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薬局M&Aにおける仲介手数料と株価のカラクリ

鈴木重正

鈴木重正

はじめに

はじめまして、薬局M&A仲介のYAKUDACHI鈴木と申します。
昨今、薬局のM&Aが急増しています。
このコラムでは薬局M&Aにおける仲介手数料と株価のカラクリについて解説していきます。
今後、自身の薬局の売却をお考えのオーナーの方には、とても重要な考え方ですので、是非、参考になさってください。

薬局M&Aにおける売手オーナーの手取りとは

薬局M&Aにおける売手オーナーの手取りとはなんでしょう?
図式で示すと
売手オーナーの手取り額=買い手支払額ー買い手手数料ー株価ー売手手数料
となります。
シンプルな問いですが、実はここにカラクリがあります。
買い手は自身の支払い額のみに興味があり、売り手は自身の手取り額のみに興味がありますが
双方の手数料を把握しているのは仲介業者のみとなります。
よくあるM&A仲介業者のうたい文句に「売手オーナーの手数料は無料!!」というものがあります。
世の中、タダほど高いものはないと申しまして、ここにやはり落とし穴があります。
売手オーナーから見れば、自分の手数料が無料なので、この時点で価格的にはベストな選択肢のような気がしてしまいます。自分が支払う手数料が低ければよいと考えます。ところが、M&Aにおけるオーナーの手取り額は最大化されますでしょうか?

売り手手数料無料は売手オーナーの手取り最大化とは限らない

売り手手数料無料は手取りの最大化とはならない場合があります。
これは、売り手目線ではなく、買い手目線に立って考えるとよくわかります。
例えば、買い手企業から見て1億円の価値の薬局があるとします。
買い手は1億円でその薬局が手に入れば、オーナーがいくら手にしようと気にしません。
買い手目線では、買い手側の仲介手数料と株価の合計が買い手の負担額となりますので
この合計が1億円であればよいのです。

買い手は株価と手数料の合計額でジャッジする

買い手は株価がいくらであろうと、仲介手数料がいくらであろうと、合計が1億円であればよいのです。極端に言えば株価5千万、手数料5千万でもOKなのです。この場合、売り手手数料は無料なので、売り手オーナーの手取りも5千万となります。
果たしてオーナーの手取りは最大化されましたでしょうか?
もちろん、手取りは大きく減っています。
もし、売り手、買い手とも1千万の手数料で売買する仲介業者であれば
株価9千万として、買い手が1億支払い、売り手の手取りは8千万です。
もうおわかりですね?
手取りの差額3千万は仲介業者の手数料の差です。

仲介業者の売上は売り手と買い手の手数料の合計

仲介業者は売り手と買い手の手数料の合計が高くなれば、売り手がゼロでも気にしません。
だから「売り手仲介手数料無料!」でもよいのです。
ただし、売り手オーナーは無料だから良いとはなりません。売り手と買い手の手数料合計が
結局、買い手から支払われる案件取得対価から差し引かれて自身の手取りとなる、この構図を理解して、売り手と買い手の手数料合計が最小となる業者を選ぶべきです。
M&Aの場合、その情報の秘匿性の高さから、売り手買い手ともに秘密保持契約を締結しているので、双方とも契約内容をお互い知り得ません。でも、買い手が高額の手数料を支払うのであれば、それは売り手オーナーが受け取る手取りから差し引かれているのです。

YAKUDACHIは買い手手数料も業界最安値

当社YAKUDACHIは売り手手数料無料、その上、買い手手数料も業界最安値(当社調べ)です。売り手手数料と買い手手数料の合計を最小化して、薬局オーナーの手取り額を最大化しましょう。是非、お問い合わせお待ちしております。YAKUDACHIへのお問い合わせはこちら

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鈴木重正
専門家

鈴木重正(薬剤師)

合同会社YAKUDACHI

全国に支社を持つ企業で数多くの薬局のM&A業務に携わり、現在は複数の薬局を経営する薬剤師が、薬局の売却をサポートします。売り手側の仲介手数料は無料。小規模な薬局の事業承継の相談にも対応します。

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