大間のマグロ漁師には「2種類の名人が存在する」その理由とは？

マグロのトップブランドといえば、青森県下北郡の「大間まぐろ」で異論はないでしょう。
1本釣れば一億円越えの値がつくこともあり、
一攫千金を狙って漁師たちが熾烈な戦いを繰り広げていることでも知られていますが
「ここには2種類の名人がいる」という話をご存知でしょうか？
「昔は名人」だった人と、「今もつづけて名人」な人。
「昔名人」は、調子が良かった時のやり方を変えなかったため過去の名人になってしまった人。
一方「今も名人」な人は
好調な時でさえ、使っている仕掛けが時代遅れになった時に備え、並行して新しい仕掛けを試している、ということ。
前者は「過去の成功体験にこだわり、やり方を変えない経営者」と言い換えることができる。
マグロも漁場海域も自然。時代によって変化し、漁師の思い通りにはなってくれません。
消費者も生き物です。いくらAIが進化しようと、「これからなにが生まれ、なにか消え去るか」など
市場予測が完璧にできるわけがないのです。
正しいマーケティングでは、後者の漁師に倣って「高い付加価値を生み出す研究を常に怠らない」ことが重要です。
残念ながら、私の住んでいる広島には「昔の名人」がちょっと多いように思います。
過去の成功体験に執着し新しいことを受け入れないマインドが、夢を持った有能な働き手から敬遠され
転出超過4年連続全国最多という不名誉な記録更新にもつながっているのではないでしょうか？
いや、自分は絶対そうならない！そんな前向きな経営者を
今年もばっちりお手伝いしたいと思います。
楽しみながら、目指す大物ゲットしましょう(^-^)/