今日は十三佛の説明をしたいと思います。
十三佛とは『十方三世』の仏様を代表する十三佛の仏様です。
十方三世に拡がる宇宙は、何処まで行っても果てがなく水平線や地平線もなく、ただある『十方』という方角に拡がる空間と『三世』という時間だけです。
十方… 北・北東・東・東南・南・南西・西・西北の八つの方角と上下の二つの方角
三世… 過去世・現在世・未来世
《死後への旅》
あの世で裁かれるという信仰は、五世紀前半の中国の道教によるものです。死者は死後七日毎にあの世で裁きを受け、七七日(四十九日)目に最後の裁きを受けてお浄土へ行けるかどうか?が決まり、この日を忌明けと言います。
死者自身の力だけでなく、十三佛の仏様に全てをお任せし、仏様のお力で救われ浄土へと導いてくださいます。 残されました御家族の方が七日毎の法要を行い、それぞれの十三体の仏様へ”故人を浄土まで宜しくお導き下さい”と一心に故人の冥福を祈る事により、故人の生前の罪悪を消去ることができ、最後の裁きを受ける時の手助けとなりますので、廻向をして頂きたいと思います。
この旅の末に来世の生まれ変わり先が決まると言われています。
三三回忌で弔い上げの後は戒名を過去帳や位牌に記入し菩提寺へ納め、その後の法要はご先祖と一緒に【お盆】などに行っていきます。
十三佛のお掛け軸は亡くなられた方のご法要(追善法要・翔月命日・年季法要)をされる際に必要な仏具となります。 また、十三佛は供養する側の私達をも守護して下さいます。
※浄土真宗・浄土宗は基本的に六字名号(南無阿弥陀)が一般的です。 十三仏が良い方は菩提寺へ相談しましょう。 十三仏を使用される場合はお釈迦様が中心の十三仏を選びましょう。
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