年末の社員表彰、記念品選びで失敗しないための完全ガイド

星野貴郎

星野貴郎

テーマ:社員表彰

社員表彰


年の瀬が迫るこの時期、多くの企業では年末の社員表彰式の準備が本格化しています。
人事担当者の皆さまにとって、最も頭を悩ませるのが「記念品選び」ではないでしょうか。
「予算内で、センスがいいと言われる記念品を選びたい」
「年代も性別もバラバラな社員に、みんなが喜ぶものって何だろう」
「去年と同じものは避けたいけど、何がいいのかわからない」
こうした悩みを抱えている方も多いはずです。
実は、記念品選びには押さえるべきポイントがあります。
このガイドでは、調査データをもとに、失敗しない記念品選びの方法を徹底解説します。

社員表彰の記念品、相場はいくら?


まず気になるのが予算です。
調査によると、社員表彰の記念品相場は一般的に3,000円〜30,000円で、表彰の種類によって金額が変動します。

表彰別の相場目安


新人賞・目標達成賞:3,000円〜10,000円


新入社員や若手の表彰では、比較的控えめな予算設定が一般的です。

永年勤続表彰:勤続年数によって変動


  • 5年:5,000円〜10,000円
  • 10年:10,000円〜20,000円
  • 20年:20,000円〜30,000円
  • 30年:30,000円以上


MVP賞・社長賞:10,000円〜30,000円


年間で最も優れた成果を上げた社員への表彰は、特別感を出すために予算も高めに設定されます。

予算を決める際のポイントは、毎年継続できる範囲で設定することです。

初年度に張り切って高額な記念品を贈ってしまうと、翌年以降のハードルが上がってしまいます。

記念品選びで失敗する3つのパターン


調査や事例から見えてきた、よくある失敗パターンをご紹介します。

失敗パターン①「使う人が限定されすぎる」


化粧ブラシや電子タバコケースなど、性別や習慣によって使えない人がいるアイテムは避けるべきです。
複数名が受賞する場合、特定の人だけが「使えない」と感じてしまうのは避けたいものです。

失敗パターン②「トロフィーや盾だけで終わる」


かつては定番だったトロフィーや盾ですが、近年は実用品を好む傾向が強まっています。
「飾る場所に困る」「家族に自慢しにくい」という声も。
トロフィーを贈る場合でも、実用的な副賞とセットにするのがおすすめです。

失敗パターン③「安っぽく見えてしまう」


予算が限られていても、質感やデザインが安っぽいと「表彰の価値」自体が下がって見えてしまいます。
数を減らしてでも、一つあたりの質を上げる方が満足度は高まります。

失敗しない記念品選び・5つのチェックポイント


①実用性があるか


日常生活や仕事で使えるアイテムは、満足度が高い傾向にあります。タンブラー、モバイルバッテリー、高級筆記具、ビジネスバッグなど、「もらって嬉しい、使って便利」なものを選びましょう。

②年代・性別を問わないか


20代から60代まで、男女問わず喜ばれるアイテムかどうかを確認しましょう。シンプルなデザイン、ベーシックなカラーのものが無難です。

③「特別感」があるか


普段自分では買わないような、ちょっと高級なアイテムがおすすめです。例えば、ブランドの革小物、高級食材のギフト、体験型のカタログギフトなどです。

④選択肢を用意できるか


最も失敗が少ないのはカタログギフトや商品券です。受け取った本人が好きなものを選べるため、好みのミスマッチを防げます。予算に応じたプランを用意できるのも魅力です。

⑤納期に間に合うか


年末表彰式は12月中旬〜下旬に集中します。名入れや特注品は最低でも1ヶ月前には発注が必要です。今から準備するなら、在庫のある既製品か、短納期対応の業者を選びましょう。

年代・性別を問わず喜ばれる記念品5選


実際に企業の表彰で人気の高いアイテムをご紹介します。

1. カタログギフト(予算別に選択可能)


相場:3,000円〜50,000円
最も失敗が少ない選択肢です。グルメ、雑貨、体験など幅広いジャンルから選べるため、年代・性別を問わず喜ばれます。デジタル版なら即日対応も可能です。

2. ブランド筆記具・革小物


相場:5,000円〜20,000円
名刺入れ、ペンケース、万年筆など、ビジネスシーンで使える上質なアイテムは永年勤続表彰に最適です。名入れをすることで特別感も演出できます。

3. 高性能タンブラー・水筒


相場:3,000円〜8,000円
実用性が高く、環境意識の高まりとともに人気が上昇しています。保温・保冷機能が優れたものなら、オフィスでもプライベートでも活躍します。

4. 商品券・旅行券


相場:3,000円〜30,000円
現金に近い使い勝手の良さで、「お金がもらえる」という特別感があります。MVP賞や社長賞など、特に功績の大きい表彰に向いています。

5. 高級食材ギフト


相場:5,000円〜15,000円
和牛、海鮮、フルーツなど、家族と一緒に楽しめる食品ギフトも人気です。「普段は買わない贅沢」を味わえるため、満足度が高い傾向にあります。

年末表彰の記念品、今から間に合わせるスケジュール


12月の表彰式に間に合わせるための逆算スケジュールです。

【11月中旬】今すぐやること


  • 表彰対象者の人数確定
  • 予算の最終確認
  • 記念品の候補リストアップ


【11月下旬】


  • 記念品の発注
  • 名入れが必要な場合はデザイン確定
  • のし・包装の手配


【12月上旬〜中旬】


  • 記念品の納品確認
  • 表彰式のリハーサル
  • 当日の段取り最終確認


今が11月中旬なら、まだ間に合います。
ただし、名入れや特注品は難しくなるため、既製品から選ぶか、カタログギフトなど短納期対応のものを検討しましょう。

まとめ:記念品選びで大切なのは「もらう人の視点」


年末の社員表彰は、1年間の頑張りを讃える大切な機会です。記念品選びで失敗しないためには、以下のポイントを押さえましょう。

  • ✓ 予算相場は3,000円〜30,000円、表彰の種類に応じて設定
  • ✓ 実用性・年代性別を問わない・特別感の3つを重視
  • ✓ 迷ったらカタログギフトや商品券が無難
  • ✓ 納期に余裕を持って、遅くとも1ヶ月前には発注



記念品は、会社から社員への感謝の気持ちを形にするものです。
「これをもらって嬉しいか」という受け取る側の視点を忘れずに選べば、必ず喜ばれる記念品になるはずです。

JORIO(ジョリオ)では、名入れギフトのプロとして企業様の記念品選びをサポートしています。
予算や納期のご相談もお気軽にお問い合わせください。

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Mybestpro Members

星野貴郎
専門家

星野貴郎(名入れギフトの加工販売業)

株式会社ジョリオ JORIO Co., Ltd.

贈る喜び、受け取る喜び、お返しする喜びを繋げ、人と社会の関係構築に貢献する。赤ちゃんと同寸の神社仏閣御用材で作る「お身丈命名書」の販売。7月10日「名入れギフトの日」制定など文化活動に尽力。

星野貴郎プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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