「英語を理解する時は日本語訳するな!」の意味
Ryoです!
前回、
「英語を理解するときに日本語訳はするな!」の意味
という記事の中で
このサイトトランスレーションという方法は
色々な書籍で取り上げられていますが、
少し説明不足な点があると思っています。
それは
「なぜそのような日本語訳になるのか」
という思考を育てる「行間の問い」についてです。
と書きました。
本日は英語をスムーズに理解していくために
必須の「英語を読み解く手順」について
まとめていきたいと思います!
英語の語順
まず、英語では
「どの順番に、どんな情報を置いていくか」が
決まっています。
語順の話をし始めると、
それだけで話が長くなってしまうので
かなり端折ってお伝えします。
最もよく出てくるパターンの一つとして
「誰が」「どうする」「何を」「どのように」「どこ」「いつ」
が挙げられます。
この情報の並び順に
徹底的に慣れていくことが
英語のリスニングを伸ばしていくコツです。
そのために、
「行間の問い」
という練習を行うことをお勧めします。
それは、次に来る情報を見て
「前の情報からどんな情報が引き出されているか」を
明示的に自問自答していく練習方法です。
ちょっと分かりにくいですね。
例えば、上の語順に沿って
こんな英語があったとしましょう。
I practice soccer very hard at school every day.
で、これを便宜上細かい意味の区切れ目で区切っていきます。
(本当はもう少し長くてもいいと思いますが)
I / practice / soccer/ very hard/ at school / every day.
これを理解していくときに、
上の語順を思い出しながら、次に来る情報を見て、
明示的に自問自答していきます。
自問自答する部分を【 】で記していきますね。
I / 私は【どうするの?】
→practice / 練習する【何を?】
→soccer / サッカーを【どのように?】
→very hard / とても一生懸命に【どこで?】
→at school / 学校で【いつ?】
→every day / 毎日
ポイントは、
【次に来る情報を確認してから問いを立てる】
という点です。
したがって、リスニングではなく
リーディングでの練習が必要なんですね。
慣れてきたら
少しずつ意味の区切れ目を長くしていったり、
後置修飾を伴った文で練習してみたりするといいかと思います。
これをやることで
単語の羅列でしか文が捉えられなかったのが
単語同士の意味の繋がりを理解しながら
正確に英文を理解できるようになります。
それも、英語の流れに逆らわずにです。
練習までに
前回の記事の英文でもやってみましょう。
今回はより自然に
頭の中で問いを立てているイメージで
【 】を補ってみようと思います!
I want to try on/ 試着してみたい
【へー、何を?】
a suit/スーツを
【へー、どんなスーツ?】
I saw/私がみた
【へー、どこで見たやつ?】
in a shop/ある店で
【へー、その店ってどこの?】
that’s across the street/向かいにある
【へー、なんの向かい?】
from the hotel/ホテルの
こうやって、一つ一つの情報を理解し、
より詳しい説明を求めるように問いを立てていくと
リスニングで次に流れてくるであろう情報が
予測できたりするようにもなります。
英語ができる人は自然とやっていますが、
英語が苦手だという人はこれができていない可能性があります。
長文読解でリスニングまで鍛えられてしまう
とてもお勧めの読解方法です。
ぜひ試してみてくださいね!
それでは!