トップから直接聞いた、優秀な人材を確保するためのキラーオファーとは
このところマーケティング関連の新刊でよく目にするのが「ターゲティング不要論」です。
国内で大きなテーマパークを展開している運営会社のマーケターによる著作も
コトラーのターゲティング戦略に意を唱えており「絞り込むより、広げよ!」と
ターゲティングをぶった斬りにしてます。
では、私のクライアントはどうか。
一例を挙げましょう。(「*****」はそれそれの業態)
「体調管理に悩む会社経営者向けの栄養士付き*****」
「慢性的な髪の痛みに悩んでいる中高年女性向けの*****」
「時間にも経済的にも余裕のない40代子持ち主婦対象の*****」
「なにをやっても不眠が解消しない方のための*****」
と、いった具合にかなり明確なターゲティングを行っており、
いずれも順調に売り上げを更新。
客単価エリアNo.1などトップポジションに名を連ねています。
しかも「読んで字の如く」の明快さで、
記憶にも残りやすいと思いますがいかがでしょう?
ターゲティングを否定する専門家のいうことが完全に間違っているわけではなく、
「一方的な思い込みによるターゲットありきでは成果は見込めない」
という考えには私も賛成です。
だから、私の1月22日のコラム「ビジネスをギャンブルにしない、簡単な試み」で
レクチャーしたように、まずは仮で設定してみるのです。
仮のターゲット設定すらないとしたら?
これは相手が誰かわからぬままラブレターを書くのと同じ。
その状態で、響く商品やサービスをどうやって構築できるのでしょうか。
まずは大まかにターゲットを絞ってみて、
反応を見ていくうちに少しずつ真のターゲットが立ち上がっていきますからご安心を。
また優れたターゲティングは即明文化が可能であり
そのままコンセプトにもなりえます。
逆に「短い言葉でうまく言えない」あるいは「人に覚えてもらえない」なら
ターゲティングもコンセプトも詰めが甘いと判断できます。
ターゲティング学は奥行きの深いもの。
また別の機会に掘り下げていきますね。



