山口明美プロのご紹介
家庭犬のように大切に育てた犬を愛情あふれる飼い主に託したい(2/3)
飼い主と対面し、命の重みを伝えることもブリーダーの役割
山口さんは幼い頃から犬がいる環境で育ち、愛犬が亡くなり喪失感にかられます。
「小学3年生の時でした。あまりに悲しくて1週間学校に行くことができなかったんです。慌てた父が新しい犬を買ってきて、元気を取り戻しました」
飼っていたのはフレンチブルドックやパグのように、家の中で一緒に過ごせる犬たち。ある日、ブリーダーの元を訪れた時に「そんなに犬が好きならやってみないか」と勧められました。
「寝るときも犬が側にいる生活なので、犬舎で飼うことに寂しさを覚えました。複数頭の世話をすることで愛情が分散することも心配でしたね」と現職に就いた頃の葛藤を振り返ります。また、手塩にかけた犬を販売することをつらいと感じました。
「ちゃんと飼い主は見つかるのか気がかりでしたから、当方では大事にしてくれる飼い主さまに直接お渡しする方法にしています」
飼い主と対面し、犬種それぞれの特長や、どんな育て方をしないといけないかを分かりやすく説明。初めて犬を飼う人には、餌やりや排せつ物の処理、病気になることや旅行に行きにくくなることも細かく伝えます。
「『大丈夫、簡単に飼えますよ』と言うことはありません。暑い場所が苦手な犬を『外で飼うつもり』と話された方がいたので、やんわりとお断りしたこともあります。命の重みを理解していただくことで、飼った後のトラブルが起こりにくくなると思っています」
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