防水工事の監理業務について

大規模修繕工事の最大の特徴は住みながら工事を行うことです。
住みながら行われる工事、これが特徴です。大規模修繕工事では居住者の安全、日常生活の支障の軽減、居住者への対応が求められます。
居住者のスケジュールやストレスを考慮した、工事期間と工程が求められます。
工事期間はおよそ3か月から半年にわたります。規模によっては壱年間かかるケースもあります。居住者の事を考え、バルコニー使用や窓の開閉制限が長期間連続しないような工程が求められます。
管理組合の意向を考慮した仮設計画を立て、説明会で周知しておきます。
現場事務所、工事用駐車場などの仮設は管理組合と協議しなくてはなりません。足場の防犯対策も昨今の状況を考えるとセンサーライトの設置等が求められます。
専有部分の工事では養生と復旧をどうするか事前に決める必要があります。
住戸内の工事が発生する給排水管工事などもあります。工事が数日にわたる場合は、原則、夜間までに仮復旧し生活が出来るようにします。それが出来ない場合は仮住居の手配が必要になります。
居住者の目に触れやすい職人と現場代理人の姿勢で工事の成否が決まります。
居住者の目は常に職人に向けられています。職人の指導が施工会社に求められます。



