防水工事の監理業務について

マンションの情報はまず図面から確認します。
図面は必要不可欠な資料です。最近のマンションでは法で建築図面の引き渡しが義務付けられていますが、古いマンションだと無かったり、図面が痛んでたりといろいろと問題がある場合があります。もしデータ化された図面がない場合は、急いでデータ化しておきましょう。
図面のないマンションは、元施工者、元設計者などが保管している場合もあるので問い合わせましょう。見つからない場合は、現地調査・実測を行い復元しますが、構造図・設備図は目視や実測では分からない場合も多いのが普通です。設計図の復元にはそれなりの費用が掛かります。
設計図書
新築計画の時に図面や構造計算書などの設計図書を作ります。建設工事の途中で、設計内容を変更したり、未決定だった仕様が決まることがありますので、一般的には工事が完成した後変更などを反映させた竣工図書を作ります。この図面が新築時の姿を知ることが出来る唯一の資料となります。
竣工図書から、マンションのつくり方や特徴、構造、元の材質や仕様、設備や配管の位置まで知ることが出来ます。
改修図面・修繕工事記録
過去の改修図面・修繕工事記録から、修繕仕様、不具合・弱点箇所・劣化傾向を知ることが出来ます。
建築確認書類などの記録
耐震補強や増改築など、建築基準法関連法案による法的手続きが必要な工事を行う場合、新築時の許認可通知書や検査済証によって、法適合や既存不適格などの法的扱いを確認できます。これらの資料がないと、調査が必要となり、多額の費用が掛かります。



