DXって結局、何のためにやるの?
はじめに
「うちは地方だから」「人もITの知識もないから」
そんな言葉を、地方企業の経営者の方や自治体職員の方からよく聞きます。
けれど私たちは、むしろ地方こそITの力で変われると信じています。
人口が減る、担い手が減る、産業が衰退していく。
その流れを変えるのに、ITは決して万能ではありません。
でも、“人が足りない”中で、“人にしかできない仕事”に集中してもらうための手段として、
ITは最も現実的で有効な選択肢のひとつです。
地方は課題先進地。だからこそ可能性がある
人口減少、後継者不足、アクセスの不便さ。こういった「地方の課題」は、
実は日本全体がこれから直面する未来そのものです。
だからこそ、地方で成果が出る仕組みは、全国にも応用が効きます。
つまり、「地方を変える」ことは、「日本全体を変える」実験でもあるのです。
課題が多いということは、それだけ「改善できる余地」があるということでもあります。
地方でのIT導入が進まない“本当の理由”
IT化が進まない理由としてよく言われるのは、
- 専門人材がいない
- よくわからないから不安
- お金がかかりそう
- 今のままでも回っている
でも、私たちが実際に現場で感じている“本当の壁”は、
「誰に相談していいかわからない」
ということです。
「何ができるのか」「何から始めればいいのか」を一緒に考えてくれる存在がいれば、
地方でも多くの方が前向きに取り組もうとしています。
ITで変わった地方の事例
ある工務店では、従業員の勤務表をタイムカードからシステム化しました。
これにより現場監督もスマホで現地から出退勤入力ができるようになり、いちいち本社に戻ったり本社事務メンバーが待機することがなくなりました。
さらにこれまでは給与計算もタイムカードをもとに経理メンバーが計算していたのが、自動で計算されて勤務表とともにシステムから出力されるように。
社長は「もっと早くやればよかった」とおっしゃっていました。
FlexHubは、地方の一歩を支える仕組み
私たちOctetが提供する「FlexHub」は、地方の企業・団体が“小さく始められるIT”を実現するための仕組みです。
- オープンソース(Exment)ベースで導入コストを抑えやすい
- 必要な機能(勤怠、請求、日報など)だけを選んで導入可能
- ノーコード/ローコードなので、自分たちでも運用改善できる
「今すぐ全部はできない。でも、1つだけでも始めたい」という声に応えるプラットフォームです。
おわりに 〜ITは道具、主役は人〜
地方創生に必要なのは、大きな予算や最新技術ではありません。
一人ひとりが、“自分たちの未来”を諦めずに考えること。
そして、その背中をそっと押すような仕組みや伴走者です。
Octetは、そういう存在でありたいと思っています。
人が減っても、技術で価値を増やすことはできる。
私たちは、そう信じています。
「ITのことはよくわからない」
そんな方にこそ、気軽に相談していただけたら嬉しいです。
地方の企業・自治体の皆さまへ
「一度、話だけでも聞いてみたい」「現場を見て相談したい」そんなご要望があれば、私たちは全国どこでも伺います。
出張費のご相談も柔軟に対応しています。まずはお気軽にご連絡ください。地元の未来、一緒に考えましょう。



