はじめての家づくり、相談するときに準備しておくと良い3つのこと
心がゆるむ瞬間は、人それぞれ違います。
その小さな“気持ちよさ”を大切にすることから、家づくりは始まります。
家づくりの相談を受けていると、
「全部きちんと決めておかないといけないのでは…」
と身構えてしまう方も少なくありません。
でも私は、
少し“余白”がある家のほうが、暮らしは豊かになる
と感じています。
朝、自然と光が集まる場所でコーヒーを飲んでいたり、
風がそっと抜ける場所で本を開いてみたり。
そんな、特別じゃないけれど心がふっとゆるむ瞬間があります。
それは、計画段階ではまだはっきり見えない、
暮らしの中で出会う“気持ちのいい場所”です。
その心地よさは、家族それぞれで違います。
・光が入る場所が好きな人
・景色の抜けに安心する人
・こもれる小さなスペースが落ち着く人
だから私は、設計の段階で
“つくりこみすぎない余白”を少しだけ残すようにしています。
暮らしながら自然と「ここが気持ちいいな」と感じる場所が、
ゆっくり育っていけるように。
家は完成した瞬間がゴールではなく、
住む人の時間とともに、少しずつ馴染んでいくもの
だと思っています。
暮らしのどこかに“心がほどける場所”があると、
その家はぐっと自分らしい場所になっていきます。
あなたが大切にしたい時間や、
何気なく心地よいと感じる瞬間を丁寧に伺いながら、
その余白を生かした家づくりを
これからもお手伝いできたら嬉しく思います。



