自然派のあなたに送る、建築士が大切にしている感覚の話

今回初めて雨期のバリ島を訪れました。
これまではすべて乾期のバリ島で西海岸スミニャックのビーチはいつも綺麗な印象でした。
しかし雨期は風向きが逆になり、陸から海へではなく、海から陸へと風が吹きます。
その影響で、スミニャックのビーチには大量のプラスチックごみが打ち上げられていました。
正直、想像以上の光景でした。 
自然の力によって集まってきたものとはいえ、それらはすべて人の手によって生み出されたものです。
波打ち際に広がるごみを前にして
環境と人の営みが無関係ではいられないことを、あらためて突きつけられたように感じました。
バリ島では『sungaidesign』という会社がこうしたプラスチックごみを回収し
ベンチや椅子などの家具に再生しています。
単なるリサイクルではなく、新しい価値を生み出す取り組みだと感じます。
建築に関わる立場として、使う素材についてこれまで以上に意識しなければならないと強く思いました。
すぐに結果が出るわけではありません。
けれど、建築を通して何ができるのか、どんな選択ができるのか。
バリ島での経験は、その問いを考え続けるきっかけになっています。



