不動産投資の経験豊富なお金のプロ竹下昌成

不動産投資の経験豊富なお金のプロ

竹下昌成

FPの知識を不動産投資に生かして早期退職を実現、FP事務所を開設

　先行きが見えない経済状況が続く中、資産形成や資産運用に関心を持つ人が増えています。とりわけ注目を集めているのが投資です。しかし、「数多くある商品の中から何を選べばよいのか分からない」「誰に相談したらよいのか分からない」と一歩を踏み出せずにいる人も少なくないでしょう。

　ファイナンシャル・プランナー（以下、FP）として、住宅購入や投資などのアドバイスをしているのは、兵庫県西宮市で「竹下FP事務所」を開く竹下昌成さん。約40件の物件を所有して家賃収入を得ることで、45歳で早期退職。運用益で経済的に自立し、会社勤めなどをリタイアする「FIRE」を実現しています。

　「私の強みは、不動産投資の実績が豊富なこと。銀行から多額の借り入れを行い、さまざまなリスクに備えてきたノウハウがあります。住宅ローンについては、各銀行の特徴まで落とし込んで説明できます」と竹下さん。

　サラリーマン時代は、地方銀行を経てリース会社に転職。窓口や融資、債権回収業務に従事しました。その後は大手ハウスメーカーに移り、FPとして600件を超える相談に対応しました。現在は、FPなど資格取得の専門学校や不動産会社のセミナー講師として登壇。金融系企業が運営するオウンドメディアで記事の執筆や監修なども手掛けています。

　また、世界25カ国・地域で導入されるFPの国際資格「CFP®」や、不動産取引の専門家・宅地建物取引士の資格なども保有しています。

　「保険や不動産、金融商品を一切販売しない完全独立型FPですので、気軽にご利用ください。培ってきた知識や経験が少しでも参考になればうれしいです」と呼び掛けます。

リスクを伴う投資だからこそ、自分の性格なども考慮して判断を

　竹下さんが不動産投資を始めたのは30歳の時。知人から勧められたのがきっかけでしたが、当初は懐疑的だったとか。しかし自分で調べていくうちに、先入観で持っていたイメージと異なることが分かり、競売物件の2室を購入。38歳の時に勤務先が外資系企業に買収され、人員整理が行われるようになると、収入の減少を見据えて運用を本格化していきました。

　不動産投資の最大のメリットは、「他力」を利用して資産形成を行える点です。入居者が自分の代わりに物件代金を負担してくれる。しかも自己資金が乏しくても、一定の勤続年数や年収があれば、融資を受けることも可能です。ローンを組む際には、団体信用生命保険に加入するので、万一自分が亡くなっても保険で返済できますし、所有する不動産は家族に残されます。もともと加入していた生命保険を解約すれば、保険料の節約も可能です。不動産所得が赤字の場合は、サラリーマンであれば、給料などから差し引いて所得を計算する損益通算で、所得税・住民税を節税できることもあります」

　投資である以上、空室や修繕、入居者の家賃滞納、金利の変動といったリスクを伴うことは否めないため、どう回避するのか、自分で考えることが大事だと竹下さんは言います。

　「決断するのは自分自身です。性格や年齢、家族構成、収入・資産状況、将来設計などを踏まえた自分のリスク許容度を分析した上でジャッジすることが重要です。投資をしないのであれば、別の方向性を探ればいい。資産づくりの手段は他にもあるので、自分ができる範囲のこと、自分に合ったものを選べばいいと思います」

不動産セミナーの講師や、中小企業の新人研修など、企業からの依頼にも対応

　竹下さんがアドバイザー契約を結ぶ不動産会社では、事業資金の調達方法や事業計画書の書き方などを指導。生命保険で従業員の退職金を積み立てたり、火災保険などの損害保険で事業者の財産を守ったり、保険料による経費対策の仕組み作りを手伝っています。最近では、一部上場企業での勤務経験を買われ、中小企業の新人研修も請け負っています。

「『大企業で行われているような研修を受けさせたい』という社長さんの強い思いを感じて引き受けました。社会人としての心構えをはじめ、金融知識や営業力・顧客満足度を高めるワークなど実践的な内容を目指しています」

　また、不動産投資セミナーの講師としても活動。「分かりやすく実践的なセミナーをしてほしい」「投資や住宅購入を検討している顧客をサポートしてほしい」といった企業のニーズにも応えていきたいと考えています。

　「人生は一度きりです。相談に来られた方にとっても有意義な時間になるよう、私も万全の準備をして臨みます」と竹下さん。特にこれから投資を始めたいという人には、日本経済の動向を踏まえ、株式や不動産投資を行う上での心構えやポイントを、分かりやすく伝えたいと力を込めます。

　「私も家を買う時や投資を始める時は、不安の方が強かったので、皆さんのお気持ちはよく分かります。実体験に基づいて一つ一つお答えしていきますので、必要があれば、いつでもお声掛けください」

（取材年月：2022年12月）

不動産投資の経験に基づいて、資産の作り方を丁寧にアドバイスします

FPの知識を不動産投資に生かして早期退職を実現、FP事務所を開設

リスクを伴う投資だからこそ、自分の性格なども考慮して判断を

不動産セミナーの講師や、中小企業の新人研修など、企業からの依頼にも対応

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