新聞掲載されました
2月12日、太田市新田商工会工業部会のTRY委員会が主催する視察研修に参加してまいりました 。
群馬を代表するトップ企業の現場を拝見し、改めて「自社ブランディング」の本質について深く考えさせられる一日となりました 。
伝統と進化が同居する「SUBARU 矢島工場」
最初に訪れたSUBARU 矢島工場では、1969年の稼働開始以来、日本のモータリゼーションを支えてきた歴史の重みを感じました 。
徹底した安全思想の源流:スバルの前身である中島飛行機の「航空機づくり」の精神が、現代の安全技術「オールアラウンドセーフティ」に脈々と受け継がれています 。
現場の柔軟な対応力:1本のラインで複数の車種を同時に組み立てる「混流生産方式」の現場では、約3万点にも及ぶ部品を正確に取り付ける高度な技術とシステムが両立していました 。
「なぜ、スバルは選ばれるのか」――その答えは、単なるスペックではなく、歴史に裏打ちされた「哲学」が現場の一挙手一投足にまで浸透しているからだと確信しました。
創造性を刺激する「プラス株式会社 前橋工場」
午後に伺ったプラス株式会社の「プラスランド」は、まさに「働きたくなる会社」を体現したような空間でした。
環境が人をつくる:緑豊かな敷地と調和したオフィスや工場は、働く人の創造性を引き出す工夫に満ちています。
楽しさと効率の両立:文具やオフィス家具といった、私たちの日常に寄り添う製品が生まれる現場には、効率化の中にも「仕事を楽しむ」というブランド価値が散りばめられていました。
ちょうど一年前、私が講師としてお伝えしたこと
実は今回の視察中、ちょうど一年前の出来事を思い出していました。
同じ新田商工会工業部会の「GET委員会」にて、私は『自社ブランディングのすすめ』~人が集まる、働きたくなる会社づくり~というテーマで講師を務めさせていただきました。
あの時、私は「ブランディングとは、外飾を整えることではなく、中にある『独自の価値』を磨き、正しく伝えることだ」とお話ししました。今回の視察で目にしたのは、まさにその実践の姿です。
SUBARUは、飛行機由来の「安全」という絶対的な信頼を。
プラスは、働く環境を豊かにする「創造性」という価値を。
両社とも、自社の強みを明確に定義し、それを工場という「現場」で見事に具現化していました。
「選ばれる会社」になるために
優れたブランドには、必ずその裏付けとなる「現場のこだわり」があります。
私たち中小企業も、規模の大小に関わらず「自分たちの会社は何のために存在し、誰にどんな価値を届けるのか」という原点を磨き続けることが、人材確保や信頼獲得の第一歩になります。
今回の視察で得た多くの刺激を糧に、私自身も「人が集まる、働きたくなる会社づくり」の支援により一層力を入れていく決意を新たにしました。
企画いただいたTRY委員会の皆さま、視察を受け入れてくださった企業の皆さま、本当にありがとうございました。
ありがたいご縁に感謝いたします。



