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ほぼ100%当たる「強みがない」会社・人に共通する戦略の見直し方

小倉拓也

小倉拓也

テーマ:自己発信



企業であれば「同業他社が強くて勝ち目がない」という。
個人であれば「やりたいことや強みがなくて自信がない」。という。

一つ間違いなく言えるのが「強みに気づいていないだけ」だということ。

今のところ、ほぼ100%に近い確率で僕の考えた戦略が当たっているので、今日はその戦略の作り方を解説します。


「個人編」強みを見出すにはどうしたらいいのか


強みがない会社・個人に共通しているのが「好きなこと」と「思い込み」が強いことです。

わかりやすい例でいえば、個人の副業や起業家が陥る「セミナージプシー」。

頭ではわかっているけどやりたくないことや「これやったら苦労しそうだな」というものです。

以前、お仕事のサポートをしていた方が「〇〇を軸にやりたいけど、Xじゃフォロワーが増やせない」という相談がありました。

僕の意見はこうです。

「その人たちは見る目がない」
「自分たちの土俵でしか考えられていない」
ハッキリいいました。

自分の勝ち筋でしか物事を考えられない人はハッキリいって二流です。


コンサルが得意な人にコーチングのコンサルを依頼しても、コーチングの思考を持ってないから上から目線のアドバイスが降ってくるということです。

考え方としては、

・軸にしたいことがあるなら、需要があるかどうか
・需要がある、つまりマーケットがあり市場が動いているか
・自分の知識やスキルが「商品」として成り立つか

これが揃っているならば断言できるレベルで伸ばせる。確実に。

やると決めたらターゲットを決めたり発信するノウハウや手法を考えるだけ。あとは深さの問題です。


「企業編」競合に勝つにはどうしたらいいのか


先日とあるセミナーを受けました。

ある地域で建築業で成功した企業の社長が講演をしていました。

話を聞いていて途中まではよかった。けど中間から最後に向けて気になる取り組みがわんさか出てきました。

「多店舗展開」じゃなく「他業種展開」です。

正直、「どうなのかな?」と思いました。

実際の経営状況を見ているわけではないので一概には言えないのですが、地方で勝ち抜くために多店舗展開をするのはいいと思うのです。

では、その業界・業種において、その地域で圧倒的ナンバーワンになることができたのか?と。

出来ていれば素晴らしいことは間違いない。けど、数年であっちこっちに業種を広げ過ぎではないか?と。


他業種展開の際M&Aなら勝てる


ロールプレイングゲームが好きなので例にすることが多いのですが、僕はファイナルファンタジーやドラクエが好きです。

最近はあまり遊び時間がないですが、「ドラクエ3」を例にするとわかりやすいのです。

魔法使いでレベル30になったあと、ある程度魔法をマスターしたから戦士に転職するとします。

すると、戦士レベル1からスタートする代わり、マジックポイントがかなり少ないけど魔法が使える戦士が誕生します。

他業種展開ってまさにこれです。今までの業種でレベル99になっても、自社の取り組みとして別業種を始めようとすると、レベル1からスタート。

つまり、ノウハウも経営力も人員も、すべてが1からスタートするわけです。

正直ラクじゃない。だからこそ、あっちこっち手を出す飽きっぽい人は長続きせず、結局は原点回帰して強みを見直し、「自社の最も強いところで勝負し直す」ことを選ぶのです。

他業種展開すると「敏腕社長」みたく言われて気持ちよくなります。

でも、だからこそ自分の力じゃなく他社の力を借りることが求められます。


ノウハウがあるけど経営で困ってる企業に相談する


M&Aと言いましたが、「買ってやるからウチの傘下に入れ」などというのは絶対にNGです。

相手にも社長がいるし管理職もいます。

「買ってやる」じゃなくお手伝いを依頼する、という姿勢であればどうでしょうか?

たとえば例にしている建築業界でいえば、「家を作る」「家を育てる」「建物をよりよく使う」ノウハウに長けています。

そのノウハウを有効活用するにはどうしたらいいのかと考えたとき、僕は真っ先に「ハコ貸し」を思いつきます。

・廃業した工場をリフォームしてコワーキングスペースにする
・人が住んでいないビルに美容テナントを集中して入ってもらう
・古民家をリノベーションしてホテルにする

すでにノウハウがどこにでも転がってそうな案ばかりに見えるかもしれません。

けど、まだまだ実現しきれていないのが日本であり地球です。

特に日本なんて少子高齢化が進んで人が住まなくなった家やビルばかりなんだから、見栄を張らずに謙虚に連結して育っていく姿勢を作る。


日本人特有の「和の心」


他業種展開は魅力的です。

こういう事例、マジですっごく多いです。

地元で勝てなくなったアパレルメーカーが広告費をかけてビックサイトとかに出店し、気づいたら名前が変わっていたり廃業していたりとか見かけたりします。

いきなり大きく打って出るのではなく、足元をまずは固めるのです。

企業を大きくする、個人が成長する、それぞれ間違いなく「足元を固めてある」状態を作れていなければ、断言できるレベルでいつか苦労します。

二代目・三代目の経営者に多いのが、「俺の代ではもっと会社を大きくする!」という願いが強く、先代のやってきたことを蔑ろにしてしまったりする事例を目にします。

大きくできるのはすごいことだと思います。それで成功したら本当にすばらしい。

ですが、経営的に広告費をかけてアクセスが増えたりすれば勝てるわけではありません。

第一人者になったつもりにならず、原点をいつまでも忘れてはいけないと、常々思っています。

先日。僕がめちゃくちゃ関係性が深くて前職では毎日のように電話していたある会社が廃業しました。

15年も運送会社にいたので、多くの廃業・失踪・夜逃げに立ち会ってきました。

会社が貸出していたPCや機材を持ち逃げされたとかもあり、担当をしていただけで始末書を書かされたこともあります。

そうなってしまわないように、もしも今「強みがないから新しいことをしたい」という人は、気軽にお声かけいただけたらと思います。

戦略を見直す際、ガチで時間をかけたリサーチが必要です。

・大カテゴリ
・中カテゴリ
・小カテゴリ

この辺りを何十パターンも考えたりします。

そうでもないと新規事業を成功させるなんて無理なのです。

そういう背景を知らず、「有名な〇〇先生に聞いたから間違いない」などと安直に考えてしまうと、マジで後々苦労します。

もし意見を聞くならば、責任をもって一緒に走ってくれる人に、あなたの事業を伴走してもらってください。

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小倉拓也
専門家

小倉拓也(コピーライター)

おぐらプロ

コピーライター12年の経験を生かし、コーチング姿勢でお客様の強みを見つけ販売導線を実装。50社を超える企業のLP制作、メルマガ、LINE、マーケティング自動化など、【言語化】エキスパートに丸ごとお任せ

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