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めっき不良や歪みに悩んでいませんか?「無酸化ろう付け」が製造工程を変える理由

古川仁章

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テーマ:無酸化炉中ろう付け(炉中ろう付け)

モノづくり現場を支える皆さま、こんにちは。
株式会社MATSUMURAの古川 仁章です。

金属部品の接合において、古くから親しまれている「真鍮(しんちゅう)ろう付け」。
しかし、量産工程において「接合部の強度が安定しない」「後工程のめっきで不良が出る」「熱による製品の歪みが消えない」といった課題に直面することはありませんか?

今回は、それらの悩みを根本から解決する「無酸化炉中ろう付け(カッパーブレージング)」の技術的優位性について、専門家の視点でお話しします。




1. 「薬品」を使わないから、後工程が劇的にスムーズに


真鍮ろう付けでは、酸化を防ぐために「フラックス(薬品)」の使用が不可欠です。しかし、このフラックスが微細な隙間に残留すると、後の「めっき工程」で剥がれやシミ、腐食の原因になります。

弊社のカッパーブレージングは、還元雰囲気の炉内で行う「ノンフラックス」製法です。
熱と気体の力だけで表面をピカピカに洗浄しながら接合するため、炉から出てきた製品はそのままめっき工程へ回せるほど清浄。
「めっき不良ゼロ」を目指す現場にとって、これほど合理的な選択はありません。

2. 「残留応力」を解き放ち、寸法精度を高める


バーナーで局所的に加熱する手法は、金属内部に「残留応力(内なるひずみ)」を生じさせ、後の割れや歪みを引き起こします。

対して、カッパーブレージングは炉内で製品全体を均一に加熱し、管理されたプログラムでゆっくりと冷却します。
これは金属にとっての「ストレス解消(応力除去焼鈍)」の時間でもあります。
接合と同時に内部のひずみをリセットするため、製品全体の寸法安定性が飛躍的に向上します。









3. 「鉄」と「ステンレス」、それぞれに最適な「炎」を


接合の強度は、原子レベルでの「なじみ(拡散)」で決まります。鉄には鉄の、ステンレスにはステンレスの最適な温度と環境があります。

私たちMATSUMURAでは、「鉄用」と「ステンレス用」の連続炉をそれぞれ独立して保有しています。
材料特性に合わせた専用設備を使い分けることで、妥協のない強度と気密性を実現しています。




プロの視点:モノづくりは「後工程」への思いやり
製造工程を一つひとつの「点」で考えるのではなく、最終製品までの「線」で考える。
「接合できればいい」という段階から、「後工程を止めない、10年後も壊れない品質」へ。

もし、現在の接合工程で少しでも不安や手間を感じていらっしゃるなら、それは製品を「レベルアップ」させるチャンスかもしれません。
群馬の地で培った「現場叩き上げ」の知見をもって、貴社の課題解決を全力でサポートいたします。

技術的なご相談や、工法転換によるコストダウンのご提案など、いつでもお気軽にお声がけください。



ありがたいご縁に感謝いたします。

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古川仁章
専門家

古川仁章(パイプ加工業)

株式会社MATSUMURA

自動車や建設機械、農機等に欠かせない金属パイプの加工に特化。切断、面取り、パイプと金具の多点・大量ろう付け「炉中ろう付け」などに対応し、水素炉によるステンレスのろう付け生産も可能。

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