ご依頼者様の思いに寄り添いながら、遺品整理と生前整理をサポート（2/3）

「全て廃棄してください。」から2千万円相当のご遺品が！？

23歳で独立起業したときから、土木建築業一筋だった石山さんが遺品整理の仕事を始めたきっかけは、「時代に必要とされたから」といいます。会社創業時は、経験が少なかったことからなかなか仕事がうまくいかない時期もあったそうですが、とにかくがむしゃらに人の2倍も3倍も身体を使って働いたといいます。その甲斐もあり、土木建築の仕事も軌道に乗った頃に、新たな事業に挑戦することに。選んだのは便利屋サービス。核家族化やライフスタイルの変化とともに需要が高まり、多種多様な要望にも丁寧に応えてきました。
「便利屋の仕事の中で、亡くなった方の遺品を整理したり、不動産屋さんに部屋の片付けを依頼される機会が増えていき、その仕事内容が遺品整理だと気付きました。それならきちんと資格をとり、信頼に応えられるスキルを見に付けようと本格始動しました」。
遺品整理の作業の流れは、まず、遺品整理士の資格を持つスタッフが現場に足を運び、状況を確認して見積もりを提出します。基本料金には遺品の整理や分別、簡易清掃、廃棄物の運搬や処理費などが含まれ、部屋の間取りやご遺族の意向、作業日数などを考慮してご提案します。
「一番大切なことはご遺族の意向です。見積もりも納得いただいてから作業を開始するので、追加料金などは発生しません」。女性スタッフも在籍しているので、女性の方にも安心してご利用いただいております。
ご遺族が知らなかった貴重品が見つかることもあります。
「すべて廃棄してください。」とのご依頼でしたが、一つ一つ細かく整理を進めていくと、ご依頼者様も把握していなかった貴重品が複数発見されました。「その金額は二千万円近くにもおよび、ゴミとして処分していたら『気づかなかったかもしれない』と本当に感謝されたことを覚えています」。まさに知識と経験に裏付けられた、プロとしての仕事への意識や誠実さが実証されています。

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