実はウソも多い!?巷でよく見る「SEOに強いホームページ」とはなにか
巷でWebに関する集客の情報を見てみると、WebマーケティングやらSEOという言葉が至る所にでてきます。
単語は聞いたことあるし、なんとなく意味もわかるけど、いったいこのWebマーケティングとSEOって何が違うの?と感じられてる方もいらしゃるのではないでしょうか。今回はそんな方に向けて、WebマーケティングとSEOの違いを解説しますす。
両者の違いを知り、自社ではどう生かしていくのか、丁寧に解説いたしますので、ぜひ最後までご一読ください。
Webマーケティングとは
Webマーケティングとは、Webサイトへ訪問してもらう集客活動、商品やサービスの販売・ブランディング等、Webを使ったマーケティング活動全般を指します。
Webマーケティングとは、インターネットを活用して自社のWebサイトに訪問者を集め、売上を向上させるための活動全般を指します。主な対象としては、以下のものがあります。
- Webサイト(ホームページ、LP、ECサイト等)
- Web広告
- メールマガジン
- ソーシャルメディア(SNS)
たとえばWebサイトの場合、Webマーケティングの具体的な施策として、SEO(検索エンジン最適化)、オウンドメディアの運用、LPO(ランディングページ最適化)などが含まれます。
また、Web広告にはリスティング広告、ディスプレイ広告、動画広告などの多様な手段があります。
このように、Webマーケティングにはさまざまな方法があり、成果を上げるためには、自社の目標に合った施策を選び、効果を測定しながらPDCA(計画・実行・評価・改善)サイクルを回して、着実に進めることが重要です。
SEOとは
SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、「検索エンジン最適化」と呼ばれます。
簡単に言うとWebサイトをGoogle等の検索エンジンで上位表示させるための施策、というものになります。
当然検索結果の順位が高いほどユーザーのクリック率は高く、サイトへの流入数も多くなるため、いかに上位表示を狙えるかどうかがポイントになります。
特に狙ったキーワードで検索結果の1ページ目に表示をできるかどうかが重要になります。
一般的には、検索エンジン利用者のおよそ80%は検索結果の1ページ目まで、残り20%が2~3ページ目まで閲覧するといわれています。
現在は検索エンジンだけがWebサイトの流入元ではなくなってはいますが、まだまだ検索エンジンの力はかなり強いです。つまり、自社サイトの集客アップには、SEO対策は必須と言えます。
日本で検索エンジンのシェア率の大部分を占めるのはGoogleです。
そのため、SEO対策はいかにGoogleの検索で上位表示をさせるか、がポイントになります。
なお、2011年からYahoo!はGoogleの「検索エンジン」と「検索連動型配信システム」を採用しており、GoogleでSEO対策を取っていれば、Yahoo!でも検索順位はほぼ同じものになります。
ただし、あくまでも「検索技術を利用」しているだけであって、検索結果が全て同じになるという訳ではありませんのでご注意ください。
WebマーケティングとSEOの違い
上述の通り、SEOはWebマーケティングの一部であり、検索エンジンからのアクセスを増やすことを目的としています。
一方、WebマーケティングはSEOを含む広範な活動を指し、あらゆるオンラインチャネルを通じて顧客を獲得し、ビジネスを成長させることを目指しています。
まとめると、SEOはあくまでWebマーケティングの一つの手段であり、Webマーケティングはより広範な戦略を含む総合的なアプローチです。
どちらも重要ですが、目的や状況に応じて適切な手法を選び、効果的に活用することが求められます。
Webマーケティングで行うこと
両者の説明をしたとことろで、次にWebマーケティングは実際どんなことを行うのか、もう少し具体的に掘り下げていきます。
Webマーケティングで行うことは主に下記の3つになります。
- 集客活動
- アクセス解析
- リピーター獲得
集客活動
Webマーケティングでは、1つの基本命題として自社のWebサイトにアクセスしてもらう「集客」が挙げられます。
集客の代表的な施策として、SEOとWeb広告、SNSの3つがあります。
アクセス解析
Webサイトのアクセス解析を行い、現状を分析し、改善策を出して実行していく活動になります。
- どんなキーワードで検索されているか
- どこから自社サイトに流入してきているか
- どんなページがよく見られているか、逆にどのページがあまり見られていないか
- どのページでサイトから離脱されているか等、
様々な角度からユーザーの行動分析を行います。
Webサイトへアクセスしたユーザーの離脱を防ぐには、ユーザーが最初にアクセスしたページ(ランディングページ)を最適化することが効果的だといわれています。
リピーター獲得
繰り返し商品やサービスを購入してくれるリピーターの確保もWebマーケティングの活動の一つになります。
リピーター獲得には、「メールマガシンの配信」と「SNS」の2つの代表的な施策があります。
メルマガの配信部数や配信回数は少ないとあまり効果がありません。
ただ配信をするだけでなく、
- メルマガの登録者数を増やすにはどうするか
- メルマガの購読率を上げるにはどうするか
- メルマガの信頼度を上げるにはどうするか
- メルマガの解除率を下げるにはどうするか等
様々なことに注意を払いながらユーザーとの関係づくりの構築を行なっていきます。
メルマガ以外にも活用できる媒体に、SNSがあります。現代では言うまでもなく、SNSの活用もマーケティングにとって重要です。
SNSは、以下のような戦略で運用します。
- 目的とコンセプトを決める
- 同業他社の活用方法を参考にする
- ターゲットを決める
- 発信するコンテンツの方向性を決める
- 発信を地道に続け、分析・改善を繰り返す等
SNSをうまく活用できればファンを増やすができます。
WebマーケティングとSEOの違いのポイント
WebマーケティングとSEOについてそれぞれ説明をさせていただきました。
上記の説明をお読みいただくとわかる通り、SEO対策とはあくまでWebマーケティングの一部というものにになります。
GoogleやYahoo!に上位表示をさせることだけがWeb上での集客の方法ではありません。
SNSに力を入れたり、Web広告を出したり、様々な手法があります。ですが当然どの手法も一長一短があります。
実際にこれらの手法全てを自社で行うことは、人的リソースが少ない個人事業主や中小企業が行うことはあまり現実的ではありません。
自社で取り組めること、外部に委託することは分けつつ、様々な角度からアプローチをかけていくことが大切です。
なぜなら、Webの世界は日進月歩で変化しており、昨日まで集客できていたWebサイトがある日急にアクセス数が落ちるということはよくある話です。
一つの手法だけにとらわれず、リスク分散のためにも、様々な角度からWebマーケティングに取り組んでいきましょう。
まとめ
今回はWebマーケティングとSEOの違いについて解説をいたしました。
Webでの集客活動というと、SEO対策に偏りがちですが、実際には多くの手法があり、それらをうまく組み合わせていくことが大切になります。
全てを自社内で行うことはある程度人がいる企業でないと難しく、多くの企業の場合は人手が足りなかったり、専門知識ががある人材がいない、というのが現実だと思います。
全て外部に丸投げをするとぼったくりに遭う危険性が高くなりますので、自社でできること、外部に委託した方がいいことは予めピックアップしておき、自分たちではまかなえない部分は外部のプロに委託をしていきましょう。