いつから傍若無人に?

辻村豊

辻村豊

テーマ:日々雑感


皆様方、お世話になっております。日々雑感を綴っております。

高齢者の姿が…

先週、ちょっとした展示会に行きました。
その展示会でも高齢者の方々の姿もよく見かけました。年齢層の高い方々が活躍できるということは、本来喜ばしいことです。ただ、以前と違うところもあります。
服装も髪型も非常に汚い?方々が増えて来たということです。

この国の高齢者はいつから傍若無人に?

そういう方々があの日、展示会会場で、どんなことをしていたのか?はわかりませんが、往々にして、横柄な態度を連発している方々も多く見受けられます。
昨年、展示会に出展した会社の手伝いをしたことがあるのですが、態度の大きい、早い話が老害をお持ちの方々も多く来られました。逆方向から見ると、よくわかるものです。
それにしても、いつからこの国の高齢者は傍若無人になったのでしょうか?
とある調剤薬局で働いていたという薬剤師が言っていました。
『わたし、お年寄り、嫌い~』
昔なら『何てこと言うんだ?』となっていたでしょうが、今は調剤薬局の窓口で横柄な態度を取る高齢者の方々も珍しくなくなり、『薬局あるある』になってしまっているからでしょうか?

訪問先とかで

そんなこんなですが、最近は訪問先とかで(服装と髪型の汚い)高齢者にも遭遇することが多くなり、パターン化して来ました。
まずこちらの足元を見て来ます。
最初に『ワシは年金生活者だから、経済的なことは何もできん。』と言って予防線を張ります。
続いて『子供にもまだまだ金がかかるわな~』『家族を守らんとな~』『昔と違って銀行に預けても増えないし、ワシらの時は良かった良かった』とかお金ネタでネチネチやってきます。
こんな話が続くと『アンタは年金という『入金』があるだけマシで、こちらは出て行く一方なんや!』と言いたくなります。

名刺をよこせ!ワシはない。

そして、これまた多いパターンが『名刺をよこせ!』と言って、名刺を要求します。ところが、相手は自分の胸のあたりを触り、『ワシは名刺を作っとらんから…』と言って、自分の名刺はないと言って来ます。
更に名刺を渡せば、いろいろ難癖を付けて来ます。
(名刺を見ながら)『合同会社って何?そんなんでええの?』とか、『何か特徴を出さんとアカンはなぁ~でないと直ぐ倒産するでぇ~』『もっと都会でやらないと客を捕まえられないのでは?』『ワシはお前さんのことを思って言っているんや。心配してやっているんや』
などなどオンパレードです。
アンタに言われんでも、とっくの昔にわかっていることばかりだし、それで日々悩んでいるだけに嫌なものです。
正に人の不幸は蜜の味、こちらが不安な受け答えをすればするほど、勢いは激しく増し、どんどん図に乗って来ます。
まぁ、ネチネチとに傷に塩を塗られ続けるような…

素直にいたわるべき?

昔はよく『お年寄りはいたわりましょう』と言われたものです。
ところが、今はほとんど聞かなくなりました。
なぜでしょうか?
父親が世話になっていたケアマネージャーが『利用者さんの中には、家族がほんの近所に住んでいるのに、全く会おうとしない。残念ながら、そういう方は早くに亡くなられる』と言っていました。
本当に不幸なことです。
『いたわる』を聞かなくなり、そういうこと自体が時代遅れなのでしょうか?その結果として、家族であっても顔すら見に行かなくなったのでしょうか?上記のような一部傍若無人な人たちが招いたことなんでしょうか?
それでも、高齢者は全員人生の大先輩です。いろいろあっても、尊重して、多くを教えてもらいたいものです。

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辻村豊(技術コンサルタント)

合同会社 播羊化学研究所

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