年末の社員表彰、記念品選びで失敗しないための完全ガイド
「今年も年末の社員表彰式が近づいてきた。記念品、何にしよう…」
毎年のことながら、記念品選びは頭を悩ませる作業です。
せっかく表彰するのだから、受賞者には心から喜んでもらいたい。
でも、実際には「もらったけど使い道がない」「正直、微妙だった」と思われているかもしれません。
実は調査によると、社内イベントでもらった景品が「好みではない」「使い道がない」と感じた経験がある人は、なんと81%にものぼるというデータがあります。
この記事では、本当に喜ばれる記念品の条件と、逆に避けるべきNG例を具体的に解説します。
なぜ記念品選びは難しいのか?
記念品選びが難しい理由は、主に3つあります。
①受け取る人の年齢・性別・ライフスタイルがバラバラ
20代の独身社員と、50代の子育てが終わった社員では、欲しいものがまったく違います。男女でも好みが分かれます。全員が喜ぶものを選ぶのは、実際にはかなり困難です。
②「特別感」と「実用性」の両立が求められる
「表彰の記念品」である以上、日常的すぎるものでは物足りない。
しかし、特別すぎて使えないものも困る。
このバランスが難しいのです。
③予算の制約がある
理想を言えば高級品を贈りたいところですが、現実には予算があります。
限られた予算の中で、
「安く見えない」
「価値を感じる」
ものを選ぶ必要があります。
「もらって嬉しい」記念品の5つの条件
では、実際にどんな記念品なら喜ばれるのでしょうか。調査や事例から見えてきた、5つの条件をご紹介します。
①実用性がある
日常生活や仕事で実際に使えるものは、満足度が高い傾向にあります。
飾るだけのトロフィーよりも、毎日使えるタンブラーやビジネスバッグの方が、長く記憶に残ります。使うたびに「表彰されたときのこと」を思い出してもらえるのも魅力です。
もらって嬉しい実用品の例
- 高品質なタンブラー・水筒
- ブランド筆記具
- モバイルバッテリー
- ビジネスバッグ・革小物
- 防災グッズセット
②「選択肢」がある
最も失敗が少ないのは、受け取る人が自分で選べる仕組みです。
カタログギフトや商品券なら、好みのミスマッチを防げます。デジタルギフトサービスを使えば、複数の選択肢の中から好きなものを選んでもらうこともできます。
選択肢を用意する方法
- カタログギフト(予算別にプランを用意)
- 商品券・ギフトカード
- 複数の記念品候補から選んでもらう
- デジタルギフトサービスの活用
③「普段は買わない」特別感がある
自分では買わないけど、もらったら嬉しいもの。
これが記念品の理想形です。
高級食材、体験型ギフト、ワンランク上のブランド品など、「ちょっと贅沢」なものを選ぶことで、表彰の特別感が伝わります。
特別感のある記念品の例
- ブランド和牛・高級海鮮
- 高級フルーツ
- 体験型ギフト(レストラン、スパ、アクティビティ)
- ハイブランドの小物
- 高級ホテルのディナー券
④家族と一緒に楽しめる
受賞者だけでなく、家族も喜ぶ記念品は、満足度が非常に高くなります。
表彰された社員を家族が「すごいね!」と褒めてくれる。
そんなシーンを想像できる記念品は、モチベーションアップにも効果的です。
家族と楽しめる記念品の例
- テーマパークのチケット
- 高級食材のギフト
- 家族で行けるレストラン券
- 旅行券
- 体験型アクティビティのチケット
⑤性別・年代を問わない
誰がもらっても使えるアイテムは、失敗のリスクが低くなります。
シンプルなデザイン、ベーシックなカラー、普遍的な機能性。こうした要素を持つアイテムを選べば、受け取る人を選びません。
年代・性別を問わないアイテムの例
- シンプルデザインのタンブラー
- ブラック・ネイビーなどの定番色の革小物
- カタログギフト
- 商品券
- お米やお茶などの食品ギフト
避けるべき!記念品のNG例5選
ここからは、実際に「もらって嬉しくない」と言われることが多い記念品のNG例をご紹介します。
NG①トロフィー・盾だけで実用品がない
「飾る場所に困る」「家族に自慢しにくい」という声が多数。
トロフィーや盾は表彰の象徴として悪くありませんが、それ「だけ」では物足りません。トロフィーを贈るなら、必ず実用的な副賞とセットにしましょう。
改善策
- トロフィー + カタログギフト
- 表彰状 + 実用品
- クリスタル盾 + 商品券
NG②使う人が限定されるアイテム
性別や趣味嗜好によって使えない人がいるものは避けましょう。
- 化粧ブラシ(女性限定)
- ゴルフ用品(ゴルフをする人限定)
- 電子タバコケース(喫煙者限定)
- お酒(飲めない人は困る)
複数名が受賞する場合、特定の人だけが「使えない」と感じてしまうのは避けたいものです。
改善策
受賞者の趣味や習慣が事前にわかっている場合は、個別に選ぶのもあり。わからない場合は、誰でも使える汎用性の高いアイテムを選びましょう。
NG③安っぽく見える品質
予算が限られていても、質感が安っぽいと表彰の価値まで下がって見えます。
たとえ高価でなくても、見た目や触り心地で「質が良い」と感じられるものを選びましょう。
100均で買えそうなアイテムは、どんなに実用的でもNGです。
改善策
- 個数を減らしてでも、一つあたりの質を上げる
- ブランド品や老舗メーカーの製品を選ぶ
- ラッピングや包装で高級感を演出する
NG④保存・保管が難しいもの
日持ちしない食品や、かさばる大型アイテムは避けましょう。
生鮮食品は当日持ち帰れない社員もいますし、大きな観葉植物は持ち帰りが大変です。
避けるべきアイテム
- 当日中に食べなければいけない生菓子
- かさばる大型の観葉植物
- 要冷蔵・要冷凍の食品(保存方法が難しい)
- 割れやすい陶器類
改善策
- 日持ちする食品を選ぶ
- 後日配送できるギフト券にする
- コンパクトで持ち帰りやすいサイズにする
NG⑤会社側の自己満足アイテム
「社名入り」「社章デザイン」など、会社ロゴが大きく入ったアイテム。
社内では使えても、プライベートでは使いにくい…というのが本音です。
特に、社名入りのTシャツやバッグは、正直なところ社外では着られません。
避けるべき
- 大きく社名が入ったTシャツ・バッグ
- 派手な社章デザインのアイテム
- 実用性のない記念品(使い道が不明瞭なもの)
改善策
- 社名を入れるなら、さりげなく小さく
- プライベートでも使えるデザインにする
- 名入れは受賞者の個人名にする
表彰の種類別:おすすめ記念品
最後に、表彰の種類ごとに最適な記念品をご紹介します。
永年勤続表彰(10年・20年・30年)
長年の感謝を形に残す、高級感のあるアイテムを。
- ブランド腕時計
- 高級革財布・名刺入れ
- カタログギフト(10,000円〜30,000円)
- 旅行券
- 高級食材セット
MVP賞・社長賞
最も功績の大きい表彰には、豪華な記念品を。
- 商品券・ギフトカード(20,000円〜30,000円)
- 高級レストランディナー券
- 宿泊券
- 体験型ギフト(クルーズ、アクティビティなど)
- カタログギフト(高額プラン)
新人賞・奨励賞
仕事で使える実用品で、今後の活躍を応援。
- ブランドボールペン・万年筆
- ビジネスリュック・バッグ
- モバイルバッテリー
- 書籍ギフトカード
- カタログギフト(3,000円〜5,000円)
目標達成賞・業績優秀者表彰
「また頑張ろう」と思える、嬉しい記念品を。
- 高級タンブラー・水筒
- グルメギフト(和牛、海鮮など)
- 体験型ギフト
- 家電製品
- カタログギフト(5,000円〜10,000円)
まとめ:記念品選びで最も大切なこと
記念品選びで失敗しないためには、「受け取る側の視点」で考えることが何より重要です。
もらって嬉しい記念品の条件は:
- ✓ 実用性がある
- ✓ 選択肢がある
- ✓ 特別感がある
- ✓ 家族と楽しめる
- ✓ 性別・年代を問わない
避けるべきNG例は:
- ✗ トロフィーだけ
- ✗ 使う人が限定される
- ✗ 安っぽい品質
- ✗ 保存・保管が難しい
- ✗ 会社の自己満足
迷ったときは、カタログギフトや商品券を選べば、まず失敗はしません。
受け取った本人が好きなものを選べるため、満足度が高い傾向にあります。
年末の社員表彰は、1年間の頑張りを讃える大切な機会です。
「もらって嬉しい」記念品を贈ることで、社員のモチベーションはさらに高まります。
この記事を参考に、今年は「本当に喜ばれる」記念品を選んでみてください。
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