【広島・呉】製造業の業務改善で利益率15%アップ!5つの実践ポイント
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「この見積もり、本当に利益出とるんか?」
先日、呉市の金属加工業の社長さんから、こんな相談を受けました。創業40年、腕は確かなのに、なぜか利益が残らない。聞けば、見積もりは「だいたいこんなもんじゃろ」という勘と経験頼み。
実は、広島の製造業の7割以上が同じ悩みを抱えています
こんにちは、ワイズビズサポートナビの檜和田です。27年間、中小企業の経理現場で「数字と現場をつなぐ」仕事をしてきました。今日は、原価計算という「ちょっと面倒くさそう」な話を、できるだけシンプルに、そして明日から使える形でお伝えします。
この記事を読み終わる頃には、あなたも「あの製品、実は赤字だったんか!」という発見があるかもしれません。でも大丈夫。それがわかれば、次の一手が見えてきます。
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なぜ広島の製造業に原価計算が必要なのか
「原価計算?そんなん、大企業がやることじゃろ」
そう思われるかもしれません。でも、ちょっと待ってください。
先月、広島市内の自動車部品メーカーT社の社長から衝撃的な話を聞きました。「10年間作り続けた主力製品が、実は1個作るたびに500円の赤字だった」と。売上の3割を占める製品です。原価を正確に把握していなかったために、赤字製品を「売れ筋」だと勘違いして量産していたんです。
価格競争に巻き込まれない唯一の方法
中国や東南アジアとの価格競争。避けては通れません。でも、ただ安くするだけじゃ、体力勝負で必ず負けます。
原価がわかれば、こんなことができます:
「この価格以下では受けられません」と自信を持って断れる
「この工程を改善すれば、もう5%下げられる」と具体的な対策が打てる
「この製品に注力すれば、利益率が2倍になる」と戦略的な判断ができる
つまり、原価計算は「守り」じゃなくて「攻め」の経営ツールなんです。
原価計算の3つの要素をシンプルに理解
「原価計算って、なんか複雑そう...」
大丈夫です。どんなに難しそうに見えても、原価はたった3つの要素でできています。
1. 材料費(モノ代)
鉄板1枚いくら?ネジ1本いくら?という、一番わかりやすい費用です。
2. 労務費(ヒト代)
「山田さんが1時間作業したら、いくらかかる?」という人件費。
3. 経費(その他もろもろ)
電気代、機械の減価償却費、工場の家賃など。
これだけです。本当に、これだけなんです。
呉の金属加工業で実際にやってみた
先日、呉市の板金加工業S社で、実際に1個の部品の原価を計算してみました。
【製品A(自動車部品)の原価内訳】
材料費:SUS304板材 → 850円
労務費:加工30分(時給2,500円)→ 1,250円
経費:機械・電気代など → 400円
―――――――――――――
合計原価:2,500円
販売価格:2,800円
利益:300円(利益率10.7%)
社長の第一声は「えっ、300円しか儲かってないの!?」でした。
でも、これがわかったからこそ、次の戦略が見えてきたんです。
広島の中小製造業向け簡単原価計算法
「理屈はわかった。で、どうやるの?」
**エクセルで十分です。**高額な原価管理システムなんて、最初は必要ありません。
ステップ1:まずは主力製品3つから始める
全製品の原価を一気に計算しようとすると、必ず挫折します。私が27年間で学んだ鉄則は、**「小さく始めて、成功体験を積む」**こと。
売上の上位3製品だけ、まず1ヶ月間データを取ってみてください。
ステップ2:ざっくり計算でOK
最初は「だいたい」で構いません。
材料費:仕入れ伝票から拾う
労務費:「この製品、だいたい何分で作れる?」でOK
経費:とりあえず売上の15%として計算
ステップ3:週1回30分の習慣化
毎週金曜日の午後、30分だけ時間を取って数字を更新。これを1ヶ月続けるだけで、あなたの会社の「本当の姿」が見えてきます。
私が実際に使っている計算方法
広島の製造業に合わせた、シンプルな計算方法があります。詳しくは無料相談でお伝えしますが、ポイントは「完璧を求めない」こと。
[ 原価計算の始め方を無料で相談する]
よくある失敗と対策
失敗1:完璧主義の罠
「1円単位まで正確に計算しないと...」
ちょっと待って! 経営判断に必要なのは「1円の正確性」じゃなくて「傾向の把握」です。
広島市の製造業M社は、最初から完璧を求めすぎて、3ヶ月で原価計算を諦めました。一方、呉市のK社は「ざっくり計算」から始めて、今では全製品の原価を把握しています。
失敗2:現場の反発
「また余計な仕事が増えた...」
ベテラン職人さんからの反発、よくあります。でも、こう伝えてみてください。
「皆さんの技術の価値を、数字で証明したいんです」
実際、原価がわかると「この加工、実はすごく付加価値が高い」ということが数字で示せます。職人さんのモチベーションアップにもつながるんです。
対策:段階的導入がカギ
1.まず社長一人で始める
2.効果が出たら、信頼できる社員1人を巻き込む
3.成功事例を作ってから、全社展開
急がば回れ。これが成功の秘訣です。
原価計算を経営に活かす3つの方法
せっかく計算した原価。使わなきゃもったいない!
活用法1:自信を持った見積もり
「この価格じゃ無理です」
原価がわかれば、堂々と言えます。逆に「ここまでなら下げられます」という交渉の武器にもなります。
活用法2:儲かる製品への集中
広島市の部品メーカーY社は、原価計算の結果、売上の2割しかない製品が利益の6割を生み出していることを発見。その製品に営業を集中した結果、1年で利益率が8%から15%に改善しました。
活用法3:改善ポイントの見える化
「なんでこの工程、こんなに時間かかるん?」
原価の内訳を見れば、改善すべきポイントが一目瞭然。呉市のN社は、原価分析から「段取り時間の短縮」に着目し、生産性を30%向上させました。
まとめ:今日から始める第一歩
原価計算は「面倒な作業」じゃありません。あなたの会社の「健康診断」です。
体重計に乗らなければ、太っているかどうかわからない。それと同じで、原価を知らなければ、儲かっているかどうかわからないんです。
今すぐできる3つのアクション
・主力製品を3つ選ぶ(5分)
・材料費だけでも調べてみる(15分)
・専門家に相談してみる(30分・無料)
「うちの会社、本当はどれくらい儲かっているんだろう?」
その答えは、原価計算の中にあります。
広島・呉の製造業が、もっと元気になってほしい。技術力は世界一なのに、数字で損をしている会社が多すぎます。
27年間、現場で培った経験のすべてを、あなたの会社のために使わせてください。
一緒に、数字に強い製造業を作りませんか?
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そんなあなたのために、無料相談を実施しています。
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他社の成功事例もご紹介
追伸:
「原価計算は後回し」そう思っていた呉市のT社長。1年後、主要取引先との価格交渉で、原価データを武器に単価アップに成功。「もっと早く始めればよかった」と。
あなたも、今日が始めどきかもしれません。
よくある質問
Q: 本当に30分でできますか?
A: 最初の設定に1時間、その後は週30分の更新作業で運用できます。
Q: うちは特殊な加工が多いのですが...
A: 27年間で様々な業種を見てきました。御社に合った計算方法をご提案します。
Q: 従業員に数字を見せたくないのですが...
A: 最初は社長だけで始めてOK。段階的な情報共有の方法もアドバイスします。



