英語という魔法

辻村豊

辻村豊

テーマ:研究開発のヒント


皆様方お世話になっております。
播羊化学研究所の辻村でございます。

前回のコラム『日報のすゝめ』で申し上げましたが、以前勤務していた会社では『英語による週報』が義務付けられていたことがありました。
『英語』と言えば、良くも悪しくも今の日本人にとっては大きな存在でしょう。影響力があるだけに、英語の週報も『英語という存在感の大きいネタを日常生活に扱うことで、目の付け所が違うと上層部に評価されたい』という上司のつまらない事情によるものだったのでしょう。会社あるあるです。

入試は英語一科目だけでも良い?

それはそうと、大学院の時の指導者が言っていたことです。『もし入試で一教科だけやるとすれば、英語に限る。たとい英語一教科だけでも、学力がわかる。』と言っていました。その一方で、かつて入試の二次試験から英語を外したところ、かつて見たこともないほどデキの悪い学生が多数入って来たそうです。
きっとそうなのでしょう。
もっとも、もし、入試を一科目だけにするとすれば、英語より国語の方が良いのでは?そんな気がします。
実際、受験生だったころ、理科系でも難易度の高い大学には二次試験に国語がありましたし、今では大学によっては、入試が小論文と面接のところもあるようですが、意外と意味があるのでは?と思います。

かつては英語にハマっていたことも

それしても、日本人の英語への憧れは強いもので、私も中高生の頃はラジオの英会話講座を聞いたり、英語文通にハマっていました。
ラジオ講座は当時、東後勝明先生という名物講師が担当しており、東後先生の著書『英語ひとすじの道』も読んで感銘を受けたりしていました。
こんな本でした。
https://note.com/syamamoto/n/n159829e53a5f

英語文通は郵便友の会協会を通じて紹介してもらった、ニュージーランド、ポルトガル、アルゼンチンの人と文通をしていました。
生の英語、そしてリアルな情報に触れることができ、学校の勉強とは一味違うものでした。
ニュージーランドの人はその後、群馬県の高校に留学し、修学旅行で来た京都の宿まで会いに行ったこともありました。
アルゼンチンの人は今でもメールでやり取りしています。
本日、10月1日はその人の誕生日で、先ほどハッピーバスデーのメールを送っておきました。
郵便友の会ですが、今でも続いているようです。
https://www.pfc.post.japanpost.jp/index.html

英語は魔法?

このように、英語を日常会話として使っていない人とでも、間に入ってコミュニケーションのツールとして使える便利な存在で、魔法と言えるかもしれません。
ただ、英語が得意か?と言われれば、決してそうではなく、むしろ苦手です。そして、無理に頑張って得意になる必要もないのでは?と思います。
そのあたりについては、また改めて申し上げようと思います。

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辻村豊
専門家

辻村豊(技術コンサルタント)

合同会社 播羊化学研究所

材料や素材の研究開発、製造工程、特許に関する企業の困りごとを丁寧にサポート。専用の実験室で実証実験や試作も行っており、少量からでも対応が可能です。技術系社員の育成、技術承継も相談に応じます。

辻村豊プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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