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「そんな衝撃で怪我するはずがない」と保険会社に言われたら

古田昌也

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「そんな衝撃で怪我するはずがない」と保険会社に言われたら

【岐阜の交通事故相談】CDR解析の「デルタV」で痛みの正当性を証明します

こんにちは。岐阜県岐阜市雪見町、県道岐阜各務原線(長良橋通り)からすぐの場所にある「フルタ自動車鈑金」代表の古田昌也です。

交通事故に遭われた方から、このような悲痛な相談を受けることが増えています。

「赤信号で停まっていたら後ろから追突された。首が痛くて病院に通っているのに、保険会社の担当者から『車の傷を見る限り、そんなに大きな衝撃ではなかったはずだ』と言われた」

「『これくらいの軽い事故なら、もう治っているはずだ』と、治療費の打ち切りを宣告された」

被害者の方は、実際に痛みや吐き気、めまいに苦しんでいるのに、加害者側の保険会社から「仮病扱い」や「過剰診療」であるかのような扱いを受けてしまう…。
これは「LVI(Low Velocity Impact:低速度衝突)」と呼ばれる事案でよく起きるトラブルです。

「車のバンパーが大して凹んでいないのだから、中の人間が怪我をするわけがない」
この保険会社の理屈は、果たして正しいのでしょうか?

答えは「NO」です。
車の見た目と、人体へのダメージは必ずしも比例しません。

今回は、板金塗装のプロであり、事故データを解析する「CDR認定テクニシャン」である私が、目に見えない衝撃を数値化する「デルタV(Delta-V)」という概念と、それを使ってあなたの痛みの根拠を証明する方法について解説します。

1. なぜ「見た目」だけで判断されてしまうのか?

近年の自動車は、衝突安全性能が飛躍的に向上しています。
特にバンパーなどの樹脂パーツは、復元力(弾性)が高く作られています。

例えば、時速10km程度で追突されたとします。
ドン!と大きな音がして、乗員は激しく揺さぶられます。
しかし、最近の高性能なバンパーは、一度グニャリとへこんで衝撃を受け止めた後、ポコッと元の形に戻ってしまうことがあるのです。

後日、保険会社のアジャスター(調査員)が車を見に来ます。
表面には少しの擦り傷がある程度。「バンパー交換までは必要ない、修理費5万円程度の軽微な損害」と査定されます。

すると、どうなるか。
「車が壊れていない=衝撃は軽微だった=怪我をするはずがない」
という三段論法で、人身事故としての扱いを渋ったり、早期の治療終了を迫ったりする根拠にされてしまうのです。

しかし、これは「車のダメージ」しか見ていない一方的な主張です。
車は硬い鉄や樹脂ですが、人間の首や神経は非常にデリケートです。車が無傷でも、乗員がむち打ち(外傷性頸部症候群)になることは、医学的にも物理学的にも十分にあり得ます。

2. 目に見えない衝撃を数値化する「CDR解析」

そこで重要になるのが、「CDR(クラッシュ・データ・リトリーバル)」による解析です。
事故を起こした(または遭った)車両のエアバッグ制御コンピュータ(ACM)には、「EDR(イベント・データ・レコーダー)」という記録装置が内蔵されています。

ここには、事故の瞬間の「車の挙動」が客観的な数値として刻まれています。

■ 衝突の5秒前から何km/hで走っていたか
■ ブレーキを踏んでいたか
■ そして、衝突によってどれくらいの衝撃(速度変化)を受けたか

この最後の「衝撃の大きさ」を示す数値こそが、今回のキーワードである「デルタV(Delta-V)」です。

3. 「デルタV」とは何か?痛みの証明書になる理由

デルタV(ΔV)とは、物理学用語で「速度変化量」のことです。
簡単に言えば、「衝突によって、車が一瞬でどれくらい加速(または減速)させられたか」を示す数値です。

例えば、あなたが停止中(0km/h)に後ろから追突され、その衝撃で車が一瞬で時速10kmまで押し出されたとします。
この時、あなたの車には「デルタV = 10km/h」の衝撃が加わったことになります。

なぜデルタVが重要なのか?

人間の頭部は、ボーリングの玉ほどの重さ(約5kg)があります。
予期せぬタイミングで車がドン!と前に押し出されると、重い頭だけがその場に残ろうとし、首が鞭(ムチ)のようにしなります。これが「むち打ち」のメカニズムです。

過去の多くの医学論文や工学実験によって、「デルタVが〇km/hを超えると、むち打ちの症状が出る可能性が高い」という閾値(しきいち)の研究が進んでいます。

もし、保険会社が「衝撃はなかった」と言ってきても、CDR解析の結果、「デルタV:8km/h」や「前後方向への最大加速度:3G」といったデータが出てくれば、どうでしょうか。

「見た目は軽傷に見えるが、内部データを見ると、人体に傷害を及ぼしうる十分な物理的エネルギーが加わっていた」
ということを、科学的な数値(エビデンス)として突きつけることができるのです。

4. 岐阜での解析事例:不利な状況をデータで覆す

実際に、私が担当した事例(特定を避けるため内容は一部変更しています)をご紹介します。

【事例】渋滞末尾での追突事故

依頼者は軽自動車に乗る女性。信号待ちで停止中に、普通車に追突されました。
加害者は「ブレーキを緩めただけで、コツンと当たっただけだ」と主張。
被害者の車のバンパーには、確かに目立つ凹みはありませんでした。
しかし、被害者は首の痛みと手の痺れを訴えていました。保険会社からは「その程度の事故で…」と冷ややかな対応をされていました。

【CDR解析の結果】

被害車両のデータを解析したところ、以下の事実が判明しました。

デルタV(速度変化):約12km/h
衝突検知時間:100ミリ秒以上

これは「コツン」というレベルではなく、「ガツン!」と相当な勢いで押し出されたことを示しています。
バンパー内部のエネルギー吸収材(アブソーバー)が限界まで潰れ、衝撃を吸収しきれずに車体全体へ波及していたのです。

この解析レポートを弁護士を通じて保険会社に提出。
「車両の外観損傷は軽微だが、人体への衝撃入力は医学的に傷害を否定できないレベルであった」ことが認められ、適切な治療期間と慰謝料が保証される結果となりました。

5. フルタ自動車鈑金だからできる「ダブルチェック」

CDR解析を行う調査会社は全国にいくつかありますが、私たちフルタ自動車鈑金の最大の強みは、「現役の板金塗装工場である」という点です。

データ解析(ソフトウェアの検証)だけでなく、実際にバンパーを外し、骨格部分に歪みが生じていないか、内部のパネルにシワが寄っていないかという実車検証(ハードウェアの検証)も同時に行えます。

CDRアナリストの目: デジタルデータで衝撃数値を算出
板金職人の目: 物理的な痕跡から衝撃の入力を特定

この「データ」と「現物」の両面からアプローチすることで、より精度の高い、反論の余地のないレポートを作成することが可能です。
この強みを生かし、岐阜県内の多くの弁護士の先生方からも技術提携や調査依頼をいただいています。

6. 泣き寝入りする前に、その「痛み」を相談してください

交通事故の被害者は、体だけでなく心も傷ついています。
そんな状態で、専門知識を持つ保険会社と対等に交渉するのは困難です。

「もう面倒だから、言われた通りに治療を終わらせよう…」
そう諦めてしまう前に、一度フルタ自動車鈑金にご相談ください。

あなたの車に残されたEDRデータは、あなたを守るための「ブラックボックス」です。
「痛みがあるのに信じてもらえない」
その悔しさを、CDR解析という科学の力で晴らし、正当な補償を受け取るお手伝いをさせていただきます。

もちろん、解析の結果、本当に衝撃が小さかったというケースもあります。
しかし、それも含めて「真実を知る」ことは、気持ちの整理をつけ、前を向くために必要なステップだと私は考えています。

CDR解析は、国産車(トヨタ、ホンダ、日産など)の多くや、輸入車に対応しています。
まずはお電話で、事故の状況をお聞かせください。

■お問い合わせ・店舗情報

フルタ自動車鈑金(ボッシュ認定CDRテクニシャン在籍店)
代表:古田 昌也

住所: 〒500-8136 岐阜県岐阜市雪見町1-5-17
(県道205号・長良橋通り「雪見町」交差点すぐ。Googleマップで「フルタ自動車鈑金」と検索してください)
電話番号: 058-246-1551
営業時間: 9:00〜18:00
定休日:  日曜・祝日(※年末年始・GW・お盆期間等は要確認)

**【対応エリア】**
岐阜市、各務原市、羽島郡(岐南町・笠松町)、関市、瑞穂市、山県市、本巣市、羽島市、大垣市など。


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古田昌也
専門家

古田昌也(整備士)

フルタ自動車鈑金 雪見店

高い技術で鈑金塗装修理を行うだけではなく、お客様の立場にたったサービスの提供を追及。職人気質な業界にサービス精神を取り入れ、お客様の役に立ちたいと考えている

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