【経営者必見】「肩書きがない」からこそできる、中小企業のための実践的DX支援

先日、あるコンサルタントとの打ち合わせで、興味深い体験をしました。
その方は豊富な知識と熱意を持ち、一生懸命に提案してくださいました。しかし、打ち合わせが進むにつれ、違和感が募っていきました。私の話にほとんど耳を傾けず、一方的に自身の考えを展開し続けるのです。
「それではなく、こういった方向で考えているのですが...」
そう伝えようとしても、相手のペースで話が進んでいく。私がコンサルティングを依頼したはずなのに、なぜこんなに一方通行なのだろうか。そんな疑問が頭をよぎりました。
鏡に映る自分の姿
この経験は、私に重要な気づきをもたらしました。
「自分も同じことをしていないだろうか?」
部下からの相談、取引先との商談、チームミーティング...日々のビジネスシーンで、私たちは本当に相手の話を「聞けている」でしょうか。
「聞く」と「聴く」の違い
単に耳を傾けることと、真に理解しようとすることは異なります。
真の傾聴とは:
相手の立場に立って理解しようとする姿勢
言葉の背景にある感情や意図を汲み取る力
自分の考えを一旦脇に置き、相手の世界観を受け入れる柔軟性
これらは、ビジネスの成功に不可欠な要素です。顧客のニーズを正確に把握し、チームの潜在的な問題を早期に発見し、イノベーションの種を見逃さないためには、この「聴く力」が必要なのです。
今日から始める3つの実践
話を遮らない:相手が話し終えるまで待つ習慣をつける
要約して確認:「つまり〜ということですね」と理解を確認する
質問を活用:「もう少し詳しく教えていただけますか」と深掘りする
まとめ
あのコンサルタントとの出会いは、私にとって貴重な学びとなりました。専門知識や熱意だけでは、真のパートナーシップは築けません。相手の声に耳を傾け、共に考え、共に成長する。それがプロフェッショナルとしての基本姿勢ではないでしょうか。
今一度、自問してみてください。
あなたは本当に、相手の話を「聴けて」いますか?



