運用現場で培った正しいノウハウを伝える資産運用のプロ
森岡寛将
Mybestpro Interview
運用現場で培った正しいノウハウを伝える資産運用のプロ
森岡寛将
#chapter1
資産運用をする中で、「このままでいいのかな」と漠然とした不安を感じていませんか。特定の金融機関に所属しないIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)は、顧客の立場に立った真に顧客本位の資産運用のアドバイスが可能です。
「〝顔が見える運用〟で、お客さまに投資の世界をより身近に感じてもらうことを目指しています」と話すのは、CIO最高運用責任者の森岡寛将さん。20年以上、資産運用の最前線に立ち、総額で約1兆6000億円のファンド運用責任者を務めるなど豊富な実績を誇ります。
森岡さんは、資産運用の最前線から真に顧客本位の資産運用のアドバイスができるIFAの世界へ2023年4月に転身しました。現在では投資一任サービス向けの投資助言や、投資信託商品の評価・選定の責任者を務めています。あわせて、WEBのコラム記事や公式YouTubeチャンネルで、顔出しで投資の考え方などを発信しています。
「プロによる資産運用は、お客さまから見えにくく、『成果は出ているが、何をしているか分からない』となりがちです。報告会やWEBなどを通して、運用の考え方や投資判断の背景などを分かりやすく伝えています」
#chapter2
森岡さんは、大学卒業後、メガバンクの前身の都市銀行に入行。主にローン融資の審査や不良債権の回収からキャリアを始めました。
「心苦しい場面でもやらざるを得ない不良債権の回収業務をこのまま続けていくのかと疑問を抱くようになりました。ちょうど、銀行での投資信託の窓口販売が解禁されるタイミングで、社内でファンドマネージャー候補の公募があり、自ら手を挙げました」
資産運用の分野に転向した当初の3年は、証券の管理や計理などのバックオフィス業務に従事。その後、子会社の運用会社に出向し、リスク管理や運用評価などのミドルオフィス業務の経験を経てファンドマネージャー着任、その後は運用部門の責任者に登用されて保険運用や債券、マルチアセットと幅広い領域をカバー。特に、社会や環境に貢献する企業を投資対象とするESG運用やインデックス運用で、高い実績を有します。
「フロントからバックオフィスまで、資産運用のあらゆる側面を責任者として経験したことが、私の強みです。銀行や運用会社の合併なども好機となり、業界内でもなかなかできない貴重な機会を得たため、幅広くプロフェッショナルなアドバイスができます」と強調します。
その高い専門性が評され、メディアの取材対応や、金融市場の発展に貢献する活動も行ってきました。
「前職では、日本取引所の指数アドバイザリーパネル委員代表として会合に参加し、2023年から算出を開始した『JPXプライム150指数』の開発に際しても意見を出しました」
#chapter3
「正しい仕事で人を幸せにする」。この理念に共感した森岡さんは、2023年に「アンバー・アセット・マネジメント」の一員に加わりました。
「お客さまにとって本当にメリットのあるプランを勧めたいと思っても、所属する会社の利益が優先される場面はどうしてもあります。証券会社出身の当社代表がそこを変えたいと創業したため、社員それぞれが心から良いと思うものだけを提供できる環境があり、私のやりたいことが実現できると思いました」
幼少期から青春時代を福岡県で過ごした森岡さん。母校で登壇したキャリアセミナーを機に、啓発活動に力を入れたいとの思いを強くしたとか。
「県内屈指の進学校に通い、金融に関心がある高校生でも、投資についての知識は乏しく、危機感を覚えました。〝運用の常識は世の中の非常識〟と言われるように、運用の世界と一般のお客さまとの知識のギャップを感じます。〝教科書〟には載っていないような、投資現場で培った生きたノウハウを伝える機会を大事にしています」
森岡さんが考える「正しい資産運用」についてもこう語ります。
「運用は丸投げで、何をやっているか分からない相手を心から信頼できるでしょうか。本来は、プロが最善だと思う選択肢をデメリットも含めて伝え、お客さま自らが判断するのがあるべき姿だと思います。例えば、経済と株式のリターンには因果関係があるので、リターンの源泉を説明すると、お客さまの納得感は高まります。顔の見える関係づくりにより、資産運用を身近なものにしたいですね」
(取材年月:2024年9月)
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Profile
運用現場で培った正しいノウハウを伝える資産運用のプロ
森岡寛将プロ
最高運用責任者
株式会社アンバー・アセット・マネジメント
「顔が見える運用」「家族に勧められる商品・サービス」をコンセプトに、顧客本位の資産運用サービスを提供。運用現場からバックオフィス業務まで豊富な経験を有する最高運用責任者より役立つ情報発信に注力。
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