お客様の声
Mybestpro Members
小笠原映子プロに寄せられたお客様からの口コミ評価・評判をご紹介。いろんな悩みや要望を持ったユーザーからの声が集まっています。
- 17件 / 並べ替え:
絵本制作前
家族のことで悩みがありました。考えても何も変わらないという思いから、この悩みを墓場までもっていこうと思っていました。そう思っても、頭から離れず、モヤモヤする毎日。何もする気にならない日は、ひとり家で閉じこもっていました。足腰の痛みなど身体の不調も増えてきました。病院に通っても改善せず、歳だからとあきらめていました。
絵本制作後
嫌なことにフタをして、毎日モヤモヤした気持ちで過ごしていました。カウンセリングでは、複雑な問題だと思っていたことが、整理して考えると簡単明瞭になりました。未解決のこともありますが、日常のささやかな幸せに心をとめ、今は前向きな気持ちで自分の役目を果たしながら、草むしりや友人と過ごす時間を楽しめるようになりました。(70歳代女性)
絵本制作のプロセス
よしこさんの暮らし
よしこさんの楽しみは、自宅の庭で四季折々の野菜を育て、収穫した野菜を家族や友人に食べてもらうこと。庭に咲く季節の花々を愛でながら、種まき、水やり、草むしり。孫たちと一緒に収穫しながら採れたての野菜を食べたことが楽しい思い出。
絵本のテーマ決定
絵本のタイトルを「よしこさんの野菜づくり」とし、四季折々の野菜づくりや庭での思い出を組み立てながら、絵本のストーリーを一緒に考えました。たとえば、「たんぽぽが咲き、いも虫が顔を出すと、春を感じ、畑に苗を植えていた」というエピソードを語ったとき、よしこさんの表情がキラキラ輝きました。この場面も絵本に取り入れました。
何気ない日常の幸せ
ご本人にとっての身近な出来事は「当たり前のこと」かもしれませんが、何気ない日常にこそ「気づいていない幸せ」があります。カウンセリングでエピソードを引き出し、絵本ではその幸せにスポットライトを当てて制作しました。
絵本のストーリーを考える
四季折々の野菜づくりや庭での思い出のエピソードを組み立てながら、絵本のストーリーを作成。春から夏、秋、冬へと季節が進み、最後のページでは「望む未来」を描きました。
『よしこさんの野菜作り』
文:よしこ 絵:よねまるみさき
https://www.amazon.co.jp/dp/B0CH2VQ6RK
制作チームからひとこと
「自分史絵本」の一つの例としてご覧ください。
よしこさんの「日常の幸せ」と最後のページは「家族仲良く過ごしていたい」という「望む未来」を描いています。
サービス内容:絵本制作
2025年8月13日投稿
父からの感想
絵本を読んで、こんなこともあったなあと懐かしく感じた。
うまく言えないが、ホッとする、気持ちがふわっとする不思議な感じがした。
また、改めて人生を振り返るきっかけになった。
(商売をしていて)お客様の笑顔を見た時、幸せ、充実していたことを思い出した。
『まちのでんきやさん』 文:おがさわらえいこ 絵:hon-kuma
https://www.amazon.co.jp/dp/B0C8B7G2RJ
制作チームからひとこと
「お手紙絵本」の一つの例としてご覧ください。子から両親へ感謝の気持ちを込めて紡いだ物語。
でんきやさん夫婦とお客さんとの日常のやりとりを描いた話。
サービス内容:絵本制作
2025年8月13日投稿
語ることで、(辛かった場面や感情を)想起してしまうのではないかという心配も多少ありましたが、ナラティブ・アプローチは、意外にマイルドで自然と、(今までの仕事や治療は)これでよかった、間違えてなかったと心から思えました、今までつらかったけれど、私は頑張ってここまで、乗り越えた。この先も乗り越えられそうな気がする、そう感じています。
また、作者のLOKOさんは、この絵本を電子書籍として公開するにあたり、次のような感想を伝えてくださいました。
以前、自死遺族会に問い合わせをしましたが、遺族でないと参加出来ないと断られました。自死によって傷つき、心身へ影響を受けるのは、ご遺族や知人だけでなく、関わりのあったスタッフにとっても同じです。
ご遺族の為のサポートは増加している一方で、現場に遭遇したスタッフへの支援はほとんどないのが現状です。
大切な人、身近な人を自死で亡くした方の悲しみ、苦しみを癒す手段の一つとして、今回、制作した絵本をお届けしたいと考えています。
絵や文の間の表現されていない部分は、読み手の気持ちに置き換えてお読みいただければと思います。
患者さんが、自らいのちを終わらせていた現場に関わった医療職の方に読んでいただけたらと思います。
『やまない雨はない~看護師の私がきづいたこと~』
文:LOKO/テッペイ 絵:テッペイ
https://www.amazon.co.jp/dp/B0CFG2LSSC
制作チームからひとこと
この絵本は、患者の自死現場に遭遇した看護師LOKOさんの「お守り絵本」です。
回復のプロセスは、いきつもどりつのことが多いと思います。
リカバリーストーリーを絵本にすることで、たとえちょっと不安定になったときでも、読み返して、元気を取り戻すきっかけになると思います。
サービス内容:絵本制作
2025年8月13日投稿
絵本制作前
絵本をつくり始めた頃は、当時の感情をうまく言語化できず、頭の中でごちゃごちゃとしていました。
絵本制作中
小笠原さんとお話するごとにスッキリと整理されて、最終的に1ページ1ページに収まっていきました。
絵本制作後
絵本が無事に完成したときには、自分の一部が形になって現れたようでした笑
以前は悩んでいた頃の自分を、できるだけ思い出さないようにしていましたが、今はあの頃の自分のことも大切に思います。
皆さまの中には、悩みの多い同世代の方や青春真っ只中の学生さん、悩みは通り過ぎ、日々穏やかに過ごされてる方もいらっしゃるかもしれません。
そんな皆さまがこの絵本を読んで、「なんとなく心が軽くなったかも」「懐かしい気持ちになったかも」そう感じていただけたら何よりです。
これからも絵を描くことを楽しんで、色んな作品を作っていきたいと思っています。
作者から絵本の紹介
『クォーターライフ・クライシス』は20代半ば〜30代前半くらいの人が人生について思い悩む時期のことです。日本ではあまり知られていませんが、欧米では一般的な概念なのだとか。今思えば私は、重度のクォーターライフ・クライシスだったと思います。
たとえば人の命を救う人、大きな夢を叶える人、社会に貢献している人と自分を比較し『「自分は何にもできないなぁ」と落ち込み、モヤモヤした気持ちを抱えていました。
また、20代半ば〜30代前半くらいはちょうど人生の転換期ではないでしょうか。
職場では教わる立場から教える立場になったり、結婚、出産、育児などでライフステージが変わったり…、家族が高齢になり、大切な人の死を経験することもありますよね。
加えて、SNSによって他人の生活が見えるようになった昨今。
他人を羨ましく思ったり、自分だけ置いて行かれているような感覚になる人もいるのではないでしょうか。
この絵本は、私が経験してきたことをお話にしました。
ドラマチックな展開や劇的なクライマックスはありませんが、クォーターライフ・クライシスを経て、これからの人生で大切にしたいことが見えてきたような感覚があります。
もし同じように悩んでいる方がいたら、「こんなふうに、モヤモヤにも終わりが来るんだ」「自分だけじゃないんだ」と友達の話を聞くような感覚で読んでもらえたら嬉しいです。
『クォーターライフ・クライシス』 文・絵:RURI
https://www.amazon.co.jp/dp/B0CDR3Q2FB
制作サイドからひとこと
2023年クラウドファンディングの取り組みにて、ナラティブ絵本制作にご協力いただいた絵本です。
クラウドファンディングで応援してくださった方からは、自身のクォーターライフ・クライシスの時期を振り返り、そのような時期だったんだと新たな意味を認識された方もいらっしゃいました。
ライフステージの節目にナラティブ絵本を制作する意義を感じた1冊でした。
サービス内容:絵本制作
2025年8月13日投稿
絵本制作前
私が看護師として経験した、最もつらかったこと、
それは、患者さんが自ら命を絶った現場に関わったことです。
その後、私は長い間、深い苦しみの中でもがき続けました。
しかし、そのつらい体験が、たくさんの方の支えを受け、一冊の絵本となりました。
『やまない雨はない』 という絵本です。
絵本づくりを通して、私の心の傷はゆっくりと、じわじわと癒されていきました。
周囲の人に支えられ、少しずつ前を向きはじめた頃、ボランティア活動を通じて、生徒さんたちに 「いのちの大切さ」 を伝える機会がありました。
「つらい思いをしている誰かの力になれれば…」
そう願いながら、生徒さんたちに伝えたことや私の思いを、絵本に綴ることにしました。
絵本制作後
『いのちは大切』
誰もが頭では理解していることです。
『わたしのいのち』
それを理屈ではなく、絵本を通して 感じてもらえたら と思いました。
最後のページは、読者の方への 手紙のような言葉で締めくくりました。
”あなたの「いのち」は、今、どこにありますか?
あなたは、誰かにとっての大切ないのちです。
シャンパンタワーでも、1番上の自分や、大切な誰か、どれが欠けても成り立ちません。
どんなに今がつらくても、やまない雨はないです。
つらい気持ちの波が押し寄せてきた時こそ、自分に向けてやさしいまなざしで、大切なあなたのいのちを、ご自身の思う大切ないのちの中に入れてください。”
「わたしのいのち」
文:LOKO/おがさわらえいこ 絵:あいみ
https://www.amazon.co.jp/dp/B0CPV1DQPS
制作チームからひとこと
この絵本は、小学校、中学校、高校でキャリア教育のボランティアをしているLOKOさんの語りをもとに制作しました。
この絵本には、著者のLOKOさん自身が命や死に向き合ったからこそ伝えられる言葉が込められています。
また、命をテーマとした絵本ですが、ゆるふわのかわいい絵で表現しています。
子どもさんと一緒に親子でおしゃべりしながら読んでもらえたらうれしいです。
サービス内容:絵本制作
2025年8月13日投稿
絵本制作前
外胚葉形成不全は、生まれてすぐにはわからないことも多く、手探りでケアをしながら過ごすことになります。診断された後も、毎日の生活にはさまざまな工夫が必要です。
日々奮闘しているお子さんやそのご家族に、「うちの子はこうだったよ」「こんなふうに育ててきたよ」とお伝えできたらと思い、絵本を描くことにしました。
また、これからこのような子どもたちと出会う 教育現場の方々 にも、「こんな子もいるよ」「こんな工夫をしているよ」「集団の中でも生活できるよ」と知ってほしいという思いもありました。
当時、インターネットで情報を探しても、同じ悩みを持つ人と出会うことはなく、相談や情報交換ができませんでした。
「自分の経験が何かの役に立つかもしれない」と思い、Instagramに息子の育児マンガを投稿し始めたところ、外胚葉形成不全を持つ方やそのご家族と出会いました。そして、情報の少なさに苦労している現実を目の当たりにしました。
「みんなと少し違うところはあるけれど、成長し、みんなと一緒に生活していけるよ。」
「ちゃんと育つ力を備えているよ。」
そんなことを、外胚葉形成不全とともに生きる子どもたちや、その周りの方々に伝えていきたい——。
その思いが、より強くなりました。
絵本制作後
外胚葉形成不全の子を育てる中で、
「こんな子もいるよ」と周りに知ってもらえたら、主人公 はる ももっと生活しやすくなるのでは?
そんな思いから、「いつかこの経験を形にして発信したい」と考えていました。
けれども、「この情報は本当に求められているのか?」と迷う気持ちもありました。
しかし、ページを追うごとに、はるの表情ひとつひとつを思い出しながら、その時々のはるを描き留めることで、私自身の気持ちの変化を受けとめることができました。
そして、「ナラティブ絵本とは何か」を体感することができたのです。
この 『うちの子は歯が3本』 を読んで、歯が少ないことをものともせずに生きる はる の姿に、何か感じるものがあれば嬉しいです。
「うちの子は歯が3本」
文・絵:かたぎり ともみ
https://www.amazon.co.jp/dp/B0CFP8TLZZ
制作サイドからひとこと
2023年クラウドファンディングの取り組みにて、ナラティブ絵本制作にご協力いただいた絵本です。
クラウドファンディングで応援してくださった方、特に子育てで苦労されたママから共感の声が届きました。
作者のともみさんが大事にしている、「こんな子もいるよ」、「こんな工夫をしているよ」、「集団の中でも生活できるよ」というメッセージ。ナラティブ絵本でやさしくふんわり伝えられたらと思い制作をサポートしました。
サービス内容:絵本制作
2025年8月13日投稿
絵本制作前
これまでの子育てや人生を振り返り、「発達障害・グレーゾーンの子どもたちが読んで元気になる絵本を作りたい!」という思いから、絵本づくりをスタートしました。
テーマは、「できないことは深追いせず、できるところを伸ばす」。虫が大好きな主人公のぼくが、幼少期から大学生まで、さまざまな工夫をしながら学校生活を送る姿を描く予定です。
この絵本を通じて、発達障害・グレーゾーンの子どもたちが「できないこと」ではなく、「できること」に目を向け、前向きな気持ちになれるような作品を目指しています。
絵本制作後
ハードカバーにしていただいた事で、サブタイトルである「自分らしく生きる」という重みや何度読み返しても破れない丈夫な本になりました。
絵も温かみがあり、将来が明るく希望に溢れるような感覚になります。
1人1人個性があって、自分の道を進んで行って欲しいという、私の願いや思いが伝わっていると思います。
本当に素晴らしい本ができました。ありがとうございました。
「ぼくと虫の冒険~ 自分らしく生きるために~」
文:こっこ 絵:よねまるみさき
https://www.amazon.co.jp/dp/B0D5ZS8LCS/
制作チームからひとこと
この絵本は、著者のこっこさんが、お父さんやお母さん向けに出版した「発達障害・グレーゾーンの子育て中の親のための凸凹でも輝き続けるための戦略」をもとに、子どもさん向けに「ぼく」を主人公にして制作しました。
「苦手を補うツールの活用」
「自分で決めること」
「好きなことがあれば、苦手なことを乗り越えられる」
「日本の普通」は「海外の普通」とちがう
楽しみながら自分らしく生きるためのヒントや工夫がたくさんつまった絵本です。
サービス内容:絵本制作
2025年8月13日投稿
絵本制作前
これは娘が中学生の時に作った絵本です。
娘の絵本に気づいたのは、引越しの荷作りをしている時。
表紙も何もなく、ただ白いだけの本でした。
ふと、めくってみたら物語が綴られており、読み入りました。
娘の描いた絵本は、夢のある可愛いお話でした。
しかし、お話は途中で終わっていました。色もついていない…
その時、「絶対、いつか完成させよう!」と心に決めました。
絵本には、わら半紙の原稿用紙が挟まれていました。
「何かな?」と見てみると、物語の「下書き」らしき文章が綴られていましたが、忙しく引越しの荷造りをしていたため、中身をよく確認しませんでした。
引越し後、何かと気忙しく毎日が過ぎてゆきました。
娘の結婚、父の他界、自身の還暦
一つ一つ丁寧に物事を進めていきました。
落ち着いた頃、ナラティブひろばさんと巡り合い、夢の「絵本制作」が進みはじめました。
絵本制作中
コーディネーターの小笠原さんに直接、お会いして、絵本と原稿を預け、ミーティングを繰り返していた時、「物語は、途中で終わっていませんでしたよ」と連絡をもらいました。
原稿を最後まで確認していなかったのですが、結末があったそうです。
その後、色がない絵本に、「虹の向こうに」というタイトルをつけ、イラストの線画が完成し、色が入る…そんな絵本を作成する過程は、絵本に命が吹き込まれていくようでした。
ずっと絵本を完成させたいと想っていましたが、想いだけではどうにもなりませんでした。
今回、こうして絵本の完成に辿り着いたのは、「誰かに頼る」ということをしたからだと感じています。私は小笠原さん、ナラティブ絵本に出逢えて幸せです。
絵本制作後
完成した絵本を、家族に贈りました。
娘も中学生の頃に書いた物語が、こんな風に形になるとは思ってなかったと。
あたたかみのあるイラストを見ながら、ページをめくる度に段々と当時の記憶が蘇ってきたそうです。こんな話を作っていたんだなあと、とても懐かしい気持ちにもなったそうです。
完成するまでに長い年月がかかってしまいましたが、実際に形にしてくれてとても嬉しいと喜んでくれました。
絵本の完成を楽しみにしてくれていた娘のお姑さんも、親戚の子どもたちにプレゼントしたいと。
裏表紙にある絵は、娘がわら半紙に描いた主人公の「くうとつばさちゃん」の原画です。
日焼けしたわら半紙は、私達家族の時の流れを見守ってくれているようです。
『虹の向こうに』
文:emi 編集:hitopi 絵:emi / kiki
https://www.amazon.co.jp/dp/B0CFGQV9VF
制作チームからひとこと
未完だった娘さんの手作り絵本を母のhitopiさんが長い月日を経て完成させた一冊です。
「本当の自由とは?」中学生の女の子が書いたからこそ、思春期の子にも届くメッセージがあると思います。
また、絵本は、「物語」、「エッセイ」、「あとがき」を通して読み終えると、娘さん、作者のhitopiさん、hitopiさんのお父さん、親子三代の生き方が伝わります。
家族で受け継がれている大事な「思い」をカタチにする、そんなお手伝いができたように思います。
サービス内容:絵本制作
2025年8月13日投稿
絵本制作前
人生にとって、ナラティブという言葉の響きに共感していたところ、ひょんなご縁からナラティブ絵本と出会いました。
自身が生を受けた意義を自覚し、今できる事をやっておきたいと思う中、
両親への感謝の気持ちをうまく表したいと考えているところでの出会いでした。
(母は4年前に他界、父は93歳)
絵本制作後
自身の棚卸から今後の人生をクリエイトしていく上で、両親への感謝の気持ちを形に出来た事で、ある意味で責任を果たせた様でホットしました。
ナラティブひろばの製作に対する姿勢や作業内容が誠実且つ丁寧で、自身の思いを的確に表現していただけた事に感謝しています。
父をはじめ周囲からも好評で、家宝として語り継がれていければと思います。
小生の経営する飲食店「蒼海宿あかり」には、その実物を見本として飾ってあります。
お客様とのコミュニケーションの円滑化にも有効活用させていただいています。
サービス内容:絵本制作
2025年8月13日投稿
絵本制作前
私が白血病の診断を受けたときに感じたことは、絶望感よりも「娘にさみしい思いをさせないために…どうしよう?」ということでした。ママにべったりだった ひーちゃん。私が白血病の治療で家にいない間、頑張っている娘の事を何かに残したくて、入院中からお話を書き始めました。お話はすぐにできたのですが、なかなか絵を描いてくれる方とのご縁がなく、10年という月日が経ちました。
挿絵を描いてくれる方を探していたところ、ナラティブ絵本のワークショップで、ひろみさんと出会い絵本つくりがスタートしました。
絵本制作後
あとがきを書くにあたり、当時を振り返ってみると、普段は表には出てこない、怒りや悔しさがよみがえってきました。
自分の中で、気持ちの整理ができ、解消したと思っていましたが、心の中にわだかまりとして未だに残っていたこと、それに気づいたことが、その感情を手放すのに必要なのかもしれないと実感しました。
うれしいことも、辛かったことも、気持ちを表現することで整理し、気づきを糧にすること、これがナラティブ絵本を作る意味だと、私は感じました。
「ひーちゃんのおうち ママのおうち~ 白血病のママと2歳のひーちゃんのはなし~」
文:すずき たかこ 絵:いとう ひろみ
https://www.amazon.co.jp/dp/B0CNRY7BYQ
絵本の感想をご紹介します!
遺伝看護やがん看護を専門にしようとしている学生さんからいただいた感想と、出版関係の方からの感想です。
感想①
突然病気になった時、お子さんにいつ、どのように伝えようか迷う方は多いです。
「まだ幼いから」と病気であることを告げないことで、「お母さんが何か隠している」「自分のせいでお母さんは入院しているのでは?」と思い悩むお子さんもいます。
この絵本では、お母さんがまっすぐに伝えたこと、その後もひーちゃんの心の動きに対しどのようにケ
アしたか手に取るように描かれています。
また、治療を終えてひーちゃんが成長した後のことも書かれており、今お子さんにどう伝えようか悩んでいる患者さんにとって未来の希望になるのではないでしょうか。
お子さんを持つ患者さん、そのご家族に読んでいただきたい一冊です。
私も子供との向き合い方を考えさせられました。
チャイルドサポートを必要とする患者さんにご紹介しようと思います。
感想②
とてもあたたかい気持ちになれる絵本だなあと思いました。
扱っているテーマは重いのかもしれませんが、鈴木さんの言葉と、やわらかい絵によって、
「絵本」として読みやすくまとまっている印象を持ちました。
同じような患者さんやご家族が読まれたら、勇気づけてくれる1冊となっているのではないでしょうか。
この絵本が、一人でも多くの支援等を 必要としている方に届くことを願っております。
感想③
私はがんをどうお子さんへ伝えたら良いか悩まれている患者さんへ、3つのC(がんであること、うつらない、あなたが原因ではない)を伝えています。
ただこの本ではその全てが、とても自然にひーちゃんに伝えられていて、ひーちゃんも色々な思いがあったと思いますが、おかあさんを応援して頑張った様子が見えます。
伝え方の知識やノウハウも必要とは思いますが、そうしなきゃと思わず、まずはお子さんの力を信じ、周囲の人の力を信じることの大切さも併せて伝えることが大切だと改めて感じました。
またここでは主治医の先生の言葉も書かれています。
とても大切なメッセージが、わかりやすく伝えられていると感じました。
こういった声掛けを、関わる医療者が共通認識をもって自然に行っていけたらと感じました。
感想④
あとがきでは、病院に勤務する者として、胸が苦しくなる思いがしました。
職場としては「無理をさせてはならない」、「負担の少ない業務しかさせられない」という思いがあり、患者さんとしては「復職後であり、何とか頑張りたい」、「迷惑をこれ以上かけられない」という言葉を実際聞きます。
治療中や復職後も体調の変化は確かにあると思います。
でも創造ではなく、もっとお互いがコミュニケーションをとり、その方らしく働いていける環境や生活をみんなで考えていくことが、
その人を本当の意味で支えるということに繋がると再認識しました。
親の病気を子どもに伝えるか
病院に置いていただき、お子さんに、病気を伝えることを迷っているお母さんに読んでもらって、「子どもに伝えようかな」と決心されたというお話を聞きました。
サービス内容:絵本制作
2025年8月13日投稿
制作前
ふわふわちゃん制作前の自分は、いつも、不安で心配でした。誰かの期待に応えられない=自分には価値がない、という思い込みから、自分の気持ちや感情には目を向けることなく、いつも周囲の人の期待や望みに応えることに自分のすべてを注ぎ込んでいました。
そして、誰かに怒りを感じることや、誰かの望みを叶えるために苦しいとか悲しいなどと感じることはあってはならないことでした。誰かの期待に応えようとする際に、そういったネガティブな感情を抱くことは、私の弱さであり、私の努力不足だと信じていました。
さらに、相手の期待に十分に応えられないという状況は私が存在する価値がないことの証明だと思っていたのです。
そして「期待されたら、それ以上の結果を出さなければいけない」「相手の期待に完璧に応えなくてはならない」「正解にたどりつくまでは休んだり、楽しんだりすることは許されない」というような「思い込み」により、私は人から期待されることにプレッシャーを感じながらも、いつ見捨てられるかわからない、という不安と恐怖を軸にして行動していました。
そして、私は幸せを感じることを許されていない人間で、私はそのストーリーの中で生きていくしかないのだと思うようになりました。
そんな時にナラティブ絵本の小笠原さんはじめ、温かな人との出会いと交流が重なり、自分が苦しんできた過去の出来事を未来に続く物語として再構築することで、これまでの自分を肯定し、これからの自分を励ますことができるのではないかと感じるようになりました。
過去の出来事をそのまま思い出すことが辛い私には絵本というツールが合っているように感じましたし、一人で自分の過去と向き合う自信がなかったので、私の話を誰かに聞いてもらいながらストーリーを作るようなスタイルが自分にはよいのではないかと思いました。
制作後
親子関係の中で身につけてきた思考の癖のようなものが生活のあらゆる場面で私に影響を及ぼしていたこと、そして、その影響から逃れることはできないという思い込みがあったことに気が付くことができました。
自分の抱える問題が解決できたわけではありませんが私の人生のストーリーは誰かに与えられるものではなく、私の意思で私自身が紡ぐことができる、という感覚を知ることができたのは大きな一歩でした。
今でも、親の思うような子どもになれなかった、という感覚は私につきまとい、私が存在することを否定し、何者かにならなければ私は存在する価値がないのだと思わせます。
私自身が経験したことは過去の出来事ですが、その出来事によって引き起こされる苦しみはまだ続いており、その時々で形を変えて襲ってきます。
私を攻撃してくる相手は目の前にいなくても、私は今も身構えながら毎日を過ごしています。
ただ生きているだけでいいんだ、と抱きしめてもらった経験と記憶があれば自分自身の人生を大切に生きようと思えたのかもしれない、そして自分を大切に思えたら、自分のために成長しようと頑張ったり、励んだりできたのかもしれない。
罪悪感なく、自分を守ろうと努めることもできたのかもしれない、などと考える場面もあります。
そのような考えから、「大切に扱われる」という感覚を得ることが、「自分は存在する価値があると感じながら生きること」には不可欠だと思うようになったので、ふわふわちゃんは、そのままでいいと言ってくれる人と過ごすストーリーになりました。
私自身はまだ、完全に鎧を脱ぐことはできておらず、親と似たような雰囲気の人と接する際は無意識に何かを身に着けようとしています。
ただ、そんな時にふわふわちゃんのストーリーを思い浮かべると「もう、鎧を身につける必要はないんだ」「鎧は私を苦しくさせるだけなんだ」ということを思い出し、鎧を着なくて済むようになってきました。
ふわふわちゃんの絵本は、怖くて向き合うことができなかった苦しい出来事の印象を、優しく希望がある印象にしてくれ、私にも未来がある、と感じさせてくれます。
過去の出来事を変えることはできませんし、過去の出来事の影響は消えないかもしれません。しかし、ふわふわちゃんを開くと、ここから先の未来は、私が私のためのストーリーを作ることができ、私のために生きていくことができるということ、そして不安や恐怖ではなく、希望や期待を私の軸にして行動していいということを思い出すことができるのです。
そして、力まなくても、ふわふわと様々な出来事を乗り越えていけるよ、と励まされているような気持になるのです。
『ふわふわちゃん~ きょうもうっかりこじれてます~』
文:kokage 絵:hon-kuma
https://www.amazon.co.jp/dp/B0D633WCKT
サービス内容:絵本制作
2025年8月13日投稿
絵本制作前
ナラティブ絵本を制作するにあたって
訪問看護ステーションの管理者として、日々ご利用者さんと関わる中で、「何気ない日常の幸せ」や「大切な人を思いやる気持ち」の尊さを実感しています。今回、私がナラティブ絵本を制作しようと思ったのは、あるご高齢のご夫婦との出会いがきっかけでした。
お二人は、穏やかな日々の中で互いを思いやりながら暮らしており、その姿はとても温かく、優しさにあふれていました。そんなお二人の日常の一コマ一コマが、とてもかけがえのないものに思え、「この素敵な瞬間を形に残したい」と強く感じたのです。
絵本制作後
ナラティブ絵本をお渡しして
本日、利用者さんに絵本をお渡ししました。
ご本人もご主人も、涙を流して喜んでくださいました。これまでの訪問では、これからの生活について重たいお話をすることが多かったのですが、この絵本を通じて、お二人の久しぶりの笑顔を見ることができました。
「こうやって笑っていたね」と、お二人は昔のことを懐かしそうに振り返りながら、お話をされていました。絵本が、お二人にとって大切な思い出を振り返るきっかけになったのかもしれません。
この絵本が、少しでもお二人のこれからの生活に寄り添い、支えになれば嬉しく思います。(おこがましいかもしれませんが、そんな願いを込めています。)
何度でも読み返せる絵本だからこそ、これからの毎日の中で、ふとしたときに手に取っていただき、心の支えになればと思います。
本当に、ありがとうございました。
「しあわせ」
作:株式会社ワイズハート ワイズ訪問看護ステーション たかはし よしみ 絵:よねまる みさき
Instagramに全文掲載しています!(関係者の許可を得て掲載しています)
https://www.instagram.com/p/CyQHf2_L6tI/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==
https://www.instagram.com/p/CyQICZ5ror9/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==
制作チームからひとこと
この絵本は、訪問看護ステーションの管理者であるたかはしさんが、「利用者さんのためにナラティブ絵本を作りたい!」という思いから制作しました。私自身、訪問看護師をしていたこともあり、訪問の利用者さんに絵本をつくりたいという思いもあり、うれしいコラボでした。
絵本には、利用者さんご夫婦の「何気ない日常の幸せ」や「相手を思うエピソード」を描いています。
ご夫婦のこれまでの長い歴史についての具体的なエピソードを綴っているお話ではありませんが、これまでの歴史があるから醸し出す関係性がほんわかと伝わるような絵本です。
サービス内容:絵本制作
2025年8月13日投稿
絵本制作後
何気なくライオンを描いているうちに、
失敗したライオンの絵が弱々しく。
それが自分に見えて来て…。
失敗作の隣に描き直したライオン。
それは男らしく強すぎたようなライオンになってしまいました。
でもその2匹のライオンは、まるで私達夫婦の様。
そのまま失敗にせず描き続けて行くとその夫に見えるライオンは強さと優しさに溢れ、私の家族は夫に守られてきたんだなぁと優しい気持ちになりました。
そして、夫に感謝の気持ちが湧き起こりました。
一旦絵にすることによって、自分の夫婦関係を表に現したかのようで、時にマイナスもあるけれどプラスの面も多くて。
色んな事も沢山の人にも支えられているんだと言うことに深く気づきを得ました。
サービス内容:絵本制作
2025年8月13日投稿
絵本制作前
きっかけは、ナラティブ絵本のワークショップ。もともと絵本つくりに興味がありましたが、問題は絵。学生時代に絵が下手だとからかわれた経験もあり、不安で手が止まることもありました。しかし、「誰に見せるわけでもなく、自分のために作る」と考えたことで、私の中のハードルが下がり気持ちが楽になりました。
テーマはペットロス。本当に大切だった愛猫との日々が、突然の永遠の別れとなり、いつしか辛い思い出になっていました。ワークショップでは「ただ悲しい思い出にしたくない」という一心で描きました。たった数ページでも、「私にもできた。できるんだ!」と大きな達成感がありました。
「もし興味があるなら、ちゃんとした本にもできますよ」と言われ、好奇心がむくむくと湧いてきました。そして今回、イラストレーターさんを紹介してもらい、さらに仲介役としてやり取りまでサポートしていただきました。私は交渉が得意ではなく、過去に嫌な思いをしたこともあったため、その点も不安でした。しかし、その不安も取り払われ、もはや「作る」以外の選択肢はありませんでした。
絵本制作後
文章をまとめていただき、それに合ったイラストを描いていただく中で、当時の思い出がよみがえり、「かけがえのない時間を過ごしたな」と、寂しくも温かな気持ちになりました。
制作にあたっては、ストーリーやキャラクターの提案など、依頼者の気持ちやペースに細かく寄り添ってくださり、予定通りに完成させることができました。印刷や製本についても、一つひとつ丁寧に対応していただき、安心して取り組むことができました。本当にありがとうございました。
完成した本を手に取った瞬間、表紙の可愛さに震えました。再現率の高さに感動…! 赤いボールは、まろがよく遊んでいたお気に入りの道具。ブランケットの上で眠るまろの姿も、そのままそこにありました。まだ本を開く前から、涙がこみ上げてきました。
そして、サポートしてくださった小笠原映子さん。変な話ですが、もし絵のデータだけを持っていたとしても、私ひとりでは到底仕上げることはできなかったと思います。常に伴走し、背中を押してくださり、本当に感謝しかありません。
この絵本を作り終え、ようやく自分の中で気持ちの整理がついた気がします。
作ってよかった、本当に。
まろとの時間は、何よりも幸せでした。
※印刷製本手続きはご依頼者さまであるみけにゃんさんご自身が行いました。
(フルパッケージではなくカスタマイズでの制作サポートをご利用いただきました)
みけにゃんさんの記事「憧れの絵本作りした話」
作者のみけにゃんさんが、今回の絵本づくりのご様子や感想などをnote に掲載してくださいました。
アカウント名:真矢(みけにゃん)@8/31止まり木カフェ
記事タイトル:「憧れの絵本作りした話」
https://note.com/1031mike/n/n838d6af9d679
こちらもぜひご覧ください。
制作者としては、涙がでるほど嬉しい内容
制作サイドから
この絵本は、作者のみけにゃんさんがエッセイとして綴ったお話をもとにストーリーをつくりました。
絵本として表現する場面を抜粋し、文章を短くシンプルに。
挿絵部分については、制作プロセスが、
ラフ画→線画→着彩と進むにつれ、
みけにゃんさんの「思い出」の解像度が上がるような印象がありました。
ペットロスの乗り越え方は、いろいろあると思います。
同じ悲しみを抱えている方に、読んでいただきたい絵本です。
「悲しいだけの過去にしたくない、毎日が本当に幸せだったから」
この言葉が心に残る絵本です。
挿絵はkikiさんが担当してくださいました。
kikiさん自身もペットロスを経験したことがあり、
当時の事を思い出し感情移入しながら描いた感慨深い作品との感想をいただきました。
「ペットの相談館」での絵本の貸出について
ちなみに、ペットの相談館さんで「ペットロスを癒やす絵本」の貸出をしています。
ナラティブ絵本「まろが私にくれたもの」も貸出絵本のリストにあります。
サービス内容:絵本制作
2025年8月13日投稿
※お客様の声は、小笠原映子プロがお客様から頂いたご意見・ご感想を掲載しています。


プロのインタビューを読む
自分が主人公の絵本作りで前向きな人生をサポートするプロ
















依頼主様
女性 /30代時期:2023年12月回数:はじめて
『大好きなじぃじばぁば』:クライアントさんからの感想
絵本制作前
○依頼主(30歳代女性)
家族で遠くへ引っ越しをすることになり、お世話になった義理の両親へ何か贈り物ができないかなと考えていたタイミングでナラティブ絵本に出会いました。
絵本のストーリーを考えるために夫婦で話し合いをしていく中で、一つの出来事に対する感じ方、考え方の違いがあることに気がつきました。
普段から、今後の生活に対しての認識や価値観のすり合わせは行っていましたが、両親へのプレゼントとして絵本作りを行う過程で、より根底にある想いなどを共有する いいきっかけになったと思います。
○夫
初めて妻から絵本を作ると聞いた時は、どういう形になるのか全くイメージが持てませんでした。
これまで、家族の思い出は動画に残して共有していましたが、データだと両親が見にくいこともあり不便を感じていたので、手元に置いておけて、いつでも見返すことのできる絵本は、親世代にとっても家族との幸せな日常をより身近に感じることのできるいいツールになるかもしれないなと感じました。
また、普段から子供や家族の未来について話し合うことは多い方ですが、絵本作りのように抽象的なことを視覚化する機会はあまりないのでとても新鮮でした。
絵本完成後の感想
○依頼主(30歳代女性)
家族との想い出や出来事を絵本にするのは初めての経験だったので、はじめはどのようなエピソー ドを選んだらいいか分からず少し悩みましたが、小笠原さんに伝えたい想いやイメージを聞いてもらいながら一緒に方向性を決めることができたので、最終的にとても満足いく絵本ができました。
ナラティブ絵本は、絵本の中で表現するストーリーだけで人生を振り返るのではなく、絵本をきっ かけに家族が話し合ったり、普段改めて言いにくい想いを伝え合うことで、気付きが得られるんだなと実感しました。
絵本をプレゼントしたときのご家族の反応
遠方へ引っ越す直前に、宿泊先のホテルで娘から両親へのプレゼントとして渡しました。
母が、声を震わせ、涙を浮かべながら目の前で読んでくれましたが、絵本では、一緒に住んでいた頃の家の様子や思い出が再現されていて、「こんなこともあったね」と思い出に浸りつつ、「これからの成長が楽しみだね」「きっと素敵な毎日が待っているよ」と快く送り出してくれました。
絵本は「一生の宝物にする」と喜んでくれていたので、娘もとても嬉しそうにしていました。 また、後日話を聞くと、絵本はリビングに大切に飾り、何度も読み返してくれているようです。
絵本制作のプロセス
絵本づくりのきっかけ
30歳代女性から、義父母へのプレゼントとして、ナラティブ絵本を作りたいとの依頼がありました。半年後に、その女性は、夫、娘さんと一緒に、遠方に移住するため、義父母の家と離れて暮らすようになります。その節目として、お世話になった義父母に感謝の気持ちを伝えたいとの意向でした。
依頼者の女性は、娘さんが生まれてから、慣れない育児を義父母に助けてもらったこと、義父母と過ごした数年間の思い出を語ってくれました。絵本を贈るなら、「嫁からより、孫からの方がいいかな?」「家族3人からの方がいいかな?」、絵本の構成やテーマなど、夫と娘にも相談したいとのことで、相談していただきました。
家族との対話で気づいたこと
依頼者の女性が、娘さんに祖父母との思い出や伝えたいことを聞いたところ、「長生きしてほしい」と。また、ご主人と移住後の暮らしや想いを深くすり合わせていくと、移住や今後の両親の生活について、少し認識のズレがあることがわかったそうです。女性は、「夫婦で一緒に暮らしていても、認識がズレることが、あるんですね!」と話し、さらに、「義父母は、世代も離れているし、暮らしていた地域風土も違うので、今後のことなども、きちんと伝えないと伝わらないですね…」と、絵本づくりが、夫や娘の思いを聞くきっかけとなり、また認識のズレに気づくきっかけにもなりました。女性は、「義父母も移住については、応援してくれているものの、心配や不安な気持ちも大きいかと思うので、私達夫婦が『今後について考えていること』をきちんと伝える機会をもちたいと思います…」と、思いや考えを伝える必要性を感じたそうです。
絵本のテーマとストーリー
絵本の構成は、「孫から祖父母へのプレゼント」とし、伝えたいメッセージは、「元気で長生きしてね!孫の成長を見守ってね!」に決まりました。ストーリーは、娘さんが生まれてからの日常のエピソードを綴り、最終ページは、家族で食卓を囲む絵に決まりました。最終ページの文は、娘さんの手書きで書くことに。また、裏表紙の絵も、絵が得意な娘さんが描くことになりました。
サービス内容:絵本制作
2025年8月12日投稿
参考になった・0