昭和→平成→令和。企業ノベルティの変遷を振り返る
目次
「ノベルティと販促品って、何が違うの?」
仕事で使う言葉なのに、意外と曖昧なまま使っていませんか?
実は、この2つには明確な違いがあります。
今回は、ノベルティと販促品の違いを分かりやすく解説します。
目的に応じて使い分けることで、より効果的なプロモーションができるようになりますよ。
ノベルティとは?
ノベルティとは、企業が自社の認知度向上やイメージアップのために、無料で配布する記念品のことです。
ノベルティの特徴
1. 無料で配る
購入や契約の条件なしに、無償で提供されます。
2. 企業名やロゴが入っている
ほとんどの場合、企業名やロゴマークが印刷されています。これによって、使うたびに企業を思い出してもらえます。
3. 長期的な宣伝効果を狙う
すぐに売上につなげるのではなく、企業の認知度を高めたり、好感度を上げたりすることが目的です。
4. 実用的なアイテムが多い
ボールペン、カレンダー、エコバッグなど、日常で使えるものが選ばれます。
ノベルティの具体例
- 企業の周年記念で配るタオル
- 展示会で配るボールペン
- 年末の挨拶で配るカレンダー
- 新規開店記念のエコバッグ
ノベルティの目的
- 企業名を覚えてもらう
- 企業イメージを向上させる
- 顧客や取引先との関係を深める
- 感謝の気持ちを伝える
販促品とは?
販促品とは、販売促進を目的として配布する商品のことです。「販促」は「販売促進」の略です。
販促品の特徴
1. 購入や契約の条件がある
「○○円以上お買い上げの方にプレゼント」など、何らかの条件が付くことが多いです。
2. 短期的な売上増加を狙う
「今買おう」と思わせることが目的。即効性を重視します。
3. キャンペーンと連動することが多い
期間限定セールや新商品発売時などに使われます。
4. 企業名が入っていないこともある
必ずしも名入れされているわけではありません。
販促品の具体例
- 「3,000円以上購入でもらえるオリジナルトートバッグ」
- 「新規契約者全員にプレゼントするタンブラー」
- 「キャンペーン期間中の来店者に配るお菓子」
- 「アンケート回答者へのギフトカード」
販促品の目的
- 商品の購入を促す
- 来店数を増やす
- 新規顧客を獲得する
- リピーターを増やす
ノベルティと販促品の違い、一覧表で確認
わかりやすく表にまとめました。
| 項目 | ノベルティ | 販促品 |
|---|---|---|
| 配布条件 | 無条件で配る | 購入・契約などの条件付き |
| 主な目的 | 認知度向上、イメージアップ | 売上増加、購入促進 |
| 効果が出る期間 | 長期的 | 短期的 |
| 名入れ | ほぼ必須 | 任意 |
| 配布タイミング | 周年記念、年末挨拶など | セール、キャンペーン時など |
| 予算の考え方 | 広告宣伝費 | 販売促進費 |
プレミアムとは?
実は、もう1つ関連する言葉があります。それが「プレミアム」です。
プレミアムとは、商品に付属する特典やおまけのこと。販促品の一種ですが、より直接的に商品と結びついています。
プレミアムの例
- お菓子に付いているおもちゃ
- 雑誌の付録
- ファストフードのおもちゃ
- 化粧品の限定ポーチ
子どもの頃、お菓子のおまけが欲しくて買ってもらった経験、ありませんか?それがプレミアムです。
目的に合わせた使い分けが大切
ノベルティと販促品、どちらが良いというわけではありません。目的に応じて使い分けることが大切です。
ノベルティを選ぶべきケース
こんな時に
- 企業の周年記念
- 年末年始の挨拶
- 展示会やイベントでの配布
- 従業員への記念品
- 新規開店の記念
目指す効果
- 長期的な企業認知度アップ
- ブランドイメージの向上
- 関係性の強化
販促品を選ぶべきケース
こんな時に
- 期間限定セール
- 新商品発売キャンペーン
- 来店促進イベント
- 会員登録キャンペーン
- 購入金額アップ施策
目指す効果
- 短期的な売上増加
- 新規顧客獲得
- リピート率向上
年末年始はノベルティの季節
年末年始に配布するギフトは、ほとんどの場合「ノベルティ」に分類されます。
なぜなら
- 無条件で配布する
- 感謝を伝えることが目的
- 企業名を入れて配る
- 長期的な関係維持を狙う
これらの条件に当てはまるからです。
カレンダー、タオル、ボールペンなど、年末に配られる定番アイテムは、まさにノベルティの代表格です。
税務上の扱いも違う
実務的な話になりますが、税務上の扱いも異なります。
ノベルティ: 広告宣伝費として計上されることが多い
販促品: 販売促進費として計上されることが多い
どちらも経費として認められますが、分類が違います。経理担当の方は、この違いを理解しておくと役立つかもしれません。
言葉の使い方、気をつけよう
日常会話では、厳密に使い分けられていないこともあります。
「販促品として配る」と言いながら、実際にはノベルティのことを指している場合もあります。
ただ、正確に理解しておくことで、打ち合わせや発注時の誤解を防げます。
特に業者さんとのやり取りでは、正しい用語を使うことが大切です。
まとめ:目的を明確にすることが第一歩
ノベルティと販促品の違い、おわかりいただけたでしょうか?
ノベルティ = 認知度アップ、
関係強化のために無料で配る販促品 = 売上促進のために条件付きで配る
この違いを理解した上で、「何のために配るのか」を明確にすることが、効果的な活用への第一歩です。
年末の挨拶、企業の記念行事、感謝の気持ちを伝えたい。 そんな時は、ノベルティの出番です。
名入れギフトJORIOは、企業のノベルティ製作をサポートしています。目的に合わせた最適なアイテムをご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。
正しく理解して、効果的に活用しましょう!




