SEOの実践テクニック!被リンクとは?
今日ではECサイトを誰でも簡単に開設ができるようになりました。
しかし開設をしてみたものの、全く売上が立たない、という話も珍しくはなく、ECサイトを「いかに育てるか」に課題を持っている方は多くいらっしゃいます。
そこで今回は、そんなお悩みにお答えすべく、ECサイトのSEOを強化するための15個のチェックリストをご紹介します。
この記事で得られる情報
・ECサイトのSEOを強くする方法がわかる
・売れるECサイトにするための方法がわかる
目次
1. ニーズのあるキーワードを選定する
お客様がどのような言葉で商品を検索するかを調べましょう。適切なキーワードを選定することは、検索結果に表示されるための第一歩です。
具体的には、無料の「Googleキーワードプランナー」や「ラッコキーワード」等を使用して関連するキーワードをリストアップします。
これらのツールを使うと、検索ボリューム(どれだけ検索されているか)や競合状況を確認できます。
使い方はこちらの記事で解説をしております。
【SEO対策】キーワードをリサーチする方法
例えば、「ランニングシューズ」を販売している場合、「ランニングシューズ おすすめ」「初心者 ランニングシューズ」などのキーワードが考えられます。また、「クッション性が高い」「安い」など、具体的なニーズを示すフレーズを組み合わせてみましょう。
さらに、検索ボリュームが高く、競合が少ないキーワードを優先的に選びます。同時に、ターゲットユーザー(例えば初心者ランナー)の行動を想像しながら、関連性の高いキーワードを選びましょう。
2. 競合コンテンツの調査
選んだキーワードを実際に検索してみて、どんなコンテンツが上位に表示されているのかを分析します。
競合よりコンテンツの質が低ければ、当然上位表示はされにくく、苦労してコンテンツを作成しても見てもらうことができません。
競合が強い場所で勝負をしても勝つのは困難です。
自分が勝負しようとしいる場所は、勝てそうな場所なのかどうかを見定めることはとても大切です。
3. お客様の悩みを解決するコンテンツの作成
お客様が抱える疑問や悩みを解決する記事を作成します。これがSEOの肝といっても過言ではありません。
たとえば、「ランニングシューズの選び方」では、足の形やランニングの目的(マラソン、ジョギングなど)に応じた選び方を具体的に解説します。また、「初心者向けランニングシューズのおすすめポイント」では、初心者が重視すべきクッション性や耐久性、価格帯等について詳述します。
さらに、データや具体例を交えるとより信頼性を高めることができます。たとえば、「このシューズは2024年の人気ランキングで1位を獲得しました」という情報や、実際のユーザーの声を紹介するといったことで、情報の信頼性を上げることができます。
4. メタデータの最適化
ページのタイトルタグやメタディスクリプションは、検索結果に表示される重要な情報です。検索ユーザーがクリックするかどうかを左右するため、内容を魅力的にしましょう。
例として、タイトルに「初心者必見!ランニングシューズの選び方」とし、ディスクリプションに「足の形や用途に応じたおすすめの選び方を解説。失敗しないためのポイントも紹介しています。」と記載すると、興味を持ってクリックされやすくなります。
5. 見出しタグの適切な使用
見出しタグ(H1~H6)は、検索エンジンとユーザーにページの構造を伝える役割を持ちます。適切に使用することで、文章全体が整理され、読みやすくなります。
「H1タグはページのタイトル1つだけ」「H2タグは主要なセクション見出しに使用」「H3以下は具体的な項目の詳細に使用」というルールを守りましょう。
たとえば、H2見出しに「初心者が知るべきランニングシューズの特徴」、H3見出しに「足の形に合わせた選び方」「耐久性とクッション性の重要性」とすることで、内容を階層的に整理できます。これにより、ユーザーだけでなく検索エンジンにも内容が伝わりやすくなります。
見出しタグについては、過去ののコラムで詳しく解説しておりますので、気になる方はこちらをご参照ください。
hタグとは?SEOを意識した正しい使い方を解説
6. 画像の最適化
画像には、内容を説明するALT属性を設定しましょう。ALT属性とは、HTMLで画像タグ(<img>)に指定する属性で、画像が表示されない場合やスクリーンリーダーを使うユーザーに対して、画像の内容をテキストで伝えるために使われます。
ALT属性は、視覚障害を持つユーザーのための説明や、画像が表示されない場合の代替テキストとしても役立ちます。
また、画像のサイズは、WebP形式など軽量なファイル形式を使うと、ページ速度の向上に寄与します。
さらに、画像のファイル名も内容に即したものにすると、検索エンジンにとってより理解しやすくなります。
7. 内部リンクの最適化
内部リンクとは、同じサイト内の他のページへのリンクのことを指します。記事や商品ページを内部リンクでつなぎ、サイト内での回遊性を向上させましょう。
適切に設定することで、訪問者が複数のページを閲覧しやすくなり、滞在時間が伸びるため、SEOにも良い影響を与えます。
例えば、「初心者向けランニングシューズの選び方」という記事内で、「こちらの商品がおすすめ」と商品ページにリンクを貼ると効果的です。また、「ランニング後のケアグッズ」へのリンクを追加することで、関連商品へ興味を引くこともできるようになります。
内部リンクを設置する際には、「関連性」を重視することが重要です。ユーザーが興味を持つであろう内容や関連するトピックを意識してリンクを張りましょう。
8. パンくずリストの設置
パンくずリストとは、「ホーム > メンズシューズ > ランニングシューズ」のように、ページ階層を示すリンクのリストです。
パンくずリストを設置して、ユーザーが現在サイト内のどこにいるかを把握できるようにすることも大切です。
これにより、ユーザーが直感的に他のカテゴリーや上位のページに戻れるようになります。
たとえば、「ホーム > 特集記事 > ランニングシューズおすすめ2024」というパンくずリストを商品ページに表示すると、訪問者が他の記事やカテゴリページを簡単に見つけることができます。また、パンくずリストはSEOにも有効で、検索エンジンがサイト構造を正確に理解しやすくなります。
9. モバイル対応にする
今さらあえて言うまでもないことかもしれませんが、スマートフォンでの表示が見やすいレスポンシブデザインは現在は必須の対応になります。
10. ページ速度を改善する
ページの読み込み速度は、ユーザー体験とSEOに大きな影響を与えます。遅いサイトは離脱率が高くなるため、スピードの改善は重要です。
Googleの「PageSpeed Insights」を活用して速度を測定し、指摘事項を修正しましょう。
例えば、大きな画像を圧縮してファイルサイズを減らし、CSSやJavaScriptをミニファイ(余分なスペースやコメントを削除して軽量化)します。また、ブラウザキャッシュを有効にすると、リピーターが再訪した際の読み込み速度が大幅に向上します。
より具体的な方法は過去の記事、「あなたのサイトは大丈夫?WEBサイトのスピードを改善する方法」にて解説をしています。気になる方はぜひこちらをご参照ください。
11. SNSを活用する
X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSで記事や商品情報を投稿し、サイトへの流入を促します。SNSは拡散力が高く、新規ユーザーをサイトに呼び込むための効果的なツールです。
例えば、商品紹介の投稿に「#ランニングシューズ初心者」「#マラソン初心者」などのハッシュタグを付けて、ターゲット層にリーチできるよう工夫をしていくことが大切です。
また、キャンペーンを実施して「投稿をシェアしたら割引クーポンをプレゼント」といったインセンティブを提供すると、さらなる拡散が期待できます。
12. メールマーケティング
ニュースレターで定期的に新商品情報やセール情報を送信しましょう。メールマーケティングは、顧客との関係を深めるための有効な手段です。
たとえば、「今だけ20%オフ!新商品ランニングシューズはこちら」というキャンペーンメールを配信する際には、メールの件名を簡潔で目を引くものにします。また、内容には商品画像やレビューを含め、視覚的にも魅力的な構成にすることが大切です。
13. レビューを集める
購入後のお客様にレビュー投稿をお願いし、特典を提供するのも効果的です。
たとえば、「レビューを書いて次回購入時に使える10%オフクーポンをプレゼント」といった施策を取り入れると、レビューが集まりやすくなります。また、集まったレビューをサイトに表示することで、商品の信頼性が高まり、新規のお客様も安心して購入できます。
14. アクセス解析の実施
Googleアナリティクスで訪問者数、流入経路、滞在時間をチェックします。具体的には、直帰率が高いページを特定し、そのページの内容やデザインを見直しましょう。
15. データに基づく改善策の実施
アクセス解析で得たデータを分析し、具体的なアクションを実行します。
たとえば、滞在時間が短いページには、目を引くビジュアルや簡潔なキャッチコピーを追加し、訪問者が興味を持つように改善します。定期的にデータを確認し、変化に応じてサイトを最適化しましょう。
まとめ
今回はSEOに強いECサイトにするためのチェックリストを15個ご紹介しました。これらのチェックリストを実践することで、SEOに強いECサイトを構築していくことができます。
また、今回ご紹介したチェックリストの内容は、「継続」することが一番重要です。
一朝一夕で成果がでるものではなく、それぞれの項目を継続して取り組むことで、着実に成果が出ます。
中長期の視点で地道に1つずつ取り組んでいきましょう。