広汎性発達障害で障害基礎年金2級が決定し総額1,346万円認定されたケース
相談者:女性(20歳代)
傷病名:統合失調症
決定した年金種類と等級:障害基礎年金2級
支給月から更新月までの総支給額:約630万円(年額78万円/遡及402万円)
・相談時の相談者様の状況
いわき市の相談会にお父様が娘さんの相談にいらっしゃいました。実は1年近く前に年金事務所へ相談し申請をしようとしていたが、投薬治療の副作用で体調が悪化して書類を揃える余裕がなかった。また、中学生の頃から症状が出ており、高校生の頃に受診した病院が廃院となっておりどう進めたらよいかもわからなくなっていた。
・相談から請求までのサポート
20歳当時と現在の診断書は作成して頂けることが確認出来、申請の鍵は初診日の証明と住所であった。自宅は原発事故からの避難地区に在り現在も避難生活をいわき市でおくっている状況でした。住所については住民票はそのままで「居所登録」を行いました。初診日については最初の病院は廃院となっていましたが、次に行った病院で紹介状も残っており「受診状況等証明書」を作成して頂けました。記載内容を確認し補足を加えたうえで初診日の証明とし2ヵ月程で提出することが出来ました。
・結果
決定までは4か月近くかかりましたが、20歳当時に遡って障害基礎年金2級と認定されました。入院歴もあり症状も重かったからか更新迄2年となりました。
【社労士から一言】
東日本大震災及び原発事故からの避難による方からの相談はいまだに絶えることがありません。病院の廃院や記録の紛失等もあり書類を揃えることで苦労も多いですが、お困りの方のサポートの為に全力を尽くしています。