家は、家族が安心して帰る場所であり、大切な命を守る器である。
30年間、現場で家を見続けてきたからこそ
伝えたい「住宅再生」
私は30年間、リフォーム会社の一担当者として、そしてマネージャーとして、数多くの住宅に携わってきました。
ひとりの担当者として、お客様のご要望を伺い、住まいの状況を見極め、より良いリフォームの形を提案してきました。
その後、マネージャーとして多くの案件に関わり、設計・施工・コスト・品質など、住まいづくり全体を見渡す立場も経験してきました。
長年、さまざまな住宅と向き合う中で感じてきたのは、古くなった家をすべて新しくすることだけが、住まいの正解ではないということです。
長い年月を経た住宅には、そこにしかない価値があります。
残すべきものを見極め、必要な部分に手を加える。
その家が持つ良さを活かしながら、これからの暮らしに合わせて整えていく。
私は現場で、そんな住まいづくりの大切さを学んできました。
独立後は、これまでの経験をもとに、設計・住宅性能・コストのバランスを考えた「住宅再生」に取り組んでいます。
住む人のこれからの暮らしを一緒に考え、今ある家の価値を見つけ直すこと。
それが、私が大切にしている仕事です。
築44年の団地を活かした住宅再生モデルハウス
住宅再生の考え方を形にしたものとして、築44年の団地を活用したモデルハウスがあります。
ここでは、すべてを壊して新しくするのではなく、既存の住まいが持つ魅力を残しながら、現代の暮らしに必要な性能を加えています。
残せる部分は残す。
改善すべき部分は改善する。
柱や床、建具など、年月を重ねたからこそ生まれる味わいを活かしながら、耐震性や断熱性を高め、これからも安心して暮らせる住まいへ整えています。
古い住宅には、古いからこその価値があります。
大切なのは、すべてを新しくすることではなく、その家に残された可能性を見つけること。
このモデルハウスを通じて、住宅再生という選択肢を多くの方に知っていただければと思っています。


