寄ってたかって地方蔑視!?

辻村豊

辻村豊

テーマ:日々雑感


皆様方、お世話になっております。日々雑感を綴っております。

全く興味なし!

何やら東京都知事選挙が云々と言われていますが、全く興味ございません。
所詮、一地域の知事を選ぶ選挙と考えます。
遠く離れた地域のことを毎日毎日何度何度も聞かされるのはうんざりです。
あの手のニュース、頻繁に流すのはせいぜい関東地方のみで良いのでは?と思います。
ところが、何とローカルな地元ラジオ局まで何度も取り上げるので、どうなっているのか?と思ってしまいます。

特別扱いする意味がわからない


そもそも、東京だけを特別扱いする理由がわかりません。
確かに東京は特別だという記述も散見しますが、どれを見てもあまりピンと来ません。
どこぞの国では首都の住人は特権階級らしいですが、そんな国ならいざ知らず…です。
確かに子供のころは、そういった国をやたら礼賛する学校の先生もいましたが、その名残でしょうか?

持ち上げればその反動として

今回の知事選挙でも過去最高の立候補者とか…
それは大変有難いことなのかもしれませんが、これまで特別扱いをして来た結果で、相対的に地方を沈めることになります。
地方はと言えば、さすがに知事選挙ともなれば、複数の立候補者がいますが、その下となると、無投票当選がズラリで、劣化が避けられない状況です。

復興は一向に進まず


今週、大学の同級生で石川県の在住者に会いました。
一言で言えば、『復興は全く進んでいない』そうです。
現地では電気ガス水道が止まったままだそうです。
石川県内で避難している人も多く、時々自宅に戻るための送迎を手伝っていると言っていました。
そして、その後、全国ネットのラジオで聞き捨てならぬことを放送していました。
導入を能登半島地震で始めたのは良いですが、『これが東京で起こったら大変なことだ!』という内容でした。唖然としました。あの阪神淡路大震災の時に『これが東京でなくて良かったですね。』と暴言を吐いたニュースキャスターがいましたが、その反省はないのでしょうか?
そして、東京で防災教室を受けるにはどこへ行けば良いかなど詳細に語っていましたが、そんなこと、関東地方のローカル番組で言えば良いことです。こんなところでも地方蔑視は起こっています。

契約書でも


最近、とある契約書を確認することがありました。自営業を始めてから、司法書士の先生に世話になっているのですが、これはその先生から教えてもらったことです。まず、契約書というのは、自分(自社)に取って都合の悪いことは削除したり、修正したりするものです。これは当たり前のことです。そのために事前に確認をするのです。そして、かなりの確率で、こちらに取って都合の悪いことが書いてあります。それは裁判所の場所です。これは本社がどこにあるか?にもよりますが、東京に本社がある場合はほぼ100%東京地方裁判所と書いてあります。仮に裁判になった場合はこちらが東京まで通わなければならないので、都合がよろしくありません。しからば何が都合が良いか?と言えば、裁判所の場所は神戸地方裁判所姫路支部となります。

折衷案もある

もっとも、実際に裁判にまでなる可能性は限りなくゼロに近いので何がどう書いてあっても、実質影響はないと言えます。しかしながら、考えてみれば、なぜ東京地方裁判所なんでしょうか?契約書案を見て何でも言えと言って来ているので、これは言うしかありません。
ただ、ほとんどの場合、先方は受け入れません。
おそらく、こんなしがない超零細企業のために神戸地方裁判所姫路支部とは書き換えたくないのでしょう。しからば、どうするのが最も現実的かと言えば、『甲乙が協議の上、最寄りの裁判所』であろうと思われます。少数派ではありますが、実際このような契約書案を提示して来た会社さんもございます。本当に裁判になる可能性は限りなくゼロに近いので、何をどう書いても変わらないのであれば、せめてお互いが妥協できるところにしておくべきでしょう。

これは使える。

てなことで、裁判所の場所を指摘しても何も変わらないのであれば、意味がないのか?と言えばそうではありません。
相手がどのような対応をして来るか?でこちらとしてはランク付けができます。こちらの主張は理解できるけど、なかなかそこまでは行かない、という場合もあれば、端からこちらの話を聞く様子もなく、『だったら契約は結べない』とか言って来る会社もあります。こうなると、相手の立場なんぞ考えない、地方蔑視の下品な会社となりますので、そのように分類します。

全員の底上げが重要


技術顧問などをやるようになってから、特に感じることですが、いわゆる調子の良い会社さんはメンバーが全員上昇志向です。いわゆる底上げが徹底しています。また、大昔から言われていることですが、日本は資源のない国なので、全員で頑張るしかありません。東京だけを持ち上げて、寄ってたかって地方を蔑視している場合ではないはずです。

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辻村豊
専門家

辻村豊(技術コンサルタント)

合同会社 播羊化学研究所

材料や素材の研究開発、製造工程、特許に関する企業の困りごとを丁寧にサポート。専用の実験室で実証実験や試作も行っており、少量からでも対応が可能です。技術系社員の育成、技術承継も相談に応じます。

辻村豊プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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