お年賀とお歳暮の違いは?取引先への年始挨拶マナー完全ガイド
目次
年末年始の挨拶回り、自信を持ってできていますか?
「いつ伺えばいいんだろう?」
「何を持っていけばいいの?」
「渡すタイミングは?」
毎年のことなのに、意外と迷うのが挨拶回りのマナーです。
特に初めて担当する方は、不安も大きいでしょう。
今回は、年末年始の挨拶回りで失敗しないための、手土産マナーを完全解説します。
年末の挨拶回り、いつ行く?
ベストタイミングは12月20日前後
年末の挨拶回りは、12月15日〜12月28日が一般的です。
特に12月20日前後が最も適しています。
早すぎても「まだ年末じゃないのに」と思われ、遅すぎると相手が休暇に入っていたり、忙しい時期で迷惑になったりします。
避けるべき時期
12月29日以降
年末ギリギリは、相手も休暇モードに入っています。
できる限り避けましょう。
午前中の早い時間
朝一番は、会議や朝礼があることも。10時以降が無難です。
昼休み
ランチタイムは避けるのがマナーです。
終業間際
帰り支度をしている時間帯も、避けた方が良いでしょう。
事前連絡は必要?
初めて訪問する取引先
必ず事前に連絡を入れましょう。「年末のご挨拶に伺いたい」と日時を相談します。
毎年訪問している取引先
関係性にもよりますが、一言連絡を入れると丁寧です。「今年も例年通り、○日頃に挨拶に伺います」と伝えましょう。
手土産は何を持っていく?
定番の手土産
1. 名入れカレンダー
年末の挨拶回りの定番中の定番。1年間使ってもらえるので、宣伝効果も抜群です。
2. タオル
実用的で、誰にでも喜ばれます。品質の良いものを選びましょう。
3. お菓子
個包装の焼き菓子セットなど、日持ちするものが安心です。
4. その他ノベルティ
ボールペン、カレンダー以外の実用品(タンブラー、エコバッグなど)も人気です。
手土産選びのポイント
相手の会社の規模を考える
- 小規模オフィス:個別に配れるもの(お菓子、文房具)
- 大規模オフィス:共有できるもの(カレンダー、タオル)
持ち運びやすさ
一日に複数の取引先を回る場合、軽くてかさばらないものが便利です。
相手の業種に合わせる
食品を扱う会社にお菓子は避けるなど、配慮も必要です。
手土産の渡し方マナー
紙袋から出して渡す
基本ルール:
手土産は、紙袋や風呂敷から出して渡すのが正式なマナーです。
紙袋は「持ち運びのための袋」という位置づけ。相手に渡す際は、きちんと取り出しましょう。
手順:
- 相手の前で紙袋から取り出す
- 両手で持ち、正面を相手に向ける
- 一言添えて手渡す
渡すタイミング
挨拶の最初?最後?
正式には挨拶の最後、辞去する直前が正しいタイミングです。
ただし、冷蔵が必要なものや、大きな荷物の場合は、最初に「お預かりいただけますか」と渡すのもOKです。
渡す際の言葉
シンプルで丁寧な言葉を添えましょう。
例文:
- 「本年も大変お世話になりました。心ばかりの品ですが、お納めください」
- 「日頃の感謝の気持ちです。どうぞお受け取りください」
- 「つまらないものですが、よろしければお使いください」
- 「ささやかですが、皆様でお使いいただければ幸いです」
名刺交換のマナー
挨拶回りでは、名刺交換も重要です。
基本の流れ
- 訪問者から先に名刺を出す
- 両手で持ち、相手の胸の高さで渡す
- 相手の名刺は両手で受け取る
- すぐに名刺入れの上に置く
複数人いる場合
役職の高い人から順番に交換します。
わからない場合は、相手に「失礼ですが、お役職の順に…」と確認しましょう。
挨拶の言葉、何て言う?
年末の挨拶文例
シンプル版:
「本年は大変お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします」
丁寧版:
「本年は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。来年も変わらぬご支援のほど、よろしくお願い申し上げます」
カジュアル版(親しい取引先):
「今年も一年、ありがとうございました!来年もよろしくお願いします」
長居は禁物
挨拶回りは、長時間の訪問は避けましょう。
目安は5〜10分程度
用件を簡潔に伝え、長居しないのがマナーです。
相手も年末で忙しいことを忘れずに。
訪問時の服装
基本はビジネスフォーマル
年末の挨拶は、きちんとした服装で臨みましょう。
男性:
スーツ、ネクタイ着用。コートは建物に入る前に脱ぐ。
女性:
スーツまたはオフィスカジュアル。派手すぎない服装が無難です。
冬の注意点
コートは玄関前で:
建物に入る前に脱ぎ、たたんで手に持つのがマナーです。
マフラーや手袋も:
建物に入る前に外しましょう。
新年の挨拶回りは?
年始の挨拶回りについても、簡単に触れておきます。
タイミング
1月4日(仕事始め)〜1月10日頃
仕事始めの日は避け、数日落ち着いてからが良いでしょう。
手土産
年始も基本は年末と同じです。ただし、お菓子なら「新春らしさ」を感じるものも良いでしょう。
挨拶の言葉
「明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします」
トラブル回避のために
相手が不在だった場合
受付に預けるか、後日改めて訪問します。無理に渡そうとせず、柔軟に対応しましょう。
手土産を辞退された場合
企業によっては、贈答品を受け取らない方針のところもあります。
「承知いたしました」と素直に引き下がりましょう。
無理に渡すのは失礼です。
訪問禁止の企業も
最近は、営業訪問自体を制限している企業も増えています。
事前に確認し、NGなら電話やメールで挨拶を済ませましょう。
挨拶状を添えるとより丁寧
手土産と一緒に、挨拶状やメッセージカードを添えると、より丁寧な印象になります。
簡単なメッセージでOK:
「本年も大変お世話になりました。来年もよろしくお願い申し上げます。株式会社○○ 営業部 ○○」
手書きの一言があると、さらに心がこもります。
まとめ:心を込めた挨拶が、関係を深める
年末年始の挨拶回りは、1年の感謝を伝える大切な機会です。
マナーを守り、心を込めて挨拶すること。それが、来年以降の良好な関係につながります。
ポイントのおさらい
- 12月20日前後がベストタイミング
- 手土産は紙袋から出して渡す
- 簡潔な挨拶で、長居しない
- 服装はビジネスフォーマル
- 心を込めた言葉を添える
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