勤続表彰の記念品、5年・10年・20年で何を贈る?
目次
年の瀬が迫るこの時期、多くの企業では年末の社員表彰式の準備が本格化しています。
人事担当者の皆さまにとって、最も頭を悩ませるのが「記念品選び」ではないでしょうか。
「予算内で、センスがいいと言われる記念品を選びたい」
「年代も性別もバラバラな社員に、みんなが喜ぶものって何だろう」
「去年と同じものは避けたいけど、何がいいのかわからない」
こうした悩みを抱えている方も多いはずです。
実は、記念品選びには押さえるべきポイントがあります。
このガイドでは、調査データをもとに、失敗しない記念品選びの方法を徹底解説します。
社員表彰の記念品、相場はいくら?
まず気になるのが予算です。
調査によると、社員表彰の記念品相場は一般的に3,000円〜30,000円で、表彰の種類によって金額が変動します。
表彰別の相場目安
新人賞・目標達成賞:3,000円〜10,000円
新入社員や若手の表彰では、比較的控えめな予算設定が一般的です。
永年勤続表彰:勤続年数によって変動
- 5年:5,000円〜10,000円
- 10年:10,000円〜20,000円
- 20年:20,000円〜30,000円
- 30年:30,000円以上
MVP賞・社長賞:10,000円〜30,000円
年間で最も優れた成果を上げた社員への表彰は、特別感を出すために予算も高めに設定されます。
予算を決める際のポイントは、毎年継続できる範囲で設定することです。
初年度に張り切って高額な記念品を贈ってしまうと、翌年以降のハードルが上がってしまいます。
記念品選びで失敗する3つのパターン
調査や事例から見えてきた、よくある失敗パターンをご紹介します。
失敗パターン①「使う人が限定されすぎる」
化粧ブラシや電子タバコケースなど、性別や習慣によって使えない人がいるアイテムは避けるべきです。
複数名が受賞する場合、特定の人だけが「使えない」と感じてしまうのは避けたいものです。
失敗パターン②「トロフィーや盾だけで終わる」
かつては定番だったトロフィーや盾ですが、近年は実用品を好む傾向が強まっています。
「飾る場所に困る」「家族に自慢しにくい」という声も。
トロフィーを贈る場合でも、実用的な副賞とセットにするのがおすすめです。
失敗パターン③「安っぽく見えてしまう」
予算が限られていても、質感やデザインが安っぽいと「表彰の価値」自体が下がって見えてしまいます。
数を減らしてでも、一つあたりの質を上げる方が満足度は高まります。
失敗しない記念品選び・5つのチェックポイント
①実用性があるか
日常生活や仕事で使えるアイテムは、満足度が高い傾向にあります。タンブラー、モバイルバッテリー、高級筆記具、ビジネスバッグなど、「もらって嬉しい、使って便利」なものを選びましょう。
②年代・性別を問わないか
20代から60代まで、男女問わず喜ばれるアイテムかどうかを確認しましょう。シンプルなデザイン、ベーシックなカラーのものが無難です。
③「特別感」があるか
普段自分では買わないような、ちょっと高級なアイテムがおすすめです。例えば、ブランドの革小物、高級食材のギフト、体験型のカタログギフトなどです。
④選択肢を用意できるか
最も失敗が少ないのはカタログギフトや商品券です。受け取った本人が好きなものを選べるため、好みのミスマッチを防げます。予算に応じたプランを用意できるのも魅力です。
⑤納期に間に合うか
年末表彰式は12月中旬〜下旬に集中します。名入れや特注品は最低でも1ヶ月前には発注が必要です。今から準備するなら、在庫のある既製品か、短納期対応の業者を選びましょう。
年代・性別を問わず喜ばれる記念品5選
実際に企業の表彰で人気の高いアイテムをご紹介します。
1. カタログギフト(予算別に選択可能)
相場:3,000円〜50,000円
最も失敗が少ない選択肢です。グルメ、雑貨、体験など幅広いジャンルから選べるため、年代・性別を問わず喜ばれます。デジタル版なら即日対応も可能です。
2. ブランド筆記具・革小物
相場:5,000円〜20,000円
名刺入れ、ペンケース、万年筆など、ビジネスシーンで使える上質なアイテムは永年勤続表彰に最適です。名入れをすることで特別感も演出できます。
3. 高性能タンブラー・水筒
相場:3,000円〜8,000円
実用性が高く、環境意識の高まりとともに人気が上昇しています。保温・保冷機能が優れたものなら、オフィスでもプライベートでも活躍します。
4. 商品券・旅行券
相場:3,000円〜30,000円
現金に近い使い勝手の良さで、「お金がもらえる」という特別感があります。MVP賞や社長賞など、特に功績の大きい表彰に向いています。
5. 高級食材ギフト
相場:5,000円〜15,000円
和牛、海鮮、フルーツなど、家族と一緒に楽しめる食品ギフトも人気です。「普段は買わない贅沢」を味わえるため、満足度が高い傾向にあります。
年末表彰の記念品、今から間に合わせるスケジュール
12月の表彰式に間に合わせるための逆算スケジュールです。
【11月中旬】今すぐやること
- 表彰対象者の人数確定
- 予算の最終確認
- 記念品の候補リストアップ
【11月下旬】
- 記念品の発注
- 名入れが必要な場合はデザイン確定
- のし・包装の手配
【12月上旬〜中旬】
- 記念品の納品確認
- 表彰式のリハーサル
- 当日の段取り最終確認
今が11月中旬なら、まだ間に合います。
ただし、名入れや特注品は難しくなるため、既製品から選ぶか、カタログギフトなど短納期対応のものを検討しましょう。
まとめ:記念品選びで大切なのは「もらう人の視点」
年末の社員表彰は、1年間の頑張りを讃える大切な機会です。記念品選びで失敗しないためには、以下のポイントを押さえましょう。
- ✓ 予算相場は3,000円〜30,000円、表彰の種類に応じて設定
- ✓ 実用性・年代性別を問わない・特別感の3つを重視
- ✓ 迷ったらカタログギフトや商品券が無難
- ✓ 納期に余裕を持って、遅くとも1ヶ月前には発注
記念品は、会社から社員への感謝の気持ちを形にするものです。
「これをもらって嬉しいか」という受け取る側の視点を忘れずに選べば、必ず喜ばれる記念品になるはずです。
JORIO(ジョリオ)では、名入れギフトのプロとして企業様の記念品選びをサポートしています。
予算や納期のご相談もお気軽にお問い合わせください。




