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古川仁章プロは上毛新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

職人の技を「仕組み」で支える——パイプ加工の現場から生まれる効率化の知恵

古川仁章

古川仁章

テーマ:パイプ端末加工

群馬県太田市で製造業を営んでおります、株式会社MATSUMURAの古川仁章です。

私たちは、自動車や設備に使われる「パイプ」の加工を専門としていますが、日々現場で向き合っているのは「いかにして品質を安定させ、お客様の課題を解決するか」というテーマです。

今回は、当社の得意分野である「端末加工」を例に、少し専門的な、けれど「ものづくり」の本質に関わるお話をさせていただきます。

「属人化」という現場の課題をどう乗り越えるか

パイプとパイプを接合する際、端の部分を広げてメインの管に沿う形にする「ハカマだし」という加工があります。

この加工の後には通常「ろう付け(金属接合)」を行いますが、実はその前の「仮止め」の工程に大きな課題がありました。

これまでは「Tig溶接」という手法で仮止めをしていましたが、これは作業者の熟練度によって仕上がりが左右される、いわゆる「属人化」しやすい作業です。
技術者が不足する現代において、特定の誰かにしかできない工程があることは、生産スピードや品質の安定におけるリスクにもなり得ます。

端末加工の「ついで」に仕掛けを作る発想

そこで私たちが提案しているのが、「端末加工の段階で、溶接を楽にする工夫を盛り込む」という手法です。
具体的には、ハカマだしの成形と同時に「プロジェクション(溶接用の突起)」を金型内で同時に加工してしまいます。
これにより、難しいTig溶接ではなく、誰でも正確に固定できる「スポット溶接」への切り替えが可能になりました。
「次の工程の人が楽になるように、今の工程でひと工夫加える」。









金型から自社で設計・製作しているからこそできる、MATSUMURAならではの解決策です。

専門家として、地域のものづくりを支える

私たちは、曲げ、端末加工、そして炉中ろう付けまでを自社で行う「ワンストップソリューション」を提供しています。

今回の事例のように、一つの工程だけでなく、全体の流れを見渡して最適化を行うことが、結果としてお客様に「安心」をお届けすることに繋がると信じています。

これからも、地元・群馬の製造業を盛り上げる一助となれるよう、現場の知恵を形にし続けてまいります。

ありがたいご縁に感謝いたします。

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古川仁章
専門家

古川仁章(パイプ加工業)

株式会社MATSUMURA

自動車や建設機械、農機等に欠かせない金属パイプの加工に特化。切断、面取り、パイプと金具の多点・大量ろう付け「炉中ろう付け」などに対応し、水素炉によるステンレスのろう付け生産も可能。

古川仁章プロは上毛新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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