悲劇は喜劇より偉大である。
皆様方、お世話になっております。日々雑感を綴っております。
先週、学生時代の先輩に会いました。
周囲ではマッチングアプリで結婚している若手が多いようです。
言い換えれば恋愛結婚はあまりないそうです。
結局のところ、今も昔も一定量は自力では難しく、何かの力を借りて婚活せざるを得ない状況のようです。
行き詰まり
さて、研究開発など物事には行き詰まりに遭遇することが多々あります。
往々にして初期にはいくらかうまく行くものの、その後、必ずと言って良いほど停滞期に入ります。
ところが、その後も地道に続けていると、ある日ある時、突然うまく行き、本人もびっくりするほど視界が開けることもあります。
婚活も似たようなところがあり、行き詰まりの時期が長く続いたものの、突然良いお話が同時に降って湧いて、しかも全て魅力的、そんなこともありました。
既に見合い屋のババアの世話になっていたことは申し上げておりました。敢えて気難しい女性ばかりが続くなど、以下はその行き詰まりとなっていた時期のお話です。
(真面目に考えれば考えるほど…)
https://mbp-japan.com/hyogo/banyohkagaku/column/5166727/
大学の先輩から
当時、通勤経路の関係もあり、時々出身大学を訪れておりました。ある日、助教授(その後教授に)をしていた先輩より『君もこれに入りなさい。』と言われて、とある結婚相談所の申込用紙を渡されました。
『この建物の助教授三人、この相談所に入ってな、それでワシも含めて二人がこの相談所で結婚した。なかなかええ打率やろ?』と言っていました。
しかも、もはや入会に関しては問答無用、早い話が強制でした。(笑)
基本的には見合い屋のババアと同じ
結婚相談所も目的は相手を紹介してもらうのですから、基本的には見合い屋のババアと同じです。
まず申込用紙に必要事項を書き込みました。
その内容と写真を元にプロフィールカードなるものが作られ、それでやり取りするシステムでした。
入会後、相談所に頼むと、月に一回、(私の場合は女性側の)プロフィールカードが50枚ほど届き、その中から気になる女性を選ぶというものでした。
その後、相談所から私のプロフィールカードが指名した先へ届き、向こうのその気になれば会える、といったものでした。逆に突然『あなたに会いたい人がいます。』ということで、女性のプロフィールカードが一枚届くこともありました。
写真は自宅で撮った適当なものを提出しましたが、女性の多くは相談所内に設けてあるスタジオで準備することが多かったそうです。
こんなことも…
そのプロフィールカードですが、ある時、かなりの美人さんのカードが送られて来ました。
これは千載一遇では?と思いましたが、良~く見ると、離婚歴ありの人でした。
バツイチの方が良くないとは決して言えませんが、見合い屋のババアの場合はそれなりの暗黙の了解がありました。
ところが、結婚相談所となると、フィルターの目が粗くなるのか、ゾーンが一気に広がったようでした。もっとも、こちらから要望を出せば、考慮されたのでしょうが、特に何もリクエストしませんでした。
釣書との違い
そんなプロフィールカードですが、基本的には釣書の役割を果たしますが、違いもありました。
釣書にはなくて、プロフィールカードにあったところと言えば、
(1) 血液型。
(2) 家族構成はあるが親兄弟の学歴職歴はなかった。
(3) 職業は具体的な会社名等ではなく、ざくっとしたもの。(調剤薬局とか)
(4) 年収。
(5) 自己PR。
(6) 離婚歴のある人。
でした。
特に自己PRについては、何を書いて良いか?わからなかったので、先輩の助教授に尋ねたところ、『休日はドライブを楽しんでいるとか、とにかく女性を喜ばすようなことを書くんや』と言っていました。
結局どうなった?
てなことでしたが、結局家内とはこの結婚相談所を通じて知り合い結婚しました。
上記では三人入って二人でしたが、その後私一人が加わり、3/4となり、更に打率が上がったと言えます。
なお、プロフィールカードには何を書いたのか?すっかり忘れましたが、『特技=中国語と物品修理』とか書いていたようです。特に『物品修理』について、家内は『これは役に立つ!』と感じたようで、結婚が必ずしも恋愛の延長ではなく、生活臭が漂うものと言えます。
逆に家内のプロフィールカードには趣味としてフラワーアレンジメントとありましたが、これまで一度もやっているところを見たことがございません。
更に好きなこととして、スポーツ観戦とありましたが、『プロ野球、特に大相撲』と書いてあったことをすっかり見落としておりました。
プロ野球だけなら良くあることで問題なしですが、『特に大相撲』となると、これはかなり変わった人となり、後々になってそれが思い知らされることになったものです。(笑)