書・工事契約書
- 開示の方法
- 組合員・利害関係者からの請求に応じて、閲覧・写しの提供
- 書面による請求と、日時・場所の指定が可能
- 中古マンション購入者への開示
- 宅建業者を通じて、重要事項調査報告書に基づく情報提供が行われる
- アスベスト調査・耐震診断なども含めた開示が推奨される

★ 
報告と情報開示
情報開示における注意点
- 開示責任の所在 管理組合または委託先管理会社が、善管注意義務をもって対応する必要あり。
- 誤情報によるリスク 誤った情報開示により、損害賠償請求を受ける可能性があるため、情報の正確性・更新体制が重要。
- プライバシー保護 個人情報や目的外利用の禁止を明記したポリシーの整備が望ましい。

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宇野俊明(マンション管理士)

宇野俊明マンション管理士事務所

国交省のガイドラインに沿った長期修繕計画の作成や修正ができるシステムを開発。工事時期の変更、物価変動指数を反映した工事費や月々の修繕積立金額による収支バランスなどの、シミュレーションが簡単にできます。

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