小さな企業こそ始めるべき、社内コミュニケーションSWAGのすすめ
「ノベルティ」と「SWAG」はどう違うのか?
近年、海外企業を中心に広がっている“SWAG”という言葉をご存じでしょうか?
SWAGとは「Stuff We All Get(みんながもらうもの)」の略ですが、単なるおまけや販促品とは少し違います。
従来のノベルティが「配布を目的とした消耗品」であるのに対し、SWAGは「企業の世界観を体験できるデザイン性・品質を備えたアイテム」を指します。つまり、企業ブランディングや社員エンゲージメントを高めるための「文化的なツール」として位置づけられているのです。
なぜ今、企業がSWAGに注目しているのか
SNSや採用活動など、企業が“印象”を可視化される時代。
「おしゃれでセンスのある企業」かどうかは、製品やサービスだけでなく、社内外の発信にも現れます。
そこで注目されているのが、ロゴ入りパーカー、タンブラー、トートバッグなどの“SWAG”です。たとえば、テック企業が社員全員に統一デザインのボトルを支給すれば、チームの一体感を醸成できるだけでなく、SNS投稿を通じて自然とブランドの印象を広めることもできます。
一つひとつのアイテムが「企業のストーリーを語る媒体」として機能するのです。
社員にも、顧客にも“体験価値”を届けるSWAGが優れているのは‥
受け取った人が“使いたくなる”という点です。
例えば、デスクに置いてもおしゃれなデザインや、日常で活躍する機能性。
「もらって終わり」ではなく、「使うことで企業を思い出す」という心理的な接点をつくります。特にリモートワークが進んだ今、社員が物理的に離れていても「同じアイテムを持っている」という共通体験が、チーム文化を支える一要素になっています。
顧客に対しても、センスあるノベルティ=SWAGは「信頼できる企業」という印象を強めます。
日本企業でも広がる兆し
日本でもIT企業を中心に、SWAGを導入する動きが出ています。
新入社員へのウェルカムキット、展示会でのブランドPR、周年記念の社員ギフトなど、使い方はさまざま。
特に中小企業では、「価格を抑えつつデザイン性を重視した小ロット名入れアイテム」のニーズが高まっています。こうした背景から、名入れギフト業界でも“SWAG文化”を取り入れる動きが活発になっており、これからの企業ブランディングに欠かせない存在になりつつあります。
SWAGは「企業の世界観を伝えるギフト」
これまでのノベルティが「配るためのもの」だったのに対し、SWAGは「想いを届けるもの」へと進化しています。
企業が自分たちらしさを表現し、社員や顧客との関係を深めるための“カルチャーツール”。
次回は、そんなSWAGに「名入れ」を組み合わせることで、どのようにブランド戦略に差をつけられるのかを詳しく解説します。




