本来、戒名は葬儀の場で授かるのではなく、生前に授かるもの
お寺や神社へ参拝するとき、記念のお守りやお札をついつい旅の記念に買いたくなるものです。
実はお守りやお札を受けるのにもマナーがあります。
知っておくと次回参拝するときに役立ちますので、参考にしていただければと思います。
お守り・お札は「買う」ではなく「受ける」
お守りやお札は、正確には「買う」ではなく「受ける」と言います。
お賽銭のお礼としてお寺や神社から贈られるものとして考えられているためです。
お守りの中には内符(ないふ)と呼ばれるお札が入っています。
お札には、そのお寺の信仰する御本尊の名前や絵像、経文などが書かれています。
お土産店で販売しているお土産ではなく、仏様との縁を繋ぐ大切な仏具ですから、大切に扱わないといけません。
お守り・お札を受けるタイミング
仏様に挨拶もしていないのにお守りやお札を受け、縁を結ぼうとすれば失礼にあたります。
お守りやお札を受けるのは、必ず本堂に参拝してからにしましょう。
受けたお守りお札はどうする?
家に帰るとお守りは肌身離さず持っておくと、仏様があなたを守ってくれます。
お札は家の神棚などに祀って毎日拝むのが良いとされます。
おみくじを引くタイミング
おみくじを引くタイミングもお守り・お札と同様です。
本堂で仏様への挨拶を済ませてからおみくじを引きましょう。
引いたおみくじはどうする?
おみくじは運試しではありません。
たとえ凶であっても、今後生きていく自分自身のため、仏様からのありがたいヒントとして受け取りましょう。
読み終えたら、境内のおみくじ掛けに結びます。
仏様におみくじを返し、縁を結んで帰宅しましょう。
ポイント
・お守り・お札は必ず参拝した後に受ける
・おみくじは境内の決められた場所に結んで帰る
・お守りや常に身につけておく
・机の引き出しに収めるなど、粗末な扱いをしないように注意