大切な人の想いを未来に届ける墓石デザインプロデュースのプロ山崎修

大切な人の想いを未来に届ける墓石デザインプロデュースのプロ

山崎修

「お墓は心の家」そして「お墓は想いを未来に届ける手紙です」

　「“人生を語る墓石づくり”をモットーに、家族の思いや歴史を表現するお墓づくりに励んでいます。この仕事は過去を未来に繋げる仕事だと思っています」と、山崎石材工業株式会社の代表山崎修さんは墓石づくりにかける熱い思いを語ってくれました。

　山崎石材は石材全般の加工と施工・販売を手がけて、2020年現在132年の歴史を誇ります。初代山崎栄太郎氏が北海道庁舎（赤レンガ道庁）建設のため、会津から来道し、石工事に従事したことが北海道での歴史の始まりです。3代目山崎鶴吉氏が滝川市に移り住み、4代目山崎巌氏が石材業の機械化を積極的に進め墓石づくりに邁進。山崎修さんは5代目になります。

　名刺や自社のホームページに、「お墓は心の家」というキャッチコピーが書かれています。お墓は単なる石ではなく、大切な人の想いを未来の家族に届ける、それは“心”ということに他ならないということなのでしょう。「お墓は想いを未来に届ける手紙です。」というフレーズとともに心に響きます。

132年の長い伝統の上に、現在の墓石づくりに対する真摯な思い

事業にかける思いが、自社のホームページの会社紹介のページに書かれています。
◎ 私達は、認定された全国優良石材店です
◎私達は、お墓の専門相談所です
◎私達は、想いをカタチにするお手伝いをしています
◎私達は、思い出を美しく語ります
◎私達は、お墓のデザイナーです
◎私達は、品質には自信を持っています
◎私達は、免震設計をおすすめしています
◎私達は、100年先を考えて基礎工事をしています
◎私達は、比較してほしいのはアフターサービスです
◎私達は、サポートシステムがあります
◎私達は、浅墓は売りません
◎私達は、見積もりは何度でも無料です
◎私達は、見てわかりやすいCG図面でご提案いたします
◎私達は、価格以上の価値を感じて頂く仕事を目指します
◎私達は、お約束の納期は絶対守ります
◎私達は、クレームにはお客様が納得いくまで対応させていただきます
◎私達は、小さな修理なども喜んで受注させて頂きます
◎私達は、当社と全優石のダブル保証書を発行させて頂きます

　お墓と仏壇供養の美術館のような北海道最大級の室内展示場（滝川市二の坂町東1-2-1）を一度のぞかれてはいかがでしょう。
　室内展示場は新時代のお墓空間をイメージした店舗空間となっています。供養と祈りの専門店として、お墓・仏壇・デザイン仏壇・手元供養など展示数、展示アイテムや情報など新しい発見ができる店舗です。

　石という素材は時の流れの中に生き続け、石の自然素材が生み出す風合いを活かしたデザインが時を超えて行くほどに存在感を増します。また、近年では石だけでなく、見た目を美しいガラスを使用したデザイン墓石も人気があります。墓石というよりは、美しい工芸品・美術品といった方がふさわしいものなどが展示されています。

モーグル日本代表のオリンピアンとしての顔も

　山崎さんは、1964年生まれ。滝川市出身。よちよち歩きの頃からスキーに親しみ、10代の頃は冬になるとニセコのロッジに泊まり込みでスキー三昧。当時まだ競技名のフリースタイルスキー・モーグルが世間に知られていなかった頃に、モーグルに打ち込み熱中する青春時代を過ごします。

　1992年に開催された冬季オリンピックアルベールビル大会（フランス）は、モーグルで日本人唯一のオリンピック代表選手となります。「成績は40位とふるわず静かに地元に帰還しました」（本人談）。1998年に日本で開催された冬季オリンピック長野大会ではTVにモーグル解説者として出演。後輩の里谷多英選手の活躍に「やったータエ」を絶叫し、「モーグルの知名度アップに貢献」。モーグルのことになると、目を輝かせる山崎さんです。

　2017年に4代目社長を亡くし、代表取締役社長に就任。現在は、「お墓は人生の物語」をテーマに、墓石デザインプロデューサーとして、新時代に共感される供養と祈りのためのご家族の幸せ空間をお客さまに届けるために、知恵と人脈を使い活動中。4年ほど前から、QRコードを作成し、お墓の場所や先祖の歴史などを親族間で共有できるよう提案しています。先祖を忘れないよう次世代に情報を残すQRコードの活用は、今後需要が期待されます。また墓石のリフォームやリノベーション、そして昨今話題となっている墓じまいといった相談にもお応えしています。

　趣味は「世界中の墓地とそこで暮らす人々の生活とその場所の雰囲気を見て感じること」という山崎さん。それは、“人生の物語を次の時代に語りつぐ”という事業理念につながっているようです。そして、モーグルの選手は現役引退してもスキー好きは変わらず「世界的に有名なパウダースキーの聖地、北海道ニセコでスキーを通じて知人・友人をもてなすこと」も趣味のひとつだそうです。北海道の雪山で育った青春時代の恩返しでしょうか。

（取材年月：2020年7月）

墓石デザインプロデューサーがお客さまの想いに応える

「お墓は心の家」そして「お墓は想いを未来に届ける手紙です」

132年の長い伝統の上に、現在の墓石づくりに対する真摯な思い

モーグル日本代表のオリンピアンとしての顔も

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